歯を大切にすることは『生きることそのもの』を大切にすること
こんにちは。ヨガライフコンサルタントのあやです。
今日は、話す、聞く、食べるリハビリのスペシャリストである言語聴覚士として多くの患者さんに向き合ってきて思う『歯は大切 』というお話。
脳梗塞など病気を発症されてすぐの急性期の患者さんが、食べることを始めていく時に、大切な評価のひとつが口の中の状態。
歯があるのか、ないのか、義歯があるのか、口の中は清潔かなどを評価します。
歯があることは、噛むことから飲みこむまでの一連の流れがスムーズになります。
その他のメリットは以下の通り↓
1. 効率的な消化促進:歯でしっかりと噛むことで、食べ物を細かくし、唾液とよく混ぜることができます。これにより、消化器官への負担が軽減され、胃腸での消化・吸収が効率的になります 。
2. 味覚と食欲の向上:歯があると、食べ物をしっかりと噛むことができるため、より多くの味が口の中で感じられます。これにより、食事が楽しくなり、食欲が刺激されることが多いです 。
3. 顔と口周りの筋力維持:噛む動作を行うことで、口や顔の筋肉が使われるため、顔の筋肉の低下を防ぎ、口元や表情の維持にもつながります 。
4. 脳への良い刺激:咀嚼は脳に刺激を与え、記憶力や集中力を向上させる効果があるとされています。また、しっかり噛むことでリラックス効果も期待できるため、ストレス軽減にも役立つ可能性があります 。
つまり歯があることは、食事だけでなく、健康全般にわたって多くのメリットがあります。
さて、こんなにメリットがあるから歯を大切にしましょう!ということなのすが‥残念ながら、私が出会ってきた高齢の方で、ご自分の歯がしっかりとある方はあまり多くはないのが現状です。
そこで、[歯を大切にすること]これがもし標語のようになっていて、わかっちゃいるけど‥という方がいたら、[日々生きることそのものを大切にすること]このように視点を変えて、考えてみてはいかがでしょうか?
あの大好きな食べ物を目に映して、手で口に運んで、歯で咀嚼してもぐもぐ‥もぐもぐ、ごっくん。
うーーん❤️おいしい!
美味しい物を食べている時は誰もが幸せな気分になりますよね。そして、きっと笑顔であることでしょう😊
食べることを通して、私たちは生きることができています。
しかし、残念ですが言語聴覚士として仕事をすると、食べることが叶わない場面もたくさんあります。
だからこそ、多くの方に『生きることそのものを大切にするため』に歯を大切にしてもらえるといいなと思っています。
そう考えたら、いい歯のために何から始めますか?
できることはたくさんありそうです。
生きることを大切にしてみようかなと思ったなら、ひとくち、ひとくち、いまの一瞬を味わって食べてみてくださいね。
本日も読んでいただいてありがとうございました。
※ヨガライフコンサルタントあや※
自分の心地よさを見つけて、広げて、実践するヨガライフを生活の中に取り入れて、毎日に穏やかさが増えるように相談に乗る人。
言語聴覚士歴8年、急性期から在宅まで幅広く経験
ヨガ歴14年、ヨギーインスティチュート認定
最近の出来事:ひとり時間を確保したことにより、モヤモヤからひとまず復活!