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私が皆さんにお届けするレストランチェックに必要不可欠な私の足のお話です。車って食に関係ないようですが、私がマクドナルド時代の技術開発に役に立ったのが、車の基礎知識でした。当時のマックシェイクを作るのには、ソフトクリームフリーザーで作った、アイスクリームにフレーバーシロップを入れ、創業者のレイ・クロック氏が売っていた、マルチミキサーで攪拌して作っていたのです。マルチミキサーは、モーターでプーリーを回転させ、5つのスピンドルを回転させていたのです。そのプーリーとスピンドルの間隔調整に使っていたのが、車のエンジンのプラグやディストリビューターの間隔調整器でした。これからマック時代に機器開発にかかわっていくようになったのです。

 私は車が好きですが、スピード狂ではなく、ただ運転し違う光景を見るのが楽しいのです。また遠距離ドライブが好きですが、景色だけでなく、おいしいものを探し当てるのが好きでした。中学に入って、地歴部という,地理や歴史を勉強するという口実で、遠距離旅行で各地の史跡を探検するのが目的の部でした。時刻表とにらめっこし、列車をどこで乗り換えるかで最短のコースを作るのです。その時に各駅の駅弁を調べ、駅弁を買う時間を確保するのでした。これが食と旅のつながりでいた。それが、高校に入り、16歳で自動車免許を取り(その頃は軽免許を16歳でとれました私の1歳上は16歳で普通免許が取れたのです。)そして、高校2年の時に軽自動車を買ってもらい、当時田舎であった新座の立教高校に車で通うようになり、自動車の運転が大好きになりました。

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