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教授だった父親が、認知症になった②

【前回のあらすじ】 大学教授だった父親が認知症になって大変だぞ! 以下、本編。 思い返せば、父の認知症がその兆しを見せ始めたのは、10年ほど前からだったのかもしれない。 ちょうどそのころ、ある出来事があり、家族はてんてこ舞いになってしまったのだ。 詳細まで書くと膨大な分量になるのであくまで要点だけをかいつまんで述べるが、とにかく父の持ち物が家の中で紛失し、烈火のごとく吠えていた。 その吠えの対象は家族。 なぜだか我々家族にその紛失の原因?責任?を擦り付け(=「お

    • 教授だった父親が、認知症になった①

      大学教授。 人はこの言葉を聞いてどんな姿を想像するだろうか? 眼鏡をかけ、白髪交じりで、堅物で、真面目で、勉強が好きで・・・。 いやいや。もしくは、これらのような印象とは真反対にいる超絶フリーダムな面白人間を思いつく方もいるかもしれない。 まあ兎にも角にも、自分の父は前者にあたるような『典型的』大学教授だった。 いやホントに。言い方は悪いが世間が抱いているステレオタイプな教授像が、そのままぴったり父に重なると思う。 全てにおいて大事なのは自分の専門分野の研究。 (

      • 自己紹介

        はじめまして。 実は過去noteで投稿をしていたことがあるのですが、当時は雑多ものを書いており(しかも自身がとんでもなく飽き性なので)、気づけば投稿をやめてアカウントを消すということをした経験があります。 ただ今回もう一度noteのアカウントを作ってみたことには理由があります。 それは。 高齢の父が認知症になり、介護施設へ入所したということ。 いやあ大変でした。マジで。(と言っても現在進行形ですが) 私の場合は、父がそれなりの年齢の時に生まれたため、昔から色々と『

      教授だった父親が、認知症になった②