見出し画像

合成皮革の余命宣告

ハイ先輩です

合成皮革の服って持ってますか?
クリーニング屋泣かせの素材の中の1つですやん。
クリーニング屋さん誰もが、合成皮革の服を洗って、<ゲ!!ありゃ!!>と経験した事あるんちゃうやろか!

本物のレザーは高額なので、汎用性のある比較的安価な合成皮革(ポリウレタンコーティング)商品が多く出まわっていて、洋服全体で合成皮革が使われることもあれば、部分的に使われていることも多いねん。
そんな、ナイスな合成皮革、実は2~3年が寿命です!
それを知らずにみんな買って着用してますよね( ゚Д゚)
販売する側も、売るのが目的やし、『これ寿命が2~3年なんですよ、オススメです』ウレルカイ 言ってくれません!

合成皮革は年月と共に大気中の水分などで徐々に分解される『加水分解』という現象を起こし劣化していく。
更に、紫外線、酸化窒素ガス、摩擦、カビが生えるくらいの湿気でも劣化は進むんですよ!
更に着用・不着用、クリーニングの有無に関わらず年月と共に劣化する。メチャクチャ
更に製品製造や購入時期からではなく生地製造から劣化が始まるんで、
買った日が、いきなり寿命超えてる場合あるやん!
まるで、最初に余命宣告されているみたい( ;∀;)劣化が進むと生地表面がベトベトになってきて、最後にはボロボロと剥がれてくるねん。ベトボロ

細心の注意をはらってクリーニングしても、合成皮革がボロボロと剥離しちゃうのを何度も体感してる!弁償する事になったケースもありますアチャ
受付時に、劣化のご了解を頂き、クリーニングしても『着用できなくなるとは聞いてない』と、なってしまう事例がありましたねん

販売側が最初にこういうリスクがあると説明してくれてへんので
クリーニング業者がこういうリスクがあることをお客様に事前説明していかないと、報われない結果になってしまいます。

洋服のデザイナーさんがクリーニングの事を考えて、デザインせーへんし
売れる服を考えてデザインするのが普通ですやんね。
お客様も買ってしまってから言われても後の祭り。

では、少しでも長持ちさせるにはどうすれば良いか?できるだけ着用を抑えて、シーンに合せてスポット的に着用する。そして、風通しの良い暗所で保管するしかないのである。クリーニングもあまり頻繁にせず、あまり汚れていないなら固く絞ったタオルで表面を拭くくらいのお手入れが長持ちさせる秘訣だと思う。
やっぱりお手軽な安価なものは欠点も多いものである。本物のレザーを長く使うのも一つの考え方なのかもしれないですね

因みにクリーニング屋さんは合成皮革の服は買いませんシランケド!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?