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【街のうどん店 三勝】

福岡博多は、日本のうどんの発祥の地です。博多駅の北側にある聖一国師が開いたとされる承天寺には、「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑 が建てられています。 仁治2年(1241年)に円爾(聖一国師)が宋から帰国した際に技術を持ち帰ったとされ。承天寺には詳細な製粉法を記した古文書水磨の図が残っています。
うどん県として日本一を謳っている香川県より当然古いのです。
ということで、街中には、うどん店があちこちにあります。専門店やチェーン店に加えて町の食堂にも、うどんメニューを置いています。
福岡市東区箱崎は、筥崎宮の門前町。秋の放生会には7日間で100万人も参拝者が訪れます。東浜ふ頭や箱崎ふ頭の港湾施設、各種工場などもあり下町感もあり、国道沿いの大型店やチェーンの飲食店が並びますが、ちょっと入り込むと住宅街が広がり、昔の福岡市電の路面電車が走っていた軌道を変更した市道沿いには、小さな飲食店が並び市民に愛されています。
筥崎宮近くにある、「三勝」もそのひとつ。
外観は、昭和28年創業当時のままではないにしても年季が入っています。店内はテーブルのみ。昼時なので、ほぼ満席。相席を求められます。もちろんOKです。
選んだのは、うどんとカツ丼のセット。小ぶりですが、甘い卵たっぷりでとじたカツ丼と、天かすとねぎのうどん。麺は仕入れでやわやわだけど、出汁はしっかりと取ったもので美味しく全汁。カツ丼も、ちょうど良い量で満足できました。
実は、この店有名なのは、ざる蕎麦で、2.5玉の山盛りで提供されます。
先代の頃から、お客さんにおなか一杯になってほしいという思いを継続しているそうです。
当然、単品のカツ丼もおなか一杯になりそうです。セットにして正解だったかな。
粉から造るうどん店、冷凍麺で展開するチェーン店、いろいろな店がある中で、一定の存在感を持つ、地元に愛される店。ずっと残っていて欲しいと思いました。
 
食べログ 三勝
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400201/40010011/
 
【プロフィール】
 
上田和久
 
kazz@studiowork.jp
 
スタジオワーク合同会社 代表
 
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
 
経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

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