化学の勉強方法について(私なりに)

今回は、化学の勉強方法について書いてみたいと思います。学校で授業内容がどんどん進行している場合と、一通り全内容を終えていて、いざこれから本格的に受験勉強をする!という場合とで少し異なると思いますので、それぞれの場合に分けて説明していきます!

・授業内容が進んでいる最中の高1・2年生
※受験生にも通じることばかりなので、読んでください。
基本的に、復習ベースでいきましょう!流れは以下の通りです。

① 先生の授業を受ける。
② 先生の授業を思い出して、自分が簡単に授業をしてみる。
③ 教科書の問い(章末ではなく簡単な方)を、手を動かして解いてみる。
④ 学校の傍用問題集を自力で解く。

一つ一つ解説していきます。
① 授業を受ける
やはり学校の授業が第一です。先生が話したことを一言一句逃さずにメモするくらいの勢いで授業を聞きましょう。授業を受ける際に意識しておくことは「家に帰ったら、真似できるかどうか」ということです。私が重要視しているのは、家に帰ったら授業の流れを思い出して、同じ様に誰かに説明できるかどうかです。

②先生の授業を思い出して、自分が簡単に授業をしてみる
授業があった日には、家に帰ったら即復習です!しかし、ここでよく聞かれるのは「どうやって復習したら良いか」ということです。ズバリ、先生の授業を思い出して、自分が授業をしてみるということが良いかと思います。最初は授業ノート見ながらやりましょう。基本的に、ノートや教科書を見返すだけの復習はあまり意味がないと思っています。「説明する」というアウトプットを加えることで、定着率はぐんと上がります。そして、慣れてきたら何も見ずに先生の授業を思い出して説明してみましょう。白紙に書きながらやるのがベターです。ちなみに、先ほどから説明するとありますが、これは空中に向かって一人の空間で行うイメージです。笑 ここでの授業の再現の目的は、「内容の定着」はもちろんなのですが、「自分が本当の意味で理解できているかどうかを確認すること」です。おそらく、化学を勉強しても勉強しても得意になれない人は、ほとんどの場合「理解したつもりになっている」ケースです。ここから脱却するためにも、自分が本当に理解しているかどうかを客観的に見つめ直し、わかっていないと思ったらすぐ解決することが大事です。こうすることで、化学がわかるようになるかと思います。理想を言えば、この説明を誰か(化学をしっかり理解されている方)に聞いてもらい、その人に質問してもらい、より深めていくことがベストです。対話しながら理解していくイメージですね。

③教科書の問いを解いてみる
①・②までで、内容の理解はしたとしましょう。そうしたら次は、手を動かして問題を解いてみることが大事です。理解している=問題が解ける ではないので、自力で手を動かしてやってみましょう。理解はしているけど、問題は解けないということもあります。(とは言え、深い理解のもとで問題が解けると、ものすごく化学が得意になるかと思いますので、①・②のステップは必須です。)
ということで、まずは簡単な問題から丁寧に取り組むことが大事です。教科書の問いの時点で苦戦している場合、内容の理解が十分でないことが予想されるので、再び②を見つめ直してください。場合によっては、先生に教えてもらう必要もあります。完璧に解けたら、「その問題がわからない他者に、問題の解説ができるか」と自問自答してください。そして実際に解説してみてください。これによって、より強固な理解が進みます!

④学校の傍用問題集を解く
学校の傍用問題集とは、学校で配られる問題集のことです。ニューグローバルやセミナーなどが代表例です。③までがある程度完璧になったら、問題集に取り組みましょう!範囲の問題(基本問題から)をサーっと解いていくわけですが、この時、以下の4タイプに分ける様にしましょう。

◎完璧!説明もできるぞ!
◯解けたけど、説明はできないかも。。
△解けなかった。けど、解説を見て理解できた。
×解けなかった。解説見ても全くわからない。あるいは、部分的にわからないところがある。

◎はOKです。本当の意味で理解していると思うので、おそらくパターンが変わっても解けると思います。

◯は、実は1番危険パターンかもしれません。なぜなら、解けたからOKと流してしまって、後から復習しようとしないからです。実はわかっていないパターン。◎の状態に持っていきましょう。誰か指導者の力を借りる必要もあります。

△は、解説を見て理解できたのなら、すぐに何も見ずに手を動かして解けるかを確認しましょう。そして、◎の状態つまり説明できる状態まで持っていきましょう。

×の問題は、自分一人で解決するのは難しいかと思います。誰か指導者の力を借りましょう。そして、△→◯→◎と段階的に理解を深めていければ最高です。

ということで、高1・2年生用の化学の勉強法を書きました。どの段階でも共通して言えるのは、「他者に説明できるかどうか」が大事であるということです。これは、本当の意味で理解しているかどうかのバロメーターとなります。そして、本当に理解しているかどうかをチェックするには、化学を専門としている指導者と対話することが重要です。私はその助けができます。もし少しでも私の指導に興味があったら、お気軽にご相談ください。

・受験生(高3生)の勉強法
基本的には、高1・2年生と強く意識する部分は同じです!ただ、そこまで時間をかけられないことも多いかと思いますので、まずは学校の傍用問題集から取り組みましょう。取り組み方は、先ほど④で述べた通りです!タイプ分けして、できるだけ◎の問題を増やしていく作業になります。
また、高3生となっていざ受験勉強を始める!となった場合、学校で習ってから時間も空くため、綺麗さっぱり忘れ去っていることが多いです。そうすると、問題集にいきなり取り組むと、わからない問題だらけでやる気がなくなることも多いです。そういう場合は、教科書や問題集に載っている要点まとめのページを見てから問題に取り組むか、YouTubeなどに上がっている授業動画を見てから問題に取り組むことをお勧めします。理論化学一気に復習などの動画もありますし、私も出す予定です。そのようなものを見て、自分で簡単に説明できる様になった上で問題に取り組むと、効率よく勉強が進むと思います。

ということで、ここまでで化学の勉強方法の説明を終えます。勉強方法は、人によって向き不向きがありますし、私がここに書いた勉強法がベストであるとも思っていません。もしこれを読んでくださって、実践して化学が得意になったという人が一人でもいたら嬉しいです。質問もいつでもお待ちしています。お読みいただき、ありがとうございました☺️


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