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食ビジネスニュースリリース --7月25日-7月31日

■Wolt/モバイルオーダー対応サイトを無料作成するサービス開始
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/ec/q072371.html
 
■ワタミエナジー/23年度の再生可能エネルギー販売量は約1420万kWh
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/strategy/q072211.html
 
■ファミレス/6月既存店すかいらーく16.1%増、サイゼリヤ31.9%増
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/sales/q072477.html
 
■トリドールHD/「丸亀製麺」フィリピン50店舗達成
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/abroad/q072574.html
 
■飲食店が「注文用タブレット」導入で客数&売り上げ減は本当? “真偽”を飲食店コンサルタントに聞いてみた
オトナンサー
https://otonanswer.jp/post/213591/
 
■京急百貨店内のうなぎ料理店の丑の日向け弁当で130人食中毒、90代の女性死亡
讀賣新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240729-OYT1T50307/
 
■アサヒフードクリエイト/ビアホール展開のアサヒグループ元子会社、特別清算、負債89億円
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/strategy/q072941.html
 
■アサヒ、外食事業から撤退 老舗料亭のなだ万売却へ
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC288090Y3A720C2000000/
 
■スーパー「ロピア」のOIC、ラーメン店買収 大手が再編軸
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC257LT0V20C24A7000000/
 
■双日、米社の持ち帰りすし事業買収 ネタ増やし展開
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC3051W0Q4A730C2000000/
 
■米マクドナルド4-6月、6四半期ぶり減収 米欧で来客減
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN29CAB0Z20C24A7000000/
 
■セコマ、顧客満足度9年連続1位 民間調査のコンビニ部門
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC301NX0Q4A730C2000000/
 
■ラーメン・カレー・定食/6月既存店丸亀製麺17.9%増、王将フード9.5%増
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/sales/q073071.html
 
■かっぱ寿司/6月の既存店売上高17.6%増
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/sales/q073048.html
 
■ジェイグループHD/芋蔵青山店の立退きで特別利益1億7200万円
流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/strategy/q073042.html
 
■世界に共有したい日本の25の食材 小山薫堂プロデュース・シグネチャーパビリオンと食業界の有識者らが選定
2025年大阪・関西万博 小山薫堂プロデュース・シグネチャーパビリオン「EARTH MART」と食業界の有識者たちが選定した25の食品や食材「EARTH FOODS 25」とは、日本が培った食材や食品、食の知恵・技術の中から25を選定し、その価値を国内外に発信することで、地球の食の未来をより良くするためのアイディアを共有するためのリストです。
先日、Jヴィレッジの米粉サブレを開発しましたが、やはり米粉が1位でした。世界的にグルテンフリーが増えていることも影響しているからかもしれません。2位以下も興味深いです。
 
世界に共有したい日本の25の食材 小山薫堂プロデュース・シグネチャーパビリオンと食業界の有識者らが選定
井出留美の「パル通信」
https://iderumi.theletter.jp/posts/e83a1550-47f7-11ef-9d87-8df823042b48
 
■黄色ブドウ球菌の毒素は再加熱しても壊れません
つけない、増やさない管理を徹底すること
ほぼ人由来ですから、手指の傷、絆創膏の管理が出来ていたのか再確認が必要です
 
【速報】“うなぎ弁当”体調不良 147人のうち90代女性1人死亡 京急百貨店、伊勢定が会見
日テレNEWS NNN
https://news.ntv.co.jp/category/society/e5c593eb7b934056b6a293f587230a6a
 
■サイゼリヤが日国内で赤字となっている中、中国では売上が好調となっています。
7月11日、株主優待の廃止の発表により株価が急落した同社ですが、この背景にはコロナ禍以降続いていた国内事業の赤字があったそうです。一方の中国では2023年の売上高は前年比44.6%増加と、事業は好調です。このように中国で同社の人気が高まっている理由は大きく2つあるようです。
(1)製造直販による飲食版SPA
中国ではコロナ禍以降、レトルト、冷蔵、冷凍などの「預制菜」と呼ばれる食品が人気となる中、レストランでの預制菜の使用に抵抗感がある人が一定数いるそうです。レストランで提供される場合、預制菜の保存料や香料などの添加物の実態がわからないことが理由として挙げられます。
サイゼリヤでも預制菜を使用しているそうなのですが、同社では食材の生産、加工、配送、調理、提供までをすべて自社で行っており、産地、添加物などの情報を公開しています。このような仕組みはユニクロが採用しているSPA(プライベートアパレルの専門店小売業)の飲食版だともいえます。この仕組みを構築することで、低価格と品質を両立させながら消費者の信頼を得ることができています。そして、この信頼が集客に繋がっているとも考えられます。
(2) 社交場のレストランとして最安値
中国では、誘った人が会計を支払うという習慣がいまだに残っているそうです。経済が低迷する中、支払う人もレストランでは安価なサイゼリヤでは気にすることなく「どんどん食べなさい」と気軽に言うことができます。この点で同社は、食事として最安値なのではなく、社交を楽しめる洋食レストランとして最安値になっているのです。これにより、中国の経済が低迷する中で高価格帯のレストランからお客さんが流れており、売上が伸びている要因の1つとなっています。
このように中国では来店客が安心できる情報提供、優れたコルトパフォーマンスの点でサイゼリヤが人気を得ているようです。
また、2023年9月-24年2月期の連結決算によると、国内では円安の影響により、原価が営業利益を圧迫している一方で、客数は中国と同様に増加傾向にあるそうです。私も近所にある店舗では、週末には駐車場が満車となっている様子を見ても、客足が伸びていることを感じます。
物価高により、飲食店でも値上げの風潮がある中で、中国の方々が低価格と品質を両立し続ける同社を選ぶ理由もよくわかりますし、この経済状態しばらく続くようであれば、サイゼリヤの客足は途絶えそうにないと思います。【A】
 
国内赤字「サイゼリヤ」が中国で大黒字の“謎”、「安くない」のになぜ人気?
ビジネス+ID
https://www.sbbit.jp/article/cont1/144549
【参考】
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001469.pdf 
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001470.pdf
 
■企業向け給食や高級すし店などを手掛けるONODERAグループが、アサヒグループホールディングスから老舗料亭の「なだ万」を買収します。両社は7月に株式譲渡契約を結んでおり、9月1日に譲渡が完了する見込みだそうです。
「なだ万」は1830年に大坂で初代・灘屋萬助が創業した料理店が発祥の店で、1970年に帝国ホテルに出店し、81年の香港を皮切りに海外へも出店しています。それをアサヒGHDが2014年に買収し、老舗料亭のブランド力を生かして海外での出店拡大を目指していました。しかしながら、直近の2023年12月期まで5期連続の続最終赤字で、現在はコロナ禍以前と比較すると客足が鈍いようです。
このような状況下でアサヒGHDは2023年1月頃から外食事業からの撤退を検討し、「なだ万」についても売却する方針を決めたそうです。
一方のオノデラグループは、給食事業(LEOCなど)で安定的な収益基盤を固め、天ぷらやうなぎ、ラーメンまで、すし店ブランドを派生させる多業態展開を行っていました。また、同社の社長は「日本食店を成功モデルにして米国に持っていき広げていきたい」とかねてから海外展開に意欲的です。既に高級すし店「鮨 銀座おのでら」などを米中に6店を展開しており、同ブランドを今後5年程度で日米に30店を新規出店する構想を掲げていました。今回の「なだ万」の買収により、国内25店、海外4店の飲食店と、総菜や弁当を扱う「なだ万厨房」など国内45を数える総菜店の計74店がグループに加わる予定だそうです。
その傍らで、国内では「なだ万」のような料亭業態の市場の先行きは厳しいと言います。調査によると、料亭・割烹の2023年の市場規模はコロナ前の2019年比で6割の水準に留まっているそうです。ファミリーレストランやファストフードなどに比べると回復は鈍く、2028年も1980億円と横ばいの予測です。それ故、「なだ万」の運営業態に課題があり、オノデラグループが革新性やビジネスモデルを注入して昇華できるかが成否のカギを握っていると言います。
私としては、海外展開においても日本の飲食チェーンが多い中、オノデラグループがどう差別化を図っていくのかも気になりました。ただ、国内のみならず、海外でも物価高が深刻な中で、このような高級業態がどのくらい人気を得られるのかについて疑問も感じます。先日紹介した、サイゼリヤが中国で人気を得ている理由の1つに安さがあったように、大衆人気を得るのに価格も重要な要素であると考えるからです。その点において、価格以外の他の要素で、どこをターゲット層とするのか、コンセプトとして打ち出していくのかなど、オノデラグループの今後のマーケティング戦略に注目したいです。【A】
 
すし「おのでら」、老舗「なだ万」に賭ける世界外食の道
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC04CDS0U4A700C2000000/

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