見出し画像

直近の日経新聞から「技能実習生は速やかに廃止を」

毎日、暑いですね。

東京五輪も、いよいよ陸上競技が始まりました。

さて。

24節気では「大暑」です。
7月23日から「大暑」となり、
8月8日にはもう「立秋」です。
大暑 (たいしょ) 7/23頃
六月中 (水無月:みなづき)
太陽視黄経 120 度
暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)
最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。
夏の土用の時期。
学校は夏休みに入り、
空には雲の峰が高々とそびえるようになる。(こよみのページ)
・・・・・・・・・・・・・・
大暑の頃は、梅雨明けすぐの時期で
梅雨明けから10日間は
1年のうちで一番晴れが続く日だそうです。
夏真っ盛りですね。
そして今度の8月8日には立秋を迎えます。
暦の上ではもう秋が来るわけですね。
本日は月曜日ですので、
直近、日経新聞のニュースを解説します。
毎週月曜日は、食品、外食、特定技能、技能実習、留学生関係の話題を
解説しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「技能実習は速やかに廃止を」(日経7月26日社説)
「人出不足を補うため海外から人財を受け入れるだけ受入
劣悪な労働環境は放置というのでは無責任のそしりを免れない。
外国人技能実習制度のことだ。
いっこうに改善がみられないこの制度はすでに行き詰っている。
速やかに廃止し、外国人財の受入れ体制を立て直すべきだ。
(中略)
国際貢献の名のもとに、
実習生を安い労働力と捉える建前と
本音の使い分けは、もはや限界だ。
世界からも技能実習制度は人権侵害の問題があるとして
批判されている。
19年に新たな外国人財の受け皿として設けられた
特定技能制度に一本化すべきだ。」
★技能実習生は現代の奴隷制度だと言われています。
実習生とは研修生の事。日本に学びに来ている学生です。(留学生ではない)
これを安い労働力と考えて、農業や漁業、工事現場や工場などで
働かせているのが現状です。
学ばせているのではありませんね。
中にはパスポート取り上げて
残業時間なし、重労働ばかりさせられる、
土日出勤など劣悪な労働を強いられている実習生も多いです。
東南アジアの実習生は、闇が深いですね。
実習生は、日本の深刻な労働力不足により
年々増加傾向にあり、
20年末はコロナ災禍で前年末より減ったものの
15年末の約2倍。
37万8000人が働いています。
大手企業に「カイゼン」と言う名の
下請けいじめをされている零細、中小企業は、
労働生産性が低く
技能実習生が来ないと倒産する企業も少なくありません。
これからは、技能で働き人間として日本で滞在できます。
違法な長労働時間や賃金不払いも今のところはありません。
実習生は19年だけで労働関係法令違反が
6796事業所で見つかっています。
私も、技能実習制度は日本の恥。
特定技能に一本化すべきだと考えます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●留学生受け入れ厳格に
加藤官房長官は20日の記者会見で、
海外からの留学生や研究者の受け入れる際の
審査を厳格にしたと明らかにした。
軍事に転用できる技術を
防ぐ狙い。
★2019年4月より、留学生への審査は厳しくなっています。
2019年4月は、特定技能制度が始まった時期。
留学生も、働くことを目標に日本に来る学生も多く、
酒田短大や日本福祉大事件のような
実態のない留学も多く散見されます。
今回の政府見解は、米中の情報戦争を受けての発言。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●英イングランドで19日から、
新型コロナウイルス流行に伴う法的規制の大半が解除された。
集会やイベントの参加人数制限が撤廃されるほか、
ナイトクラブも営業を再開した。
また、パブやレストランでの屋内の座席制限もなくなった。
★ワクチン接種が進み死者や重症者が減り
英国政府はウィルスとの共生戦略を進めています。
足元では、英国では1日5万人の感染者が超えています。
(日本は7月31日現在で、12338人)
夏場には感染者数が10万人から20万人を超える、
という試算もあります。
ただし7月17日時点の死者は41人と
当時ほどは増えていない、というのが解除の要因だそうです。
(日本の新型コロナの死者は7月31日で9名)
ちなみに英国では、新型コロナによる1日の感染者数は
1月のピーク時で、なんと6万人。
死者は1日で1820人に至っていました。
だからロックダウンしていたんです。
それに比べて日本は優秀ですね。
優秀ではないのは、医療体制の構築でしょうか。
日本は民間病院が7割。海外は公共の病院が7割、
と経営母体は違いますが、緊急事態下における
入院可能病院体制には問題がありますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは、今週もはじまりました。
明るく元気に前向きに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?