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Celsius Holdings 投資検討

 今回の記事ではCelsius(ティッカーコード CELH)についてご紹介します。タイトルにある通り、SP600に組入れされる事が決まりましたが、それだけでなく、株価も業績も近年好調を維持しています。

 同社の株に投資する上で基本的な内容をまとめました。100円の有料記事になりますが、ご満足頂け無かった場合は返品可能な設定になっておりますので、ぜひ本文を読んで下さい!

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目次
✦事業内容

✦投資理由
 ・SP600組入
 ・全世界での成長
 ・懸念事項

✦投資戦略

免責事項:本記事に関わる一切の責任を負いかねます。記事の内容にご満足頂けない場合、返金をご申請下さい。


✦事業内容

 Celsius Holdings(以下Celsius)は『Celsius』ブランドの下、脂肪燃焼・運動用の高機能飲料の開発・マーケティング・販売事業を行っています。同社は飲料の製造は直接行っておらず、様々なサプライヤーから購入したフレーバーや添加物を外注先に渡して製造委託しています。

 同社は炭酸・非炭酸飲料、水と混ぜるタイプのパウダースティックを販売していますが、同社の飲料には防腐剤、アスパルテーム、高果糖コーンシロップ、ナトリウムが添加されていません。また、非遺伝子組換で大豆・砂糖・グルテンも含まれておらず、コーシャ及びビーガンの認定も受けています。

 緑茶(EGGG)、生姜、カルシウム、クロム、ビタミンB群、ビタミンC等の成分・サプリメントを使用し、スクラロースで甘味をつけています。同社独自の臨床研究によると同社の飲料商品を摂取すると、脂肪燃焼・筋肉量の増加・持久力の増加が見られたとのこと。

 私自身もよくコカ・コーラゼロ等ゼロカロリー表記の炭酸飲料を職場や家で飲みます。それらは発がん性が指摘されているアセスルファムKが添加されており、後味にも少し癖がありますが、小腹が空いた際にほぼ0カロリーで満腹感が得られるため、デメリットを理解した上でそれでも飲んでいます。日本でも以前にヘルシア緑茶がカテキン成分で体脂肪を燃やすという事で流行しましたが、さらに+αの健康志向と宗教的配慮等を取り入れたジュース・炭酸飲料という風に私は理解しています。

✦投資理由

【S&P600組入】
 2020年12月30日、Celsius1月7日よりS&P600に組入される事が発表されました。それを受けて12月31日の株価は13.1%上昇しています。

 今回の組入によって、同指数と連動するETFであるIJR(iシェアーズ社)、VIOO(バンガード社)の買いが時価総額加重で入ります。S&P500は知っているけど、S&P600についてよく知らない方も多いと思いますが、同指数は米国小型株との連動を目指しており、米国株式の時価総額の約3%をベンチマークしています。小型株は大型株と比較して流動性が少なく、財務の安定性に欠ける事が多いため、投資適格性や財務安定性の基準を満たした小型株からなる効率的なベンチマークを目指しています(実際S&P500よりも投資パフォーマンスが良い事で知られています。)具体的な組入条件は下記の通りです。

▼米国企業の内、時価総額が350M$〜1.6B$の企業
▼発行株式の50%以上が浮動株
▼連続4四半期にわたり、公表ベース黒字利益
▼十分な流動性と妥当な株価
▼対象企業群と同様のセクターバランスを維持する
▼時価総額加重
▼リバランスは四半期毎

 株価影響は投資戦略の項で触れますが、上記条件を満たしたという事は、『小型の中では比較的安心して購入出来ると認められた』という事が出来ると思います。

【全世界での成長】

 2020年第3四半期までの売上高は全世界で前年比186.3%と大きく成長しました。地域別では北米が157%、ヨーロッパが351%、アジアが138%、その他が194%でした。ヨーロッパの販売が大きく伸びているのはFunc Food Group買収影響があります。

  2019年10月25日、同社はFunc Food Group、Oyj(以下「FuncFood」)の100%を買収しました。買収は、Func Foodの全株式の購入と、FuncFoodの既存の負債の再編として構成されました。Func Foodは、2015年からCelsius社の販売代理店として、栄養補助食品、健康食品、および飲料のマーケティング・販売事業を行っています。

 ヨーロッパの数字はあまり参考になりませんが、北米やアジアの数字や過去業績(下記グラフ参照)も考慮すると今後も右肩上がりの成長が期待出来ると考えます。2019年12月から黒字化しているのも大きいですね。

 2020年の四半期別販売実績もコロナ影響見られず堅調です。元々の成長力に加え、インターネット通販の販売増が寄与しているそうです(下記グラフ参照)

 【懸念事項】
 同社に投資する上でのリスク要因として、下記のリスクが目論見書で挙げられておりますので、ご参照下さい。また、同社は現在、防腐剤を添加していないとする商品表示に対し、防腐剤として『クエン酸』を添加し、カルフォルニア消費者保護法などに抵触するとの理由から、同州の上級裁判所で現在係争中です。同社は当該指摘に対し、『クエン酸』は防腐剤としてではなく、香料として添加していると主張しています。

 『クエン酸』については柑橘類に含まれる酸っぱい成分であり、特に体に害はなく問題はないと私は考えます。しかし、同社は前述の通り、独自の臨床試験によって脂肪燃焼や筋肉増量・持久力向上などが見られるとPRしており、これらが消費者の誤解を招くとして、新たな係争や商品の販売停止に繋がるリスクを懸念しております。

✦投資戦略

 2021年の1月7日にS&P600に組入されますので1月4日〜6日は株価は上昇方向に動くと思います。1月7日からは材料出つくしで一旦利確が集中すると予想しています。

 同社の時価総額3.6B$で売上高が119M$。PSR30倍とやや割高で取引されています。また、過去のチャートを見ると最近急激に株価が上昇している事が分かります。懸念事項で触れたリスクもありますので、同社の株への投資戦略としてはS&P600組入のモメンタムに乗った1月6日迄の短期戦略で私は考えています。

 以上でCelsius社の分析を終わります。内容にご満足頂けた方はいいね・フォロー・拡散の協力をお願いします🙇

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