大型クルーズ船の受け入れ ~田舎は対応したほうがいいのか~
あれだけ騒いでクルーズ船が拒否られたことは過去の話で、沖縄に結構来ているらしいよということを聞いたので、メモ程度。
中国本土からの寄港はないので、どこからやってきているんだろう。日本国内もパシフィックビーナスやにっぽん丸も来ているらしい。
中国本土は個人客だけで、団体旅行はないだろうと思ってたら、上海や深圳からもあるようだ。個人旅行客扱いか。
沖縄のクルーズ船
沖縄県内の大型クルーズ船の寄港する港は、那覇港、中城湾港、本部港、平良港、石垣港。やんばるは美ら海水族館のある本部町の本部港だが、ここはもともと地方港湾で、奄美からの船が着いたり、伊江島からの船が着いたりと大きなバースはなかったのだが、コロナ前のインバウンド・バブル(?)じに港湾整備された。まだ中途半場だけど、一応船は接岸できるらしい。台風で一部壊れているとの情報も。船はついても付帯するターミナルなどはない。
那覇港の昨年の入港予定。これで半分ぐらい。
台湾と中国が多いわけだけど、以前のようにタクシーが足りないとか、バスが行列で交通渋滞を起こしているってニュースにならないので、知らなかった。
ちなみに本部港は去年は6回。
これからかな。今日聞いた話では、ジャパネットたかたが船をチャーターして乗り込んでくるらしい。そんなことやってるの、スゴイと思った。
日本国内のクルーズ船のお客さんは、ほほほぼ時間とお金のあるシニア層。一般的にそうであるはずだが、台湾と中国はそうでもないのか、リピーターも。しかし富裕層ということではないらしい。
さて、以下が今日のパンチラインとなるが、地域側はクルーズ船のお客を当てにしたビジネスや、それに向けたインフラ整備・サービスはほどほどでいいのではないか。
クルーズ船受け入れ、誰がやる
いままでが振り回されすぎというのと、今後も人はやって来るらしいが、
お金をあまり使わない(目的地へGO)
停泊時間が短い
感染症等の発生時の対応コスト
二次交通対策のコスト
消費と停泊時間
1と2はつながっていて、7時間から10時間前後の停泊では、乗り降りの時間ロスを引くと、およそ6時間から8時間だとすると食事して、どこ観てと移動時間をあわせると、あっという間。結局ジャスコやドンキでお買い物というパターンも多いと聞く。
船社側も、なるべく船で食べて、オプションでお金使ってもらいたいので、オーバーナイトでの停泊はほとんどない。またのんびり旅行というよりの詰込み型なので、船でゆっくりしてもらい、寄港地ではさっさと。
感染症対策
コロナ禍の時に問題になったように、もし感染者が出た場合、船に医者は帯同しているとはいえ、隔離して処置して、ということに田舎の限られた医療リソースが使われる。使ってもいいんだけど、頻度の問題でただでさえ疲弊しがちな医療現場が、外国語対応しながら、医療行為は結構エネルギーいるだろうしなと考える。
そういう医療現場の声を吸い上げて、受け入れ準備しているとは思えない。一時期、連絡会とかいってやってたけど、たぶん現状のインフルエンザ、コロナウィルスでも結構大変。
二次交通
二次交通は、公共交通機関の少ない田舎はどこもそうだが、やんばるはほんとバスとタクシーのみなので、ピンポイントでの移動が難しい。そしてタクシー台数少ないし。
ライドシェアが始まればという期待もあるが、まだ時間かかりそう。石垣は試験的なものは始まるらしいが。
県が主導していたりするんだけど、受け入れは港湾課、観光政策の部分は観光振興課など、まぁ縦割りで、よくわからん。
地域も一緒で、だれも貧乏くじを引きたくないので、行政はババ抜きをしている感じに見える。
小型クルーズが離島に行くという話も聞いた。こちらは富裕層むけで、のんびりらしい。フランスの船社。うーん。まぁ地域へのインパクトはちいさいのかな。引き続きウォッチが必要。
ジャングリアができると、東南アジアからクルーズ船で来たりするのかな。こちらもウォッチする。
いずれにしても、主体性のない観光施策が後手後手で出てきそう。これ結構大変なので、大手さんがやるのかも。ランドオペレーションやツアーの造成なども。ちょっと考えたいよねというところ。オチもなくすんません。
やんばる時節
クルーズ船のお客も大好き、万座毛。恩納村にあります。
どういうわけか、タクシー借りていく人がコロナ前は多かったらしいです。今はちょっとわからないです。
暖かい日が続いている沖縄です。寒いところの皆さん、ごめんなさい。
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