【苦手な食べ物はございますか?】
良く聞かれるセリフです、嫌いなものとかアレルギーとかで避ける食品はありますね。
僕の場合は、職業柄、生牡蠣は食べません。他にも生肉なども、食中毒菌のリスクを避けられませんので口にしないようにしています。
先日、超絶予約の取れない店に行く機会がありました。予約をしていた友人が、同行者がオミクロン株に罹患してしまい、代打として声が掛かり、一も二もなく快諾。楽しみだなと思っていたら、更に友人が骨折したと連絡があり。代打の代打で、友人を誘い訪店することにしました。
予約名が変わるということで、先に友人が店に連絡を入れてくれていました。苦手なものはないかと聞かれていたが、何かあったら折り返しておくようにと言われたものの、まあ面倒なので放っておきました。
ところが予約前日に、店から確認の電話が入ります。
この時期、ドタキャンも日常で起こり得ることですからね。時間と人数の確認だったのですが、重ねて「上田様は、牡蠣が苦手ではありませんでしたか?」との問い。
驚きました。実はその店は2年前に訪店。その時に牡蠣はダメと伝えていました。2年前の時も、予約したが行けないのでという代打での食事でしたし、名前と電話番号くらい伝えただけ、まあ一見さんみたいな者だったのですが。
ここまで、ホスピタリティに気を配ってくれるお店ですから、ミシュランの星や、アジアベスト50に入るはずです。さすがというしかありません。
お料理は、お任せで7皿とデザート2皿。
フレンチだけど、和食のテイストが深く入った、オリジナルなものばかりでした。美味しく、お腹いっぱいになりました。
一皿紹介すると、最初に出てきた、佐賀県太良町産の生牡蠣の身をミキサーに掛けてスフリケーション。有明海産の生海苔とハーブのソースを乗せ牡蠣殻の上に再構築したもの。生牡蠣の様に殻ごと口に運ぶと、口の中ではじけて海の旨味が広がり、鼻に抜ける潮の香りが堪らない・・・のだろうなあ。すみません。やっぱり僕は牡蠣はNGなのです。あぁ食べたかった。
さて、帰り際、シェフに聴きたかった新店の話。数年前からバンコクのトップシェフとのコラボ店。準備は着々と進みコロナが無ければ開いていたはずだけど。なんとか年末までにはオープンさせるということ。
またまた予約の取れない店になるのだろうなあ。
代打の声が、いつ掛かっても良いようにウォーミングアップだけはしておきましょうかね。
【プロフィール】
上田和久
kazz@studiowork.jp
スタジオワーク合同会社 代表
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
経歴と仕事分野
厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。
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