マックのマニュアルその14
今回はハンバーガー大学のお話をしましょう。ハンバーガー大学というとみんな笑います。ハンバーガーを作ったり売ったりすることを教えるのに、大学なんて大げさな、と思うのでしょうね。
ハンバーガー大学は飲食業の経営マネージメントを教えるのです。米国のハンバーガー大学の授業の一部は、大学の単位にもなるのです。アメリカのハンバーガー大学の学生は、ハンバーガー学の学位、または1,600の米国のカレッジや大学で準学士号または学士号を取得するために、最大23単位を取得できるのです。
私もハンバーガー大学で教えた経験があるし、シカゴ本社のハンバーガー大学の授業に20回以上参加していましたし、マック卒業後、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(MBAコース)や関西国際大学で教授を務めたのでその違いがよくわかります。
私がマック卒業したのは30年ほど前ですが、そんな昔の施設でも、今の日本の大学の施設よりも立派でした。
ハンバーガー大学の店長向けのA.O.Cというコースは店舗向けですが、その他に色々なコースを持っています。その中で私が優れていると思ったコースが2つあります。マーケティングHUとプレゼンテーション・スキルコースの2つです。
マクドナルドは各コースを大学や研究機関に相談し、わかりやすく設計しています。凄いのは専門家のコースと思われていた職人芸を分析し、誰にもわかりやすく設計することです。
マーケティングHUは専門家の仕事と思われている広告宣伝のノウハウをわかりやすく、素人に教えるコースで、プレゼンテーション・スキルコースはハンバーガー大学で教えるプロフェッサーやトレーニングコンサルタント、フランチャイジーを指導したりする管理職フィールドコンサルタント向けのコースです。
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