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Google様の進化が凄すぎて、飲食店(店舗型ビジネス)に与える影響がとんでもないことになっている


アメリカのテック企業大手としてGAFAが有名です。
今回はGoogle様について触れていきます。
その理由は、飲食店(店舗型ビジネス)に与える影響が、とんでもないことになっていることを実感したからです。

Googleについては、日常的に検索エンジンのGoogle Chrome(グーグル クローム)やスマホのOSソフトAndroidやGmailやGooglePlayやGoogleマップで日常においてお世話になっています。

日頃は、世界中の情報を集める検索エンジンとしてしか認識していませんでした。
でも今は違います。
“個人を特定した好み・行動分析エンジン”と考えたほうが良いでしょう。

さらに、この検索エンジンと地図(MAP)が結びつくことにより、とんでもないインパクトが生まれているのでシェアしようと思い立ちました。


この結果起きたとんでもない事態:

1.情報のネット化の特性により、人気店の寡占化が起きている


専門用語でこれを“ネットワークの外部性”と言います。
テープの性能でなく普及率でまさったVHS、パソコンソフトのWindowsやネットショップの日本では楽天、海外ではAmazonなど枚挙にいとみません。逆にフリーマーケット分野を甘くみた楽天やYahooでは、先行したメルカリに負けています。

飲食店の世界で例えると、利用者数や口コミが増えることにより、人気店が益々人気店になっている現象です。
飲食店を探しいるときは、「地域+業種」で多くの方は検索します。
例えば「池袋+ラーメン」などです。

改めて調べて驚いたことは、検索TOP1とTOP2が1年前と比較しても同一店舗だったことです。
TOPが600件台の口コミ、2番手が500件台ぐらいの口コミで表示の順番は同じです。
それに比較して10位以下の表示ランクの企業は、入れ替わりが激しいです。

昨年度は、経営者がテレビにでる有名ラーメン店が上位にいましたが、近所にできたラーメン店(約30mしか離れていない)に負けています。
有名店は100件程度の口コミしかありません。

つまり有名かどうかでなく、消費者のコメントや投稿内容によって表示順位が変わるということです。
ユーザーファーストの考えをつらぬいています。
飲食店評価のポータルサイトで偽投稿のやらせ問題で信用が落ちた“食べログ”と違っています。
さらに補足しておくと、このTOP1店舗はコロナ禍でも1日中お客さんが入っていました。

ポイント:トップ企業が決まると、抜き去ることは困難になる。
     寡占化現象が起きる。これをロックイン効果といいます。



ネットワークの外部性のイメージ図 利用者が増えるほど、寡占化が起きる

ネットワークの外部性

2.AI技術の進化により、個人の好みや行動分析を詳細にしている


NHKニュースとYahooニュースを比較すると直ぐ分かります。
NHKは公共放送ですので、政治・経済・全国の出来事とできるだけ公平にニュースを伝えています。
しかし、Yahooでは何の記事をクリックして見たかをAIで分析して、個人の好みに合った記事を載せています。
記事の内容は公平性ではなく、興味のある事が優先されます。
例えば野球好きであれば日本のプロ野球やNBLの記事が多くでるようになります。

もっと凄いことをGoogle検索では実行しています。
口コミの内容や評価を分析して意味のある、他の人に参考になる情報かチェックしています。
そのため、やらせ投稿があるとアカウントは凍結されてしまいます。

口コミの内容が良くフォロワーの評価も高いと、評価者に“ローカルガイド”として認定し、
位置情報の分析から、もしかしてこの店に行ってませんか?
と聞いてきて、この店の評価をお願いします・・・と推薦してくる。
つまりコメントの内容分析までしている。

ポイント:口コミの件数と質・内容をあげないといけない。
     AI技術で内容分析までしている。


3.Google様が店舗検索と地図(MAP)を結びつければ、ビッグビジネスになると気づいた


スマホの位置情報をONにしていると、位置情報から便利なサービスを検索エンジンが教えてくれる。
“三菱UFJ”とだけ検索しても近くの店舗やATMがでてくる。
さらに“Googleマップ”を使うと日常利用する、レストランやコンビニやショッピングの検索タグがでてくる。
わたしが“ラーメン店”の検索をたくさんしたため“ラーメンの検索タグ”まで好みを反映してでてくる。
Google様は全て、お見通しとなっている。

昔はGoogleマップで航空写真や衛星写真を見て遊んでいただけだが、いまでは検索エンジンとGoogleマップが連動している。
ちょっと前は家やビルや店舗を外からみた“ストリートビュー”が話題になったが、
今では店内を360度見渡せる“インドアビュー”が話題になっている。
どんどん進化している。

ポイント:店舗検索と地図(MAP)が結びつくことにより、ビッグチャンスと進化が早くなっている。しかも店舗型ビジネスとして無視できない状況が生まれた。


以前の記事でGAFAのなかのAmazon様にもふれた記事がありますので、ご参考にしてください。
《関連記事》Amazon様の弱点は?・・・店舗型サービスの強みは何!


教 訓:
◉早急に店舗検索の対策を取ろう
◉口コミの件数と質には注意していこう


※お願い事項:著者の独断と偏見で記事を書いています。間違った解釈や、誤解のある記事があればご連絡ください。
※もしも専門家の方がいらっしゃれば、逆に教えてください。

“頑張れ外食産業!”チャンネル  運営者:図解工房 山本稔
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