見出し画像

リスキリングについて調べてみました


リスキリングとは

最近、新聞やビジネス誌でよく耳にする「リスキリング」というキーワード皆さんご存じですか?
リスキリングとは、企業や国が主導する社員の「学び直し」と言うようです。(すこし言いにくいですね)
最近見聞きするのげ、一般用語として定着していないのが現状のようです。人材会社のアンケート調査によると「認知率は8%」と低率です。

にんちタイトルなし

潜在ニーズは高い

言葉自体は普及していないようですが、そうした「リスキリングを受けたいと思うか」という質問に対しては、トップボックスで47%と多くのひとに高いニーズがあると考えられます。

sennzaini-zu タイトルなし


リスキリングの背景としてのDX・GX

リスキリングの背景として、DX(デジタルトランスフォーメーション)とGX(グリーントランスフォーメーション)による社会変革があると言われています。(「コロナ後、企業存続のカギはリスキリング」第一生命経済研究所 白石香織氏)より
ちなみに DXデジタルトランスフォーメーションとは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。(2018年 経済産業省公表)
GXグリーントランスフォーメーションとは、企業における温室効果ガスの排出源である化石燃料や電力の使用を、再生可能エネルギーや脱炭素ガスに転換することで、社会経済を変革させることを指しています。

リスキリングの背景

DXやGXといった企業の取組みによって社会は大きく変革していきます。その結果として、既存の特定職務は消滅し、新たな職務・業務フローが生まれます。企業が必要とするスキルと現状のスキルとの間にギャップが生じることから、既存の社員にスキルを習得させて、新しい職務や業務フローに就かせる必要が生じ、リスキリングを積極的に推進していくということになります。

リスキリング事例

前述の第一生命経済研究所のレポートには、リスキリングの例として、スーパーマーケットの事例が紹介されています。AIやIoTといったDXによる自動化の波を受けて大手スーパーではセルフレジやキャッシュレス決済、ネットスーパーの導入が進んでいます。在庫管理やレジ打ち等、店頭対応の仕事が減り、オンラインでの顧客サポートや買い物代行業等の新しい職務、オンラインでの在庫管理やキャッシュレス決済等、新しい業務フローが増大しました。米国や欧州の大手スーパーでは、こうした新しい職務・業務フローに既存の従業員が円滑に移行できるよう、リスキリングに多額の投資をしています。
GXの例として、欧州のバッテリー業界団体は、バッテリー業務にかかわる従業員をリスキリングしています。新車販売の中心が環境負荷の少ない電気自動車にシフトしつつあるためです。欧州連合は2035 年までにガソリン車等の新車販売を禁止する方針を打ち出しており、米国は2030 年までに新車販売の半数を、電気自動車を含むゼロエミッション車にする大統領令を発表しています。

働き方の変化による影響

また、新型コロナウイルスの流行によって、働き方が変わったことによる影響も大きいようです。社内で働いていた方がテレワークに変わったり、顧客とのやり取りが対面からオンラインへ移行したり、既存の働き方では対応できないケースも増えてきました。
それに伴い、新たなスキルを身につけなければならない状況になっています。これもリスキリングが注目されている理由の1つです。
コロナによってジョブ型雇用が促進され、その受け皿としてリスキリングが注目されているということもあるようです。

jobタイトルなし

https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/pressrelease/2020/201203-01/


現在起業している私には、自分自身に対してジョブ型雇用という概念はありませんが、のこり10何年のビジネスパーソン人生を充実させるためにも、リスキリングにチャレンジしてみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?