食べられない日の免罪符

免罪符、って、字面だけ眺めているとなんだかおっかない言葉だけど。
朝から食べる余裕がなくて、近所で買ってきたビタミン・ミネラルたっぷりの某社のスムージーをオフィスのデスクでながら飲み。そのまま打ち合わせが続いて、一息ついたときはもう17:00。気分転換に職場を離れ、少し先のコンビニまで足を伸ばして…結局買ったのは、サンドイッチひとつ、一日分の野菜が摂取できますよ、という別の某社のパック飲料。

「一日分の〇〇」って、摂り過ぎたらNGな栄養素は何だっけ?
栄養バランスは1週間単位で考えたらよいんだっけ?
みたいな疑問がぼんやりとアタマの片隅をよぎる。
栄養の勉強、もっとちゃんとやらないといけないな。

ちなみに、1週間単位で考えてよいのなら、「一週間分の〇〇入りのドリンクです」とか、売ってても良さそうなんだけど、それがないのはなんでだろ。
やっぱり、さすが1週間分をまとめて接種するのはやりすぎなのかな。

各栄養素の所定の数値(数量)を摂取すればあとは何でも良い、なんてつまらないことは言いたくない。
食べる幸せ、食べることを考えたり話たりする楽しさを知っている以上、ガソリンを注ぐような、電池を変えるだけのような食事はしたくない。

「一日分の食事で楽しめる幸せ」が詰まってます、みたいなメニューがあったら楽しそう。いや、一日3食のうち、一食で一日分の楽しみを占めてしまったら逆につまらくなっちゃうかな。

(595文字、10分)

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