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あなたがコタツから出て外出した方が良い理由!


北海道は寒い。
12月ともなると平気で自宅の室温が5度を下回る。

しかし、我が家にはこたつがある。最強だ。


ただ、こたつにも弱点はある。


それは自分の体は温まるが、室温は全く上がらないことだ。

これにより、暖は取れるものの私の行動力はほとんどなくなる。


今日も洗濯機を回したけれど、
洗濯が終わってピーピー鳴ってから洗濯物を取り込み始めるのに1時間以上はかかった。

しかもその1時間ずっと「洗濯物干さなきゃ。」と思っていてもである。こたつ、恐るべし。


そして今日はやらななきゃいけないこともある。

勉強。


3日後に資格の試験を控えた私が模擬試験を受けて勉強するチャンスは仕事の都合上、今日しかない。(模試は自分のパソコンで受けけられる。)

もっと言うと、今日の17時までには勉強し終わって帰ってこなければいけない。


と、思いつつ時刻はすでに14時半、こたつの中で寝転んでいる私にとってはかなり過酷なクエストである。


「もう今日はサボるか?」


いや、今度受ける試験には既に2回不合格になっている。サボったら絶対後悔する。けど寒い。


そう自分と戦いながら、15時に家から出発することに成功した。
ざまぁ見ろこたつ。お前なんかに俺は倒せない。


近所のドトールに着く。12月だから店内でクリスマスツリーがチカチカ光っている。

275円のコーヒーで勉強場所を借りて、渋々勉強を始める。


すると不思議な感覚を得た


あんなにこたつに居続けたいと思っていたのにも関わらず、模擬試験を受けている間、気分が良い。


なぜか考えてみると1つわかったことがある。


自分の機嫌を自分以外の要素がよくしてくれる。


店内に流れる曲名はわからないけど聞いたことのあるクリスマスソング。


温かいコーヒー。


クリスマスケーキのチラシ。小さいのに高い。


クリスマスシーズンであることを認識すると、だんだん自分が子供のころの記憶に考えが遡り、
あの頃はこの季節が大好きで、12月25日の朝にサンタさんがプレゼントを置いてくれていて、その日は部屋が寒くてもいつもより何倍も早く布団から出ることができていた。寒さよりワクワクする気持ちが勝っていた。

そして、起きれば必ずうれしいことが待っているという状況が最高だった。


もうそろそろ同級生にも子供がいて、自分の子がサンタさんに感謝している姿を見る側に回るのかと思うと、それはそれで自分にとっても幸せなことだろうと想像がつく。子供いないけど。


そうか、すべてに共通していることは、自分の喜びは基本的には自分以外のことから得られる。

そしてそれ自体も自分の体験として感じることができる。

コーヒーもクリスマスの曲も、誰かが用意してくれたから嬉しかったんだ。

なるほど、だからずっと家にいても飽きるのか。

自分の行動したものしか家にはないから、ある程度の気持ちの予想がついてしまう。


そう思うと、外出というのは目的がなくとも素晴らしい。

時間ができたらまず家から出る努力をしてみよう。


次はどこに行って何をしようかな。

家に帰ってこたつの中で寝ながら考えるとしよう。

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