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Vol.46 エプロンづくりに一区切り

今年の初めから、エプロンを作っていました。商品化を目指していました。
が、完成させることができないまま、ここで一旦区切りをつけることにしました。
どんなかたちでもいいから商品を市場に出してみようと思っていたのですが、無理でした… その理由は「使う人の姿が見えず、私自身共感のしどころがなかった」からです。

正直な話をすると、試作をしながら、
「私はこのエプロンを買うだろうか?」
→「もらったら嬉しいけどお金出してまでは欲しいと思わないだろう」
→「じゃあ誰が買うの?」
→「わからない…」
そんな問答を、常に頭の中で繰り広げていました。
ならば一度主観を捨てて客観的にコンセプトを詰めてみようと考えたものの、なんとか絞り出したコンセプトにも、やはり共感が乗りきりませんでした…
自分自身が共感できていないものはどうしたって作れない、だから、どんなものでもいいからとりあえず市場に出そうなんていう選択肢はありませんでした。

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一応こんな感じにかわいらしくは仕上がったんですけどね…
でもこれを商品化するにあたっては、まだまだ細かな部分を改良していかなければならず、それには誰に向けて作るのかを明確にすることがどうしても必要。私の感覚で進めていくこともできないことはなかったけど、自分がターゲットでないものを自分好みに仕上げても、何の意味もないのですよね…

「エプロンで世界を変える」というおっきな目標を掲げてスタートしたこのプロジェクト。世界は変えられなかったけど、私自身には大きな学びがありました。
・私のものづくりに一番大切なのは「共感」。
・絞り出して考えるのではなく自然に湧き出てくるアイデアやコンセプトをもとに、楽しみながら作る。
そして何よりも
・私にとってものづくりは、人とつながるための「手段」。それを再認識できた!
そう、そうなんですよ、商品を市場に出すことはできなかったけれど、プロジェクトのパートナーのあいさんと何回もお会いしてやりとりをした時間は、とても楽しいものでした。こうやってものづくりを通して、いろんな人とつながれることが、私の一番の喜びであり、モチベーションなのだなということに改めて気づいたこと、これこそが私の最大の学びでした。
これからも、いろんな人とコラボしていきたいです。そのために、コツコツとものづくりを続けようと思います。

このプロジェクトは一区切りを付けましたが、あいさんともまた何か作れたらいいな。渋谷のSHARE LOUNGEで、そんなお話をできたのもとても嬉しかったです。
あいさん、これまでありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

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