見出し画像

福岡から213キロでどこに行く?

福岡市から213キロで海外、韓国プサン市に着きます。

ちなみに鹿児島市まで222キロ、広島市まで209キロです。とても近い外国なのです。

そのプサン市と福岡市を繋いでいるのが高速船Beetleです。直行便では3時間5分で到着します。フェリーだと一晩掛かっていたところをジェットフォイルで一気につなぐ航路が出来たのが1991年のことです。就航当時は赤字でしたが、「冬のソナタ」などの韓流ブームで人気が出ました。わずか3時間で到着し、一日に2本就航していますので日帰りも可能。土日で海外旅行が出来ると人気でした。(コロナ禍で運休中)

画像1

焼肉を食べに一泊二日でプサンまで行ってくる。コスメを買いに行ってくる。韓流スターの聖地巡り。福岡の若い子たちの間では東京より近い遊び場だったりします。

真っ黒な水中翼船は海のカブトムシと人気を集め、福岡とプサンを結ぶ航空路線が縮小してしまいました。

このジェットフォイルは当初、博多港からハウステンボスを結ぶ航路があり、ハウステンボスの運河に入り、そのままホテルヨーロッパにチェックインするという最高にドラマチックで素敵でした。またやってくれませんかね。

さて、コロナで運休中の博多〜プサン航路ですが。数年前から計画されていた新造船が完成し、博多港に到着しています。真っ赤な船体が美しい「QueenBeetle」です。特徴的な船体はトリマラン(三胴船)で大きさが3倍くらいになっています。それでも3時間40分で博多とプサンを繋ぎます。

さらに幅の広い船体で揺れが少ないので、船内は歩いて回ることが出来、デッキにも出ることが出来ます。ジェットフォイルは速いのは良いのですが、基本的に着席、シートベルトを装着しておく必要がありました。窓も開かず、3時間じっとしていないといけなかったのです。

その点、クイーンビートルは船内でゆっくりくつろぐことの出来るスペースやカフェもあるのです。

対馬海峡は波も高く、揺れると怖い海ですが、波に強い船体構造で優雅に乗り切ってくれるのでしょう。

この船はオーストラリアで建造され、パナマ船籍なので、国内回航が許可されていません。クルーズ船と同様に航海時には必ず海外に立ち寄る必要があるのです。

ということで、博多港に停泊してその時を待っています。

コロナが治まったら一気に人気が出るのではないでしょうか。

JR九州「クイーンビートル」

https://www.jrbeetle.com/queenbeetle/

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え
福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインス
トラクター

上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担
当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コン
サルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品
を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管
理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営
まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現
場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防
止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対
応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動し
ている。

画像はJR九州のQUEEN BEETLEサイトから引用しました。

https://www.jrbeetle.com/news/844/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?