オーストラリアの最低賃金と賃貸状況



今からオーストラリアに行きたいですか?住みたいですか?
ワーホリにオーストラリアを選ぶ人も多いかと思います。
私は旦那がオーストラリア人で日本で出会いましたが、ビザの内容と今後の動きが合わなかったためオーストラリアに住むことを決めました。

最初はルームシェアに住みました。賃貸料は週180ドル。二人でこの値段ですから結構破格ですよね。
ですが、ルームシェアって色々な人が住みますから、綺麗好きの度合いが違ったり、価値観の違いで我慢したり、相手が我慢したりと問題が見えてきてしまいました。
丁度その頃コロナが流行ったこともあり、このシェアハウスに住むことを諦めました。ある意味全くの他人と住むことは賭けだと感じました。
天国にも地獄にもなり得ます。

なので今回は二人だけで住む場所を探しました。
すでにこの時点でオーストラリアの賃貸事情は最悪でした。
30歳くらいの独身者がルームシェアに住まなければいけない。そう耳にしていました。
私の旦那は自営業で、私はその手伝い。正社員カップルと比べると条件が悪い。そしてきっと出せても週300ドル代程度。
その中で不動産に連絡するも返事はなく。内見に行けばどの物件にも10人以上の列作っていました。

その中でとても古そうな物件を見つけ、内見に来たのは私たちを入れて3組ほどだったため、審査を申し込んで見たら見事受かりました。
私たちが現在住んでる賃貸は最初は340ドルでした。
住んでみて気づきました。とてつもなく『ボロい』
きっと適度なメンテナンスがされていないんです。
壁にはヒビ割れがいくつもあり、電気のスイッチにヒビが入っているため、冬の静電気が起こりやすい時期に指に感電を感じました。
シャワーは細い糸のような水量しかでず、使用できないため朝晩浴槽にお湯を溜めて入りました。
リビングのカーテンはロール式であったため、それが壊れていたので一日中開けっぱなしです。
一度キッチンのシンクの下のパイプが壊れてしまい、洪水のように水が溢れ出したことがあります。それはすぐに対処してくれましたが、ここ最近では廊下にある収納棚の扉の木が腐り、扉が外れました。
まだまだありますが、書くのはこの程度にしておきます。

修理は片手で数えられる程度しかしてもらえませんでした。
そして次の更新日、賃貸料が週10ドル挙げられました。修理してくれないんですよ。なのに賃上げですか。でも家の需要があるから仕方ないんです。
なんなら賃上げしてない方がおかしいんでしょうね。
需要だけあって供給が追いついてないだから、値が上がるんです。

そしてさらに、来年の更新から週70ドル上がります。こんなボロボロの家でさえ更新のたびに上がっていくんです。ほかに綺麗な家に住もうと思ったらどれだけ高いか。

私は旦那と家族を築きたいのに家を帰るのか。家って3000万じゃ買えませんよ。3000万で買うなら、今住んでいるアパートよりもボロボロで住めるようなとこじゃないでしょう。そして不便な場所になると思います。
治安も悪いかもしれない。

オーストラリアで家を持つなら最低でも5000万以上。なんなら1億が普通と言われるくらいになってるのかもしれません。

オーストラリアの最低賃金は2,323円となっています。
最低賃金で働いても半分以上が賃貸料に取られてしまいます。
これで家庭を持てるのだろうかと、子供を持てばさらにお金がいる。
オーストラリアには一人暮らし用とかいう物件はほとんどありません。
部屋に鍵はつけられるものの、キッチン、お風呂、トイレは共同になります。もし私たち家族が貧乏になったとして、子供はプライベートな空間を持つことすらできないと思われます。

かと言って確実に高級取り職業になれるかと言われれば確信もないですね。

この不安な状況で子供を持つことはできない。そう思いました。
かと言って私にも年齢というリミットがある。
今後オリンピックがあるブリスベンは今後特に賃貸料が上がっていくのだと思われます。

幸い旦那は日本語が話せるので、私たちはこの上がっていく賃貸料から逃げることにしました。きっと日本に住めば嫌な面も見えるかもしれないけれど、
少なくとも全くの他人と生活しなくていいかもしれない。



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