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アレ子には病院選びという感覚が大切でした。アレルギー科と記載のところに行けばいいってもんでもなかった現実と後悔(反省)のキロク

結果的に効果が感じられない薬を3か月弱ほど飲み続けてしまった原因は自分。もっと早く日本アレルギー学会が認める専門医という制度を知っていればよかった。今感じている当時の反省ポイントをまとめます。何かの参考になればと思います。※アレ子の大人で発症した食物アレルギーのさわりの記事はこちら

反省ポイント①近くて便利‼夜間も土曜も診療OK~に吸い込まれた。『だってアレルギー科って書いてあるから』アレルギー診れる先生がいるってことでしょう

アレ子はIT企業に勤めているので、会社の近くでできれば夜遅くまでやっていて、仕事終わりに駆け付けられる近くの通いやすく便利な病院を探しました。(ここがまず安易でした。でもそこが一番の基準だったんだよな~どうしても仕事一番って頭でした。これは自分をその後も苦しめました)

そこは会社の最寄駅から徒歩5分少々(会社からいっても徒歩15分圏内)のビルの一角に入る小さなクリニック。看板にはアレルギー科・皮膚科(←これ重要でした。結局は皮膚疾患がメインの先生ってことでした。食物アレルギーは専門ではないということになります。しかもよくよく調べると美容皮膚科の領域も少しやっていました)。うむ、アレルギー診れる先生がいるぞ。ここなら何度か通うのにしても便利だ(安易でしたが、内心にんまりと苦しみから解放されるぞという安堵感もありました)。

医師は院長のみのクリニックで、院長に問診時2018年2月に起こった伊豆高原旅行での救急搬送の件やその数日前のランチ後に起こった症状や今まで食べ物でそんなことにはなったことなない件などをすべて話ました。その後血液検査を実施(問診の結果も受けて魚介類を個別に何種類かとおそらく基本アレルギーセットの花粉とかハウスダストとか食物の項目を多めにやりました。)。

血液検査の結果を1週間後に聞きに伺いましたが、結局カバノキ・スギ・ヒノキ等の花粉がつよいねーとか(イネもあるけどね)、それにともなってGly m 4 (大豆由来)が強くでてるとか、救急搬送から1か月弱の間に今思うと営業で外に出ているときにアナフィラキシーのような状況になり駆け込んだクリニックでも何度か聞いた話をしてくれました。そりゃ大豆(当時納豆すら具合悪くなったので食べず→その後半年以上後に発覚するのですが実はからしが原因でした)は避けてるし花粉症の交差反応の果物(その頃はネットで独自にしらべてバラ科程度)も避けていました。

それでもよくならないし、毎日気持ち悪いし胃腸はもにゃもにゃして今まで感じたことない感覚で、電車で通勤や外回りの際10分も立っていられないほど体調がぐらぐらで、いつものペースで歩けず超低速歩行で明らかにいつもと違う!バラ科も大豆ももちろん食べてないし、伊豆高原旅行の経験以来お魚もこわくて食べてないのにもかかわらず、不快な症状はつづき、食べないのは一番体に悪いと思ったので素うどぅんを少々アレンジしすする日々で、会社では具合悪くなるのが怖くてお腹はすかないしお昼を食べないことが多く3週間で3キロ体重は落ち、その後もそんな生活でじわりじわり体重が減っている状況でした。これはおかしいと思って原因を知りたいと思い受診しましたが答えはここでは見つかりませんでした。

そのクリニックでは錠剤2種類と激的に苦い顆粒の漢方薬を処方してもらいこれを毎日のんで体質改善していきましょうと言われました。

体質改善??

急にこうなったからまた急に元の体質に変化するとかって話なのだろうか??と疑問でいっぱい。正直、期待した食事指導はなく(食物アレルギーだからきっと基本は除去なのかなと期待していて、大豆やバラ科以外も原因をあぶりだしてくれると思っていましたが特にこれが原因だから避けてとか明確にはいわれませんでした。聞いてもあいまいな返答でした)。除去ではなく体質を変えて今まで通りにするってことかしら。と少しでも前向きに捉えました。

そんな中何を食べていいのかだめなのか分からず、毎日朝晩錠剤の薬と漢方のにっがい粉を服用し続け、薬を飲むことになれていなかったのもあり、常に胃に不快感を抱え(後々判明するのですがずっとアレルゲンにさらされていました。つまり大豆やバラ科以外にもわんさかNGフードがありました。)、おなかは緩いし、正直食べたくない、お腹がすかない。安全に食べられるものがよくわからず毎回の食事が怖い。何をたべても味もあまり感じず(たぶん気分的なものですね)。前向きになんてやってられないぜーな状況で、1か月経ったある日、再度受診時に先生に「この薬ってあとどのくらい服用するのでしょうか?体質改善のスパンを聞いていなかったので知りたいです。正直1か月のんでみても体の不快感は以前から変わらないですし、体重減少も止まらないし、食事後に一口二口たべて気持ち悪くなったりトイレにいったりも繰り返しています。」と伺いましたら、

「1年2年単位だよ。体質はそんなに簡単に変わらないよ」みたいなことをいわれました。これを数年続けるなんて苦しい、今思うとその間もアナフィラキシー症状はでていたし(おなかがドクドクする動悸やのどのつまり、吐き気、食べて即おトイレでくだすなどの複数症状が食後10分以内にはでていました。)

この辺であれ?私数年薬飲んでこの不快症状と付き合っていかないといけないのかしら。このまま1年2年こんなことしてたら体重減り続けるよ。このままのペースだと数年後30キロ台(アレ子の身長160センチちょいですよ)に突入しちゃうよって思いが浮かんで焦りました。そんな時でもこの体で仕事していけるのかを考えている自分もいました。。(今思うと体優先の考えができていなかったです。)

反省ポイント②アレルギー科と名の付くところにいけばとりあえず大丈夫だと思っていた

大人になってから正直クリニックや病院、歯医者さんにすらいかず健康体で過ごしていました。(実際4年ぶりの歯医者さんでの検診でも虫歯は無し)

風邪も寒気を察知して栄養をとり多く寝れば次の日ケロリと元通りなタイプのため熱を出すのも数年に一度くらいでした。

歯が痛かったら歯医者、足をくじいたら整形外科、じゃあアレルギーのことはアレルギー科でしょって安易に考えていましたが、違いました。正直そんなバックグランドだからといって知らなすぎる自分に原因がありました。知らないなら安易に考えず知っている人に聞くなり、情報調べるなりするべきでした。

体質改善ということで処方された薬を数か月飲んでも改善されなかったので他の可能性を独自に調査(ここでやっと明るい兆しが!)

その後1か月(トータルで2か月)その3種の薬を飲み続け、でもこんなのおかしいと、いろいろと自分で情報を取りに行き、いろんな方のブログを読んだりもして、自分で可能性を見出すことをはじめました。

そこで気になったのは『金属アレルギー』というワードでした。

あまりアクセサリーをするタイプではなかったので自覚はなかったのですが、金属アレルギーで食物のほうでも反応してしまう症状の重い方(アナフィラキシーになっている方)のブログをみていたのもあり、そのクリニックを再訪し、金属アレルギーの検査もしたいと告げしてみました。

皮膚に1,2週間金属成分を貼って様子を見る検査をしました(ちょうどその1週間後に10年来の友人の結婚式があり行かぬ悔いよりいった悔いということで参加しましたがその際に撮った写真にばっちりそのパッチテストの様子が残っています)。パッチテストの結果は少し反応が出たものがいくつかありいったんそれが含まれる食品を思いっきり除去してみました。

が、何も変わらず。じりりと体重は減り続ける日々です。なぜ改善しないのかと悲しみと苦しさと怒りの感情でよくわからないまま毎日寝る時間を削って情報をむさぼる日々が続きました。ネットだけではなく休日は図書館で食物アレルギー関連の本をむさぼりました。そこでやっと知ることができたのが「アレルギーの専門医」という制度でした。

わたくしアレ子を救ったのは、日本アレルギー学会のサイトから専門医がいる病院を探し受診をすることでした

一般社団法人日本アレルギー学会が認めている「アレルギー専門医」の方をサイトから検索できました。

上記のサイトでまずはそこまで通いにくくない範囲の立地の病院と先生をピックアップし、ひたすらその先生が食物アレルギーの専門なのかどうかを調べました。方法は病院のサイトに先生の専門の紹介をしてくれているので、基本は病院やクリニックのサイトをみて、足りなければ先生のお名前で検索。

そこで見つけた病院に電話をし、成人でなってしまった食物アレルギーをみることができるのか、紹介状がなくても大丈夫かなど通うための確認をし、1つの病院に通うことになりました。(後々知ったのですが、小児の食物アレルギーと成人になり初めてなってしまった食物アレルギーは性質が全く異なるものだそうです。小さいころから食物アレルギーでという人ともまた違うようです。)

その後もエピペンと頓服薬でアナフィラキシー回避し以前よりも体調がよくなったのですが、アナフィラキシーには頻繁に見舞われその後半年以上体重は減り続けることになります。その後アナフィラキシー激減(2020年3月現在)になるのですが(実は別の病院の紹介状をいただくことに2019年9月になります)、それはまた別の記事で書きます。

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