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災害用トイレのお話

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの おりく(♂)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!

1月1日に発生した能登半島地震。
被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。

1月29日現在で能登地方で約4万戸余が断水になっているということです。
2021年10月の六十谷水道管崩落による、大規模な断水からも思い出される断水になることでさまざまな影響。
今回は特に災害時のトイレ問題にフォーカスしたお話をしていきたいと思います。

断水が起きることにより、水が流せないため自宅や避難所のトイレが使えないことはもちろんのこと、仮設トイレでの衛生面の悪さからトイレを我慢、水の接種を控え体調を崩したり、ストレスの原因となったりする危険性があるとのことです。
仮設トイレは特に多くの人が利用するため、し尿がたまりすぐに汚くなってしまいます。

最新の災害用トイレ

断水が続くことにより、トイレの問題はどんどん大きくなります。
そのため、全国の自治体や会社がトイレ問題を解決すべく動いているとのニュースがあります。
福岡県うきは市の防災道の駅「うきは」の防災用コンテナ型トイレや株式会社 三協が横浜市に寄贈し石川県輪島市に派遣された災害用トイレトレーラーがその例です。
防災用コンテナ型トイレは「浄化処理システムを備えており、運用時に給水を行なえば水洗用の水(上下水道配管・接続)は不要」「太陽光発電やバッテリーを用いた電源機能も有しており、完全自己処理型としての機能を持っている。」というトイレ。
災害用トイレトレーラーは「水洗の洋式トイレ3基(うち1基はバリアフリー仕様)を備え、バリアフリー仕様の1基はスペースも広く親子一緒に利用可能で、昇降機も付いています。太陽光パネルや給俳水タンクを搭載しており、電気や上下水道の復旧が難航する被災地で被災者の方を支援します。」という特徴があるトイレです。

引用:レスポンス『「道の駅」防災用コンテナ型トイレ、福岡県うきは市から派遣…能登半島地震』

株式会社 三協『能登半島地震の被災地に災害用トイレトレーラーが派遣されました』

私たちに準備できる災害用トイレ

それでは私たちが事前に準備できる災害用トイレはどういったものでしょうか。
簡易的に使えるものであれば、携帯トイレ、簡易トイレと呼ばれる持ち運びしやすいかたちのトイレでしょう。
簡易トイレは便座だけのものや、やや大きく電力を必要とするものもありますので、確実に用を足すことができる製品を揃えたい場合は携帯トイレで調べてみるのが良いでしょう。
携帯トイレでも、尿凝固剤や給水シートなどで水分を吸いとるタイプや性能の高い防臭袋で臭いを抑えるタイプ、断水や排水不可となった洋式便器等に設置して使用するタイプや局部にあてがうことで設置する必要のないタイプなどさまざまな製品があります。
過去の大震災時から、地震が起きてから水道が復旧するまでに約1か月とのこと。
人間の1日のトイレ回数が約6回ですので、それに家族の人数分をかけると十分な量の携帯トイレの個数になります。
(家族4人だと30日×6回×4人=720個)
充分な量を蓄えるのは難しいですが、大容量のセットもありますので、備えられる家庭は備えておくといざという時に助かるかもしれません。

腐葉土などを用いて排泄物を分解することで処理、さらには肥料として利用もできるようにするコンポストトイレ(バイオトイレ)などさまざまな種類のトイレがあります。
災害用として使えるかどうかを各自が判断して、揃えておく余裕のある方は選択肢に入れてみてもよいかもしれません。

日本トイレ研究所さんの「災害用トイレガイド」には災害用トイレに関するさまざまな情報や、商品情報など掲載されていますので、ぜひ一度読んでみてください。

今回私はShade&Ropeというブランドの携帯ミニトイレ 3個入りという商品を購入し、防災バッグに入れておくことにしました。
当然1か月耐えるだけの量ではありませんが、防災バッグにはたくさん入りませんのでとりあえずの用意です。

便座が必要ないタイプの携帯トイレ

今回調べていると断水が長期化するとトイレに関する問題が表面化してくることを再確認しました。
普段からしっかりと災害に備えることを大切に。
また、能登半島地震の被害を受けた地域が一刻も早く復旧・復興するため、何かできることはないか、考えたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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担当:越中

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