見出し画像

見えないものをデザインするために

みなさんこんにちは。

私たちFOOD STORY PROJECTは食の専門家が集まるプロジェクトチームで企画・商品開発に関わる事業を行っています。

「香りは生活の中で不必要な要素だけど、安らぎや安心感やリフレッシュという感性を呼び覚ましてくれるんです。数値化できないことこそ人間が求めているものです。香り×空間が感性の五感体験を生み出せるんですよ。」


ああ、この方は”自分の好きを極めてその活動を続けるために相手に安心感を伝えることができるプロ”なんだな。打ち合わせの途中にそんなことを感じました。

きっとこの香りという部分には他にもいろんな文字が当てはまるのではないでしょうか。

例えば「食器」「音楽」「アート」「旅行」…

今日は見えないものをデザインするということについて深めてみます。

食事は一番身近に幸せを感じること

衣食住の中で、食は最も回数が多い生活です。

生活=生きるための活動

お気に入りの洋服だって、寝ることだって1日に1回。

食事は2−3回はしますよね。

だからこそ、その食事が高級でなくとも

「あー美味しかった。」「楽しかった〜」

そう思えることで人生の半分以上は幸せなんじゃなかろうかと思うわけです。

例えば、安心感のある食事ってどんなものでしょうか。

安心とは…安心している気持ちというのは恐怖が取り除かれている状態

心理学からみる安心の意味はこんなところ。恐怖がないことが安心。

暖かくて”ホッと”している状態のイメージです。

食事のメニューで言えば温かいごはんとお味噌汁と煮物、そんなところでしょうか。

では、信頼感のある食事だと、どんなものでしょうか。

信頼感=『間違いなく美味しい』とか『自分では想像できないような食事ができる』

そんなイメージでしょうか。シェフや職人が作ってくれる美味しいごはんは信頼感がありますよね。

その安心感や信頼感は、行ってみないと、食べてみないと分からないわけです。

いや、行ってみないと、食べてみないと分からなかったわけです。

今は直接会わなくてもSNSの世界でいろんな人やブランドに出会うことができます。

口コミがオンラインで見れるようになってから

Amazonで買い物をして、価格.conを見て家電を買い、食べログを見て今日飲みにいく場所を選ぶようになりました。

そして今はお店とお客さん、商品の作り手とお客さんが直接オンラインで出会えるようになったわけです。

1週間でフォロワ−3000倍の驚異的なアカウント

私はTwitterから面白い食材やレストランを探すことが多く、お取り寄せできる商品は大体Twitterから購入しています。

そんな中でも最近見つけた気になるアカウント。


やすもと醤油さん

https://twitter.com/yasumotoshoyu?s=20

島根県にある創業1885年より島根県で醤油屋を営んできた安本産業株式会社のアカウント。

アカウント開始からわずか3ヶ月で8万フォロワーという驚異の数字。(!)

何やらTwitter初心者の社員のかたが呟いたこのツイートがきっかけでフォロワーが1週間で3000倍。

Yahoo!NEWSのトップにもなるほど話題になり、今もなおその表裏のないツイートでファンを増やしています。

思わず横部姿が目に浮かびます。

全国に無数にある醤油。

いくら老舗…と言ってもその数は数えきれない。

大量生産はできないけど、通販で売りたい。

老舗の醤油屋さんが一生懸命ツイートする姿に多くの方が共感。


美味しさは見えないけど、私たちは美味しさを数値で測っているわけではなくて、

嬉しいとか、楽しいとか、面白くて美味しいとか

きっと、感情で味わっているんだと思います。

自分なりの言葉や表現で伝えることで、見えないものが伝わっていく。

もちろんこのお醤油はしばらく変えそうにはありませんが、、笑

味も美味しいというツイートをたくさん見かけるので余計に欲しくなりますよね。

手に届くまで見えない商品や、食べてもらうまで分からない食事をSNSのテキストやYoutubeの動画を通じて、伝えていけること。

オンラインとオフラインのコミュニケーションの壁を取り除いていくことでより安心感や信頼感が伝えられるのではないでしょうか。

それにしても、夢がある出来事ですね…!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?