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研修終えて地元に戻って雑感 〜公民連携という視点〜

書き癖をつけないといけないので、メモ程度で都市計画プロフェッショナルスクール、そしてジブン株式会社の両者に通底する取り組みそして、違和感、迷いなど現在地をブレインダンプとして。


稼ぐまちづくり

まちづくりという言葉は曖昧で、ボランティアからプロフェッショナルまで、そして福祉分野や教育、そいてインフラ系のハード整備事業。政策から日々のまちなかのゴミ拾い活動まで、計画する部分と非計画のでトータルでバランスする何かまで。

お金を切り離しての活動は、財布から出せるものがなくなった時点で、ガソリンを買うお金がなくなったら、どんなに素晴らしい活動でも続かない。これは当たり前の話なのだが、けっこう気持ちから入って、眼の前に困っている人がいたりすると、前後構わず飛び込んで、後々違う方向に行くことはよく聞く。私自身もそうであったし、偽善的なところを気持ちで乗り越えて、とにかく目の前の課題に体当たりと玉砕的なところがあった。

様々な失敗を経て、稼ぐまちづくり、稼ぐインフラ、地域全体の収支をバランスさせないと何事も継続しないので、稼ぐということは夢や目標を達成するために一丁目一番地のはずが、どうもそこにあるトラップにはまってしまう。周りからアドバイスされて、聞けるようなものなら、そういうひとはそんなレベルで、麻疹みたいなもので、通過儀礼として早いうちに小さく失敗しておくことがいいのかもしれない。

田舎は行政が計画を作り、予算をもち、執行し、金も情報もマンパワーもお役所が持っている時代が続いたが現在は、情報の民主化がおこり、日本全国で繋がりを持てる時代なので、個の力でできることが大きくなってきた。

稼ぐまちづくり、自治体単位でも、個人の単位でも、どうやって商品を作り、お客さんを読んで価値を届け、他にはないその土地での、私にしたかできない価値を提供し、対価をいただき、まちに再投資していく、そんためのマインドセットから思考のフレームワーク、全国単位での仲間づくりをスクールで学んでいるの。

田舎で生きている限り、あくまでプレーヤーである。評論家ではない。なので今回の取組を具体的なアクションに何としてもつなげる。地域には仲間は少ないが、旗をあげれば、そのうちに。

公民連携というキーワードは様々な使われ方するようになり、またまだまだ浸透していない部分もあり、伝えることも大切だがやって魅せることが大切なので、今帰仁と名護でプロジェクトを走らせていく。まずは一人で。

連携の多様さ

公民連携の形も多様で、北九州での集合研修でも参加者のプレゼン内容も多岐にわたっていた。分野もそうだが、時々どこが「公民連携なんだろう?」、普通に個人事業なのではという、疑問が湧く場面もあったが、悪いことではない。民は民として稼ぐプランはとても大切で、ある事業者が稼いで、その結果地域に再投資、または地域の他の分野へ貢献するということは大いにあるので。

また、自分もそうであるが、まずは自分が動かせるお金を作ってから、事業を立ち上げるということにも取り組んでいるので、まずは自分の事業という順番はありだと思う。
ただ、公民連携の視点は・・という、堅物な自分の思考が、Aという事業を行って、次に連携するなどのストーリーがみえない計画は、自分自身も気をつけないと行けないと思う反面、そんなこと関係なく自分の事業のブラッシュアップのためならと、手を挙げるみなさんが眩しい。

公民でなく、民と民、いわゆるお役所主導の官民連携もあるだろう。行政に財政的にも、精神的にも依存しないという、マインドとスキル、経験をつけられるよう、ここら10年ぐらい走り抜けてみたいものだ。

自分の発表に向けて

今帰仁村の中央公民館エリアで公共施設の再整備の事業が進んでいる。仕事として関わっているのだが、大きな公共予算で進んでいるので、そこを公民連携でという形にはなかなか難しい。
一応、ワードとしては使っているが、あくまで行政は公共事業として従来型の発注と工事を進めている。

ここは課題の切り分けで、自分のコントロールできる部分と出来ない部分の線引をし、今進行中の工事を公民連携とはいかないが、次の開発行為についてはなんとか、民間ベースで開発できるような取り組みを役場側、そして民間側の意識啓発を動いてみる。

名護市についてはお膝元なので、やりやすい部分と逆にやりづらい部分とが混在しているが、まぁ小さく始めるには問題ないと思うので、同時並行でこっちも進めていく。
大雑把なプラントしては、中心市街地の外れの部分で、30年以上塩漬けになっている公園用地があるが、その周辺の小さな空き店舗のリノベから、人のにぎわいを作り、地域のリブランディングと仲間を増やし、エリア全体のあるいみ再開発まど10年ぐらいで芽出しできるようにしてみたい。

10年後は70歳に近いが、まぁやるところまで走りきってみて、老害よろしく、クソジジイ認定されるまで情熱燃やせたら、楽しいだろうな。

そんな妄想をプランに落とし込んで、11月のオガールに乗り込みたい。

そんなメモのような、自分へのプレッシャー回でした。


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