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総合化バイアス(造語)

今回は、食品ブランド立ち上げ・強化にも邪魔になる、「総合化バイアス」についてだ。

自分自身も体験として、総合化に走ろうとすることがある。

例えば、食品業界のコンサルだけでなく、食品以外もしたくなったりすることだ。理屈からして今の自分には不要だが、気持ちとしてはそういったこともある。

よく言われる「結果を出すこと」ための最短ルートは、むしろ総合化をなくすことで、大半は得られるような気がしている。

また、無意味だとわからず総合化してしまう場合と、無意味だとわかった上でとにかく総合化してしまう場合があるように思う。

総合化かどうかについて冷静に判断することは難しい。何にとって何が総合化であるのか、というのは、世の中の情報が多く、無数のノイズが走るからだ。

一極集中には、総合化の理性を知らずにいるか、理性的に「眼の前の総合化の理性(のようなもの)を削ぐ活動」をコツコツするしかない。

事業にしてもチャネルにしても商品にしても、一本道でないと総合化する。

テーマごとに、一本道にしていないと、何かメリット・デメリットが生じるたび、局所的な判断になる。


総合化的な判断:〇〇店はAやBやCなどのメリットがあるため、これはこれで強化すべきである


一本道的な判断:〇〇店は★にとって〇〇(数値)の分だけ良いから強化すべきである ※こういった判断には★が常にある


後者の方が常に省エネだ。

総合化の理性というのは、局所的な部分最適を打算的に考えようとするパターンと、脱走欲がトリガーになることがある。


まずは断捨離が大事だ。商品の品揃えは、それぞれに意図、目的があるか?ないのであれば、わざと販売停止しよう。


総合化こそ狭くて、一本道こそ広い、という、言い表しにくいことだ。

問題を解決しているときはいくつか型が要るが、頻繁なのが極端化だ。


常に自分には総合化バイアスがあるため、極端に集中、極端に一本道にするくらいでちょうどよくなる、ということを頭に入れておくことがオススメだ。


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