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【巨峰の白ワイン蒸し】

田主丸町は、久留米市と合併する前から果樹栽培で全国に知られている町です。
特に大玉のぶどうの品種である「巨峰」を産んだ町として有名です。
最近でこそ、シャインマスカットやピオーネにトップを譲っていますが、甘さや大きさでは、まだまだ人気がある品種です。
耳納山の斜面に広がるブドウ畑では、柿や梨と共に広大な面積で栽培されています。メインは贈答用であるために、形を整えた実や、台風などで落ちた房などが大量に出てくるそうです。ジュースなどの加工に回るとはいうものも、精魂込めて作った作物が買い叩かれている状況が続いているのです。
そういった栽培農家の話を聞いて立ち上がったのが町でレストランスプーンを営む井上シェフです。
試行錯誤を繰り返し、フランス産有機白ワインを加えて低温加熱、アルコールを飛ばした後に急速凍結させる方法に辿り着きます。
「巨峰白ワイン蒸し」として店舗と通信販売で販売をしています。
ブドウと白ワインだけというシンプルな製品ですが、凍ったままでシャリシャリ食べても、溶かしてブドウのプルプル感を楽しんでも良し。皮のまま食べることができます。種はありますが、それほど気になりません。
それ以上にフレッシュな食感が残っているので、軽いデザートとして重宝しそうです。
 
レストランスプーンでは、近郊の農家から仕入れた野菜をふんだんに使ったコース料理を楽しむことができます。地元の農家と共に歩いていこうというシェフの想いが伝わってくる一品だと思います。
 
レストランスプーン
https://www.restaurant-spoon.com/
 
ショップ内 巨峰白ワイン蒸し冷凍パックのページ
https://spoon1127.thebase.in/items/33225784

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

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