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カニですか?アサヒガニは見た目も味もぶっ飛んでいた

カニは好きですか?
冬の味覚といえばカニという人もいるのではないでしょうか。
ズワイガニ、タラバガニ、最近は韓国のカンジャンケジャンが人気でワタリガニブームみたいになっているのかな?
昔はサワガニもスーパーで売られていたりしていました。
カニ蒲鉾があるくらい、日本人の食とカニは切っても切れない素材だと思います。
アレルゲンにもなっていますが、カニが食べられる方におすすめしたいカニがあるので、今回はアサヒガニの紹介と食べかたについてお話していきます。

カニと言えば

カニと言えば何を思い浮かべるでしょうか。
代表選手はズワイガニではないでしょうか。
地方名はいろいろありますが、日本海側で多く流通していて知らない人はいないくらいだと思います。
カニ蒲鉾もズワイガニを模したものです。

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写真はカニ蒲鉾です。見た目本物っぽいですよね。
このほかにタラバガニも有名ですね。
カニかどうかの情報は置いといて、タラバガニも広く流通しているカニです。
カニのイメージができたところで、本題のアサヒガニの話に移りましょうか。

見た目はちょっとキモい?アサヒガニの正体とは

とりあえず、実物を見てください。

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カニという名前から見た目を想像していた人の期待を裏切る姿でごめんなさい。
カニに尻尾があるんですよね。
見たことがない人は驚くかもしれないですが、私も初めて見た時はちょっとキモいかもって思いました。
詳しい生態についてはWikipediaで確認してください。

アサヒガニの旬はいつ?食べ方は?値段は?

アサヒガニは九州地方で漁獲があるようです。
多くは輸入品ですが、日本では10月〜5月頃まで漁が行われて流通しているようです。
食べ方は茹で、蒸し、焼きがオススメですが、鍋物にしても美味しいようです。
個人的にオススメな食べ方は蒸しガニです。
今回は宮崎の豊漁丸さんから購入しました。

値段はその時によって違うと思いますが、6匹で5,310円でした。
1匹885円です。ズワイガニより断然安いです。

料理方法

アサヒガニはなるべく生きているものを選んでください。
冷凍物は輸入物が多いです。
手に持ってずっしりと重いものが良いですね。

雌雄で味にあまり変化はないですが、ハサミの大きなものがオスです。
写真に写ってたのは全部メスでした。

蒸しガニがオススメなのは、カニの旨味を保ちやすいのが蒸しだからです。
茹でだと旨みがお湯に流れてしまって、素人にはむず痒いという理由もあります。

蒸し器が家にあればそれを使ってっください。
ない時は大きくて深めの鍋を用意して、水を張った鍋に裏返した茶碗などを置くと簡易蒸し器が出来上がります。

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裏返して入れるのは、甲羅を上にすると旨みが蒸した時に逃げるからです。
裏返しておけば甲羅がお椀のようになって、旨みが流れ出るのを防ぎます。
お湯が沸いたらアサヒガニを入れて20分蒸します。

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蒸し上がったアサヒガニです。
色が鮮やかで綺麗ですね。

食べ方

アサヒガニの食べ方もせっかくなので書いておきますね。

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青色の線のところが甲羅の一番後ろです。
ここからめくり上げるように甲羅を取り外します。

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緑の丸の部分が尻尾です。
ここを裏返して折るように外します。
その後、足を持って半分に割るか、包丁で青い線のところで縦に切って二つに分けます。

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裏側にはヒダヒダがついていますが、ここはエラなので食べられません。
手でちぎって取り除きます。

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甲羅の中には旨みが残った汁がありますし、その奥には味噌もたっぷりあります。
食べて大丈夫なので、汁ごとすすりましょう。
身の部分は、100均でカニフォークを売っているので、それを使ってください。
カニエキスパートな方はいつものズワイガニと同じように食べれば良いです。

いざ実食!

なんと言っても、カニ味噌がうまい!これは絶品です。
カニ味噌のキング・オブ・キングスではないでしょうか。
そして、身がぎっしり詰まっています。
ズワイガニのオスも結構食べ応えありますが、それ以上ですね。
プルップルのプリップリです。
擬音で何かわからなくなってますが、甘みが強くて旨味も強い。
変な癖もなくて、みっちりと詰まった身がとても美味しいです。
味付けは、素材の持っている塩加減がすでにいい塩梅です。
ズワイガニのように二杯酢で食べてもいいです。

カニを食べると無口になるというのは本当です。
家族と口を聞かぬまま1時間ほどカニに没頭していました。
この時はカニ脳になっていたと思います。

まとめ

カニは高いものって思いがちですが、意外と安いカニでも美味しいカニがあるんですね。
何度も言いますが、ズワイガニよりも美味しいと断言します。(キッパリ)
焼きガニもやったんですが、圧倒的蒸しガニに軍配です。
今までは冬にメスのズワイガニでお茶を濁していましたが、今年はアサヒガニ一本に掛けたいと思います。
20分蒸したら出来上がりなので、全然怖くないです。
カニも動きはゆっくりですから、よっぽどのドジでもハサミに挟まれることはないです。
旬は10月〜5月ですよ。お間違えないように。
今回はアサヒガニについてでした。

毎回、素材を中心に美味しい食べ方も一緒にお届けします。

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