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【食】イギリスのちょっと体に優しい製菓材 ② 甘味料

みなさんこんにちは。
前回の「イギリスのちょっと体に優しい製菓材 ①粉類」に続いて今回は甘味料について。
てんさい糖やラカントなど、日本に普通のお砂糖と同じように使えて体に優しい甘味料があるように、イギリスにも様々な種類の砂糖や代用できるような甘味料が存在します。

Photo by Pea on Unsplash

甘味料はどんな形にしろ甘味料なのですが、チリも積もれば…と思うと少しでも良質なものや栄養素が含まれたものを使いたくなるものです。
私もこれまで色々と試してきましたので、その体験と『砂糖』が必要な時に買っていたメーカーについてシェアしてみたいと思います。
ちなみに、日本の上白糖のような感じで広く使われているのは “Caster sugar” といって、スーパーなどで手頃に購入することができます。

ココナッツシュガー

私がイギリスに住むようになって「よく見かけるな~。」と感じた甘味料ナンバーワンがこのココナッツシュガー。今頃は日本でも流行っていたりするのでしょうか?私は使ったことがありませんでした。
もちろん砂糖ではあるのですが、ココナッツウォーターやココナッツオイルと同じように、普通の砂糖よりは栄養素が多く含まれていることが理由で使っている人が多いイメージ。ヴィ―ガンやヘルシー系の料理レシピではよく見かけますし、料理学校での使用頻度も高かったです。

味はミネラルの含有量が多いからか、コクのある仕上がりになります。意外にもココナッツの風味は強く無いので、ブラウンシュガーや黒糖のような感覚で使う場合はほとんど失敗がないです。
私は以前、抹茶葛餅を作った時にどうしても黒蜜がかけたいのに黒糖が無く、ココナッツシュガーで代用して作ったことがありました。
砂糖をたくさん使いがちな焼き菓子にも、色が気にならないスパイスやチョコ系には使いやすいです。

やっぱり葛餅には黒蜜!

シロップ系

次に私が強く感じたのがシロップ系甘味料の多さ。もちろん人工的なものではなくて、メイプルやアガベ、そしてデイツなどナチュラルな素材からできたシロップをよく見かけました。
昔からハチミツやゴールデンシロップがよく使われている国なので、バラエティに富んだシロップたちにも需要があるのかもしれませんね。

Picture by Biona organic website

ちなみに私がよく購入していたのはBiona organicのシロップ。オーガニック商品に特化しており、商品ラインナップもかなり豊富なブランドです。

シロップは普通の砂糖に比べると甘味が弱めであったり、それぞれのシロップ独特の香りがあったりするので作る物によっては代用が難しいのですが、ナチュラルな甘味で、比較的GI値も低いのは体に優しい感じがしますね。
ポーリッジに入れたりするのもオススメです。

私が買う砂糖 -  Billington's

体に優しいものを使いたい!と言っても作るものによっては代用が難しく、砂糖を使わなくてはならないこともあります。そんな時、私が頼りにしていたのは Billington’s の砂糖。

こちらはオーガニックであったり、精製していなかったりと、砂糖は砂糖でも質に気を配っている砂糖メーカーなのです。
特に精製されてない粉砂糖はあまり無いので、これを発見した時は流石だなーと思いました! 

Billington’'s の粉砂糖で作ったビクトリアスポンジのバタークリームとトッピング

ちなみに使い勝手は普通の粉砂糖とほとんど一緒で、あえて言えば真っ白ではなく少しクリームがかった色になる点が違うくらいです。
Billington’sはWaitroseやWholefoodsなどのスーパーで見つけられます。

まとめ

今回は私がイギリス生活の中で見つけた、少し体に優しい甘味料のお話でした。どんな形であれ、甘味料の取りすぎはよくないですが、菓子作りが大好きな私にとっては切っても切れない関係なので、トロントでも良い甘味料にで会えると良いなと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございました!


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