【ウクライナ支援マカロン】
久留米市に友人が来て、一番に案内したいと思うレストラン「スプーン」。
このコラムでも何度か紹介しました。地元の野菜をふんだんに使ったサラダが抜群に美味しいフレンチレストランです。
ただでさえ田主丸の山の上という不利な場所にあるのに、ここ数年はコロナ禍の影響を受けて、営業時間の制限があり、厳しい経営を強いられています。
それでも、知恵と工夫で乗り切っていく姿勢には関心していました。
営業自粛がスタートして間もなく、バスクチーズケーキをはじめとした通販サイトを立ち上げ、地元の規格外の野菜を使ったスープや、同じく規格外の柿のジャムなど、付き合いのある野菜農家、果物農家を支える製品を販売してきました。
基本は井上シェフひとりで切り盛りするレストランですから、通販の規模も小さいものですが、無駄になりそうな野菜や果物が製品になっていくのは素晴らしい成果だと思います。また、これが美味しいのです。
現在はフレンチのコースを昼夜の2コースだけ提供する形で、営業再開しています。そのコースの最後、デザートの前に小菓子としてマカロンが出てきます。コースでは、竹炭のマカロンなど、季節感を盛り込んだものを出してくれます。スプーン最寄りのJR久大線田主丸駅で売っている河童のマカロンが人気ですが、それも井上シェフ作だったりします。情報感度の高いマカロンなのです。
その井上シェフが最近はじめて人気を集めているのが、ウクライナ支援マカロン。
そのビジュアルを見たとき、おもわずやるなあと唸ってしまいました。ウクライナ国旗の色使い、麦畑の上に青空が広がるものですが、その色を使ったマカロンなのです。
井上シェフは、FacebookやInstagramを駆使して広報しているのですが、その写真を見て思わず「うまい!」とシェアしてしまいました。しかも売上げをそのまま寄付するとのこと、支援したくなりますね。
残念ながら、すぐに売り切れになってしまうところが惜しいけど、まあ気持ちは十分に伝わってきます。
思うだけでなく、動く。若いシェフの活躍を、これからも応援したいと思います。
ウクライナ支援マカロン
https://spoon1127.thebase.in/items/59889625
レストランスプーン
https://www.restaurant-spoon.com/
田主丸駅カパテリア
https://kapateria.com/
【プロフィール】
上田和久
kazz@studiowork.jp
スタジオワーク合同会社 代表
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
経歴と仕事分野
厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。
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