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僕にとってのアイドル・渡邉美穂

みなさんこんにちは!
noteを開いてくださりありがとうございます!

 日向坂46の山口陽世さんのブログの書き出しが好きで一度書いてみたかったんです。どうも失礼しました。

 初めてnoteを書きます。ですので、他の方の一般の人に向けた読みやすさなんて無視した、かなり拙い文章の乱発になります。ご了承ください。

 そして、「アイドル」もしくは「日向坂46」が好きな人以外には訳が分からなくなっていくかも知れません。好きな方も読むのに苦労するかもです。そうでない方も頑張ってください(小学校の運動会の実況感)。

 はじめましての方が大半かと思います。何卒よろしくおねがいします。ただこんな得体の知れない暇人のnoteなんか読んでないで、「推しメン好きぇ~」ってツイートした方が幾分マシだと思うので、今すぐこれを閉じてくだ嘘です。むしろ、そんな方に読んでいただきたいと思い書いております。

 はじめましてじゃない方には、先に謝っておきます。「あけぼの」というアカウントがいかにかっこ悪くて臆病者なのかを確認してあげてください。

 まずはじめに、なぜnoteを書こうと思い立ったのか。理由は3つです。

  1. 自分の頭の中の整理のため

  2. Twitterの140字じゃ書き難かったから

  3. 「アイドル・渡邉美穂」への感謝を書き残しておきたい

 2022年6月28日卒業セレモニーを実施し、日向坂46を卒業した渡邉美穂さん。このnoteでは、僕が日向坂46にハマる前からセレモニーを見た後まで僕にとってアイドル・渡邉美穂はどんな人だったかを書いています。
 読んでいただける方には、「自分にとってアイドルって何かな」「自分にとって渡邉美穂ってどんなアイドルだったかな」とちょっとだけ考えてくれたら嬉しいです。

 また、書いていて気づきましたが、めちゃくちゃ長いです。しかもタイトルとはほど遠い関係のない話がたくさん出てきます。ですので、「余計な事」「余計じゃない事」の大きく構成を2つに分けました。「余計じゃない事」だけでも読んでいただければ嬉しいです。お時間がある方は、「余計な事」も読んだうえで「余計じゃない事」も読んでいただけると僕が喜びます(キャッキャッ)。

余計な事

君に話しておきたいこと

 本題に入る前に少しだけ自己紹介みたいなことをさせてください。
 僕は某大学で大学院生をしながら、アイドルオタクを約8年ぐらい続けています。高校時代の「AKB旋風」に直撃し(ここである程度の年齢がバレますね)、最初は「アイドルなんて…」と思っていたんです。

 ただ2013年の朝ドラ「あまちゃん。」に爆ハマりしたのをきっかけに興味を持ち始め、アイドルの沼に片足をドボン。

もし、これを読んでいる人の中で「あまちゃん」をきっかけにアイドルに興味を持っていまでもアイドルオタクしている人がいたらぜひともお友達になりたいです。抱擁します嘘です。

 それをきっかけに現場を変えつつ続けて、いまに至ります。ただ、現場を変えると言っても、

「へーこのグループこんな感じなんだ」

「あれ?なんか面白い子いるじゃん!気になる!」

「え、まって、推しメンめっちゃ好きなんだけど…」

「ダメだ…沼だった…」

といったような具合に、ずーっと同じムーブを繰り返しているので、「全然学んでねーな!」と心の中のカミナリたくみがツッコんでます。

 最初は大きな箱を埋める特典会もないようなアイドルグループから始まり、アイドルとの距離が近い握手会や2ショットが存在するグループ、楽曲やコンセプト、雰囲気が自分の好みで何よりも心の底から「大好きだ!!」ってなった子がアイドルとして所属するグループなどなど、ダラダラと続けていました。

 そして「アイドル戦国時代」と言われ出した時期の、アイドルグループの乱立、アイドルフェスの異常な盛り上がり、プロレスのような対立構造や共闘といったアイドルシーンをオタクとして身をもって体感し、キラキラした部分をまざまざと見せつけられてしまうと、アイドルに対しての苦手意識の反動もあり、「アイドルって最高やなぁ」「アイドルやっている子は尊敬やなぁ」と心酔していったのです。

 「もうアイドルオタクやめよう!」と思っても、アイドルに対してのリスペクトが入り始めて、結局やめられない。アイドルに希望を見せられ、アイドルに救われたり癒さたり、今度はアイドルのために頑張ることができる。いわゆる最近流行りの“推し活”ってやつですね(僕はあまりこの言葉好きじゃないんですが)。このループが続いていってしまうわけです。

 そして好きすぎるあまり、自分の身を削ることもありました(具体的には書きませんゲボ出そうなので)。極論「あの子がいるからもうちょっと生きてみるか」なんて考えているのかもしれません。

 アイドルとオタクという関係性の中で、その人それぞれの信頼関係を構築されていくのめちゃくちゃ楽しいやないか!と思っていたわけです。

一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない

 ただ、アイドルオタクを続けていると、趣味であるにも関わらず、疲れたり嫌になったり哀しくなったりすることも出てくるもので。それが顕著に表れるのが、自分が推しているグループの解散、推している子の卒業や脱退です。
 いつかは終わりが来ると分かっていても、永遠だと勘違いしてしまっていて。魔法をかけられていたけど急に現実を突きつけられた感覚。エロ動画の場面転換で画面が暗くなったときに反射して映った自分の顔見た時ぐらい現実を突きつけられますよね(サイテーの例えだし的を得てないぞ!帰れ!)。自分の考えを書いてると恥ずかしくなるので、これくらいのボケで許してください。たまに抜かないと固くなるんでね(?)。

 僕にとってアイドル、もしくは推しメンは「精神安定剤」だと考えています。服用方法を間違えるととんでもないことになってしまうが、これがないと正常に生きていけないのではないかと思って飲み続けている薬に近い。

 僕は2018年に大好きで推していたアイドルグループの解散をはじめて経験しました。あまりに突然で、僕はすぐには受け入れられませんでした。でも、そのグループのメンバーは解散を受けて入れているようなことをブログに書いていて、自分の推しメンも「最後までやり切ります!」と書いていました。自分と推しメンの気持ちにギャップを感じつつも、解散ライブが発表され、そのライブに参戦しました。ライブ中は感情を抑えていましたが、帰りの深夜バスを1人で待っているとき、「もうこの子がアイドルとしてステージに立つ姿は紛れもなく最後で、次いつ会えるかもわからないんだ。」と思うと苦しすぎてビール350ml缶を片手に号泣してしまいました(良い子は飲まずに深夜バスに乗りましょう)。

 この時、「もうこんな思い二度としたくない。もうアイドルオタクなんてやめよう。これでやっと辞められる。」と心に決めたのをはっきりと覚えています。本当に依存してたみたいですね(泣)。

 それ以降、極力アイドルを避けるように、別のアイドル現場に行ったとしても、知り合いに会いに行っておしゃべりしたり飲んだり食べたりするのが目的になっていました。少し気になるアイドルの子がいたとしても自分でブレーキを踏んでいる感覚でした。

 僕自身だけかもしれませんが、あの熱を帯びていたアイドルシーン自体がなんとなく下火になり始め、落ち着いてきた感覚があり「割といい時期にやめれたな。」なんてハスっていたと思います。実際問題、自分の学業が忙しくて追いきれなくなったのも原因の一つだったかもしれません。

わずかな光

 唯一、この時期に曲を聞いていたグループが「欅坂46」でした。ちょうど「不協和音」と「風に吹かれても」の間ぐらいですかね?
 音楽的なことは全く知識がないので詳しくはわかりませんが、アイドルのキラキラした部分よりは人間の心の内側、反抗心、社会へのアンチテーゼみたいな部分が色濃く出た曲に元気づけられていました。
 なので、曲と、ある程度数名のメンバーの名前、「漢字」と「ひらがな」の2つのグループがあったことはこの時点で認識していました。(ここでやっと渡邉美穂さんに関係ある話が出てきましたねお待たせしました)

 しかし、なぜかどっぷりと沼にはハマりませんでした。というより、これまでのハマり方が濃すぎたせいで、曲は聞いていても「ライブに行こう!」とはなかなかならず、「アイドルを推す」とは自分としては言えなかったし言いたくなかったんだと思います。

 「アイドルを推す」ということは、「曲を聴く」「過去映像を見る」など資料研究と同時に、「ライブに行く」「握手会に行く」という資料だけではわからない実践研究を合わせて「推すかどうか」の結果、考察をしていくものだと古臭い頑固おやじのように思っているわけです。

 これはあくまで僕個人の考え・基準なだけであり、断じて他人への物差しではありません。いろんな事情で全てできてないから推してはいけない、みたいなことは1ミリも思ってません。趣味なんですから好きなように好きな範囲で楽しみましょう(でもなぜか日本人ってにわかを嫌うし、知ってて当たり前の同調圧力が恐ろしく感じちゃいますよねこの気持ち誰かに伝われ)

 しかし、「アイドルを推す」以前に、日常生活の当たり前だったことが一瞬で崩れていくことが、2020年3月頃からはじまります。コロナによる社会生活の劇的な変化です。いままでの当たり前がことごとく崩れていき、当たり前じゃなかったと気づかされた人が大勢いらっしゃったとおもいます。
 僕自身、なんとか無事に健康に過ごしながらも、長い期間をかけて用意していた調査や研究計画は作り直し、ほぼ白紙に戻されることになりました。そして、何も気にせず当たり前のように外に出てしゃべったり飲んだり食べたりしていたことまでできなくなり、日常にあった娯楽が次々と奪われていく感覚がありました。不安とストレスが膨らみ、なかなか難しい時間が増えていきました

ドレミソラシド

 不安やストレスがたまる自粛期間が長引く中で、唯一の息抜きは「散歩中にラジオを聴く」ことでした。小さい頃からお笑いが大好きだった僕は、基本的には芸人のラジオを聞いて、マスクの下でニヤニヤしながら、目的地を決めずにブラブラ歩いていました(書き起こすと危険人物感出ますね)。

 ある日、自分のTwitterのTLに「なんじゃこりゃ」みたいなニュアンスの文章とともに、radikoのURLが貼ってありました。

 試しに押して聞いてみると、『早口なのになぜか聞き取れて、でも幼さの残る鼻にかかった声で、ラップなのかわからないものを楽しそうに話すけど、結局訳が分からない30分のラジオ番組』でした。

 僕も同じように「なんじゃこりゃ…」と思いつつ調べると、「余計な事までやりましょう」という日向坂46のラジオ番組でした。
 2020年の10月からはじまったTOKYOFMの番組で、ベルクという埼玉を中心とした商業施設がスポンサーとしてついている、日向坂46というアイドルグループの中で埼玉出身の3人組がパーソナリティという、関西在住の自分とは縁もゆかりもないラジオ番組に出会って”しまった”のです。
 この番組をきっかけに、腐りかけていた自分のオタク心が動き始めます

 「けやき坂」から「日向坂」に改名したことや、数曲はなんとなく聞いたことあるぐらいでしたが、妙に「余計な事まで」でしゃべっている子たちに興味が出てしまい、2020年11月より資料調査を開始。ラジオを聞いて埼玉3人組を調べ、曲を聴き、テレビ番組を見て、気づけば日向坂トークアプリというものを知り、「丹生明里」を選択して課金するまでになっていました(ここまで早いですねコーナーで差をつけるタイプです)。

 みなさんそろそろ「叫びた~い」ですよね?
「いつになったら渡邉美穂の話するんじゃぼけぇ!」すいません。。
ここまで読んでいただいたみなさんには感謝しかありません。もう少し続けます。

声の足跡

 ただ、ひねくれものの僕はどこか無意識にこう思っていました。

「ラジオが面白かったから、ラジオの日向坂にはハマってはいるだけで、“アイドル”の日向坂にハマったわけではない。」

 文字にすると、あらためて自分の考えの酷さがわかりますね。
 そして、ブレーキを踏んでいる理由はもうひとつ。

「またアイドルにハマったら苦しい思いもしなきゃいけないじゃないか。もうあんな思いしたくない。」

 今思えば、始まる前から終わりを想像して何もしない意気地なしですが、当時はこう考えていた気がします。

 そんな気持ちとは裏腹に、ラジオ番組「余計な事まで」愛が膨れ上がっていきます。”アイドルなのに”トークの評定がシビアで、”アイドルなのに”いつ使えるかもわからない余計な情報を集めていて、”アイドルなのに”訳が分からない放送が高頻度であったり、”アイドルなのに”リスナーとプロレスしたり(比喩です)。

 次第に愛が溢れて、このラジオにメールを送るようになります。これまでラジオは好きでもメールを送るのは人生で初めてでした。

 そして、ある日の放送をリアタイしていると、自分のラジオネームが呼ばれ、自分が書いた文章がアイドルの声を通して公共の電波にのってしまいました

 体の中の血管が沸騰したように、奥底から熱がブワッと上がる感覚は一生忘れないなぁと同時に「また読まれたいなぁ…」という欲が出てきました。仕方ありません気持ちよかったんですもの何度でも経験したくなるにきまってるじゃないですか(ここ早口)。ただし、この欲こそがこれから書くことの最大の原因です。

どうする?どうする?どうする?

 2021年7月、Twitterで余計な事までの次回収録分のメール募集ツイートが流れてきました。

 募集ツイートが来るたびに、スマホのメモ機能にコピペして、その下にメールの内容を書いていたわけですが、この募集に対して、こんなメールを作ります。

 「我ながらいいんじゃない?軽めのボケとちょい芯のある質問やん?」なんて作りながら思ってました。
 ほかにも数通作成し送りましたが、この一通を発端に放送がとんでもないことになっていきます。「余計な事までやりましょう」が好きなリスナーでよく聞いている人は気づいたかもしれません。

 2021年7月31日(金)20時放送「余計な事までやりましょう」渡邉美穂パーソナリティ回の中での【ふつおた】のコーナーにて、上記記載のメールが採用され、「アイドルっていろんなかたちがあるからこそ面白い」「私たちはアイドルなのか芸人なのか悩む時期もあった」「アイドルの時間は限られている」「最終的な目標は女優になる事」などなど。

 のちに「渡邉美穂のアイドル論」と言われた回になった放送でした。

 そして、極めつけは続けてもう一通。

 このメールも改めて見て、これまでのひねくれた自分のよくないところがたくさん出ています。まあこれを送ったときには調子に乗ってたわけですはい。

 このメールに対する渡邉美穂さんのくわしい回答は割愛させていただきます。書き始めたらこのnote終わらないので(ただでさえここまでが長すぎて)。この放送は現在もAuDeeで聞けてしまうので、まだ聞いたことがない人はよろしければ聞いてみてください。置いときますポイ。

https://audee.jp/voice/show/33517

 いつもは余計な事が多かったはずの番組に、余計なメールに真面目な返しをされた瞬間ずしんと重みを増した感覚がありました。

 最初は「読まれた!やったー!」なんて思っていたわけですが、Twitterでこの回について言及する人が続々と現れて、この放送内容がネット記事になって拡散されたり、「日向坂で会いましょう」というテレビ番組内でテロップになっていたり、渡邉美穂さんが持つ連載でもその内容が記事になっていったり、後の「余計な事まで」丹生ちゃん回で「なんか見ました!笑『渡邉美穂が語るアイドル論』みたいなやつ!笑」って仰っていたりと…。時間が経つにつれて、「え、ちょっ、やばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよ」という状況に陥っていきました。

僕なんか

 自分が送ったメールをきっかけに、僕自身のラジオネームはあるはずもなく、アイドル・渡邉美穂の言葉として大量に拡散されていく。そして肯定的な意見だけならまだましですが、「渡邉美穂のアイドル論」なんて銘打たれるくらいの内容だっただけに、否定的な意見も見られ、恐怖でした。SNSって怖っ!ってなりましたね。

 本当なら最初に読まれた時点で、「読まれたぞー!」なんてTwitterで大声で言いたかったんですが、あの回で読まれたときは、「読まれたなんてTwitterで言わなくてよかった…」と思っていました。最低ですね…。

 自分が送ったメールは「『余計な事まで』用のふつおた」として送ったつもりでしたが、その時少しでも、「現役アイドルが今の自分たちアイドルを語る可能性とリスクの高さ」を1ミリも考えてませんでした。

 「これってどこかの誰かは知りたくなかった人もいたんだよなぁ」とあらためて考えると、パーソナリティだった渡邉美穂さん、大好きなラジオ番組に対して迷惑をかけてしまった気がして、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました

 アイドルが大好きだった自分が、自分の都合で「ハマったわけではない」なんて強がっていたら「アイドルというより芸人に近い感覚」なんていうデリカシーのかけらもない事をメールで送ってしまっていて、迷惑をかけてしまったんではないかと思い込み、めちゃくちゃ情けなかったです。ブレーキをかけながらも、エンジンを吹かして進んでいると摩擦熱で発火した感じですね。

 そこから、かなりの引け目を感じつつもこの放送回を何度も何度も、戒めのように聞き直していました。根がネガティブ思考なので自己防衛本能で「なんとかポジティブに捉えよう」と必死だったのかも知れません。

 すると、この内容をここまで喋れる現役のアイドルって「アイドル・渡邉美穂」だからなし得た事なんだと気づき始めました。というか変換できてきました。

 ひとつひとつ丁寧な言葉選び、「自分の発言で誰かがこう感じてしまうかも知れない」と思った時のフォローの言葉の早さ、頭の回転、想像力の高さ。

 そして、渡邉さん自身が「アイドル」が大好きで「日向坂46」というグループ全体、メンバー、ファン(おひさま)を愛して信頼しているからこそぶっちゃけて喋ることができているんだと。

 さっき回答は引用しないって書きましたが、1つだけ「余計な事まで」のあの放送回で渡邉美穂さんが仰った、特に心に残っている言葉を引用しまさせていただきます。

「『アイドルとして純粋に楽しむ』…うーん、そしたらまずは、私たちのライブ映像とかパフォーマンス映像を見てほしいです!たぶん、ライブやってる間とかは一切ボケてないので、そういうところでかっこいい姿とか、めちゃめちゃかわいい姿とかを観て、「あ、こういう一面もあるんだ!」って。そこも好きになっていただけたりしたら…難しいですね、でも!シンプルにかわいいっていう状態が絶対あるのでみんな!」
「余計な事までやりましょう」#44放送回より

 僕はここで、少しだけ心に決めた気がします。
「もう一度、ちゃんと真正面からアイドルをみよう。」

真夜中の懺悔大会

 このころ、ちょうど「全国おひさま化計画ツアー」の開催が決定していて、運よく広島公演の初日、大阪公演の2日目に参戦することができました。難しい社会状況が続いていた中で、久しぶりに見た「アイドル・日向坂」は冗談抜きで発光しているように見えました。会場全体を包む熱気とどこか優しい雰囲気が纏いつつ、必死に歌って踊る笑顔のアイドルのライブを見て、会場を出た後「すっげぇもん見たなぁ…」と放心状態でした。

 とどのつまり「日向坂最高!渡邉美穂さん、参りました。」で投了です。

 「全国おひさま化計画」によってまんまと「おひさま」になった僕は、日向坂46をアイドルとして真正面から見て、楽しいオタクライフを過ごし始めようとするのですが、ここで、どうしてもやらないと気が済まないことがでてきます。

「アイドル・渡邉美穂さんに謝りたい。そして、きっかけを作ってもらったお礼を直接伝えたい。」

 日向坂46には、握手会の代わりに、ミーグリという遠隔でメンバーと数秒お話しできる特典会があります(急な読み手意識)。全国どこにいても参加できるこのシステムは素晴らしいですね、だって遠征費かかんないんだもん(ここ早口)

 この機会を逃したら直接伝えられないと、6thシングル「ってか」の個別ミーグリに応募。そして何とか渡邉美穂さんの枠を確保。ミーグリ当日、画面の前でじっと待っていました。

 少ない時間の中で、謝罪と感謝をどっちも伝えられるかわかりませんが、真正面から何一つ隠さず、ドンと気持ちをぶつけようという気持ちでした。
 そして、画面にカウントダウンが映し出されます。3・2・1・・・

 結果から言いますと、感謝は伝えられず、「ラジオを利用してミーグリに来た奴」になってますねはい。
 ただ、迷惑をかけてしまったかもしれない相手に直接謝罪ができて、少しだけ気持ちが楽になったこと。
 そして、謝ったことで渡邉美穂さんが笑ってくれたこと、彼女の寛大さとやさしさに触れた気がして、ミーグリ終了後に座ったまま少しだけ泣きました。

約束の卵 2020

 その後は、日向坂関連の書籍や映像といった資料調査も並行して行い(これまだいうのか)、抜群のバラエティスキル以外に、各媒体によって使い分けできる柔軟性を持ったメンバーが多いこと、メンバー同士の関係性や雰囲気の良さ、演技力の高さなどを再認識させられて「このグループすげぇな。やっぱすげぇなアイドルって」と唸っていたり、「東京ドームでコンサート」という明確な目標に向かって進んでいるグループの強さを、まじまじと魅せられた気がします。

 運よく、昔からの知り合いのオタクもたくさん「おひさま」になっていたので、自分以外も「このグループ今見とかなきゃ!」ってなってるんだなぁとうれしくなったこと、その時点でのグループの勢いの凄さみたいなものを感じました。

 そして、2022年3月30日、31日の東京ドーム公演を2日間現地で見ることができました。
 自分がグループを見てきた時間は短くても、彼女たちが目指していた約束が果たされる瞬間を一緒に体感することができて興奮したし、泣いたし、感動させてもらいました。
 ちなみに、2日目のラストは、終電の関係で土砂降りの中、お土産の鳩サブレ抱えたままダッシュして、新幹線の自由席についたときに泣きました(余談です)(こんなこと書いてるから9000字もいってるんだぞ)。


 ドーム公演後、余韻に浸りながら過ごしている時に【渡邉美穂・卒業のお知らせ】を知ることになります。


車輪が軋むように君が泣く

 最初は「そんなバハマ!そ~ぉれっ!」「そんなまさか」とは思いましたが、周りのメンバーのブログやメッセージ、そして何より本人のブログやメッセージで卒業の理由や熟考したうえでの決断なんだというのを理解して、「あぁそうか、これこそアイドル渡邉美穂だ。」と偉そうに思っちゃったんですねええはい(偉そうだぞ帰れ!)。もうこの前の時点で、アイドル・渡邉美穂へのリスペクト数値は天井をたたいていたんですが、針が降り切れて計測不能になるくらい、「アイドル・渡邉美穂かっこよすぎるだろ」となってしまったわけです。

 多くのアイドルが自分の思ったタイミングで卒業できるわけではない事をそれまでたくさん見てきて知っていましたし、簡単じゃない事なのは素人の僕でも想像がつきました。ましてや、つい先日、まだ制限が残る難しい状況の中で、東京ドームを満員に埋めたトップアイドルが、日を待たずに卒業するなんて、普通じゃありえない

 でも、渡邉美穂さんは成し遂げようとしている。きっと「アイドル・渡邉美穂」だから成し遂げられることなんだと思い、それ以降、寂しい気持ちはありつつも、全力で応援して送り出そう。アイドルを卒業するその日まで、どれくらいできるかわからないけれど、これまでの感謝を伝えようと思いました。

君のため何ができるだろう

 この短期間での感謝の伝え方って意外と限られていることにここで気づくわけですねはい。伝え方はいろいろありますが、自分ができる範囲のことを一生懸命やるのが一番です。答えまで早かったですね~これも全部アイドル渡邉美穂さんに教えてもらったんですよ~はい~。

 6月18日に最後のミーグリを終えました。今度は謝罪じゃなくて感謝を伝えることができました。

 書籍や雑誌の乱れ打ちでしたね。でも何といっても「私が私であるために」が心にぐっと刺さるものがありました。おそらく「芸能」というカテゴリーの本棚ではなく、「歴史」のカテゴリーとして陳列するのが適切かと思いますよそこの本屋さん。

 Twitterを見ていると、気になる投稿があり、内容を読んで、すぐに参加させていただきました。

 「なんとかして伝えたい!」という気持ちが自分だけじゃなくてこんなにたくさんいるんだ!とおもってめちゃくちゃ嬉しかったです。短い期間で進めていただいた主催の方々には感謝しかないです。ありがとうございました。

 卒業セレモニーは配信で見ました。アイドル・渡邉美穂がやりたかったことが詰まっていて、何よりもメンバー22人がいい顔していて、涙目おじさんになってました。

 最後のスピーチもひとつひとつ丁寧な言葉遣いと、選ばれた言葉の中から、とてつもない量の愛があふれていて、涙腺のバルブが馬鹿になっているおじさんはずっと泣いてました。

 公演の最後、ステージに残った渡邉美穂さんの「ちょっと会場みていいですか?みんなの顔をこの目に焼きつけたくて」の一言に唸ってました。
「この子は心の底からアイドルが大好きなんだろうな」「これができるからアイドル・渡邉美穂ってかっこいいな」って思わせてくれる瞬間だったと僕は思いました。

JOYFUL LOVE

 ここまでが、僕が今回noteに書きたかったことです。長かったですよね。自分でもびっくりして引いてます。ただ、これをTwitterにこまごま出して一部だけ拾われたりされると嫌だなと思ったので、このような形にしました。「直接感謝を届けたいならメッセージアプリにレターしろよと」言われても、こんな長ったらしい話送れるほど富豪じゃ無いです。あとこんな稚拙な文をアイドルに送れるわけがないです(あたりまえ体操)。途中でnoteの投稿自体も分けた方がいいかなと思ったんですが、こんなにまとまりのない文章を書いてる奴がうまく区切るところ見つけられるわけもないので断念しました。
 曲名の小見出しは、僕の解釈で内容と少しだけリンクさせました。異論は受け付けません。だってめっちゃ適当につけているので矛盾しまくりです。

 あと、この「あけぼの」っていうTwitterアカウントは、「もう一回アイドルみてみよう」と思って作った日向坂用アカウントです。初期は何呟いていいかわからない、というか人見知り意気地なしモードだったので訳が分からないことをつぶやいてます。こんな良くわからないアカウントに突然フォローされたら怖くて、僕なら即ブロックしますね。(そーですね!)
 「あけぼの」を作ったのは、情報を追う理由ともう一つ、ラジオネームを知られたくなかったんです。あの時はSNSが怖すぎて(意気地なしですね~かっこ悪いですね~)。ここまで約1年経ってました(アホ過ぎる)。

 フォローし続けていただいている方には感謝しかないです。これからも見続ける予定ですので、何卒宜しくお願い致します。

 きっとこんなまとまりの無いnoteを書いて遊んでるオタクは、ほとんどいないと思います。でも、僕の座右の銘は「余計な事までやりましょう」なので、きっとどこかで役に立つ(かも?)と思っています。

 最後は、「アイドル・渡邉美穂」への感謝を真正面から、時々斜めから、書いてみました。「余計な事」を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

余計じゃない事

あなたのおかげで、貴重な経験をさせてもらいました。
あなたのおかげで、SNSの怖さも知ることができました。
あなたのおかげで、ボケを真面目に返したら重みが増すんだと気づけました。
あなたのおかげで、声がいい子ってかわいいなって気づきました。
あなたのおかげで、真正面からぶつかった方が、思いがけない良い方向に転んでいくんだと教えてくれました。
あなたのおかげで、ラジオがもっと好きになりました。
あなたのおかげで、東京ドーム公演を見て感動することができました。
あなたのおかげで、日向坂46を好きになることができました。
あなたのおかげで、もう一度アイドルを好きになれました。
あなたのおかげで、アイドルって最強で最高だなって思えました。
あなたのおかげで、地に足つけながらも、少し先に進む大切さを教えてもらいました。

あなたが持つ、周りを味方にしていく力は強力です。
あなたが持つ、周りを味方にしていく力は、世界平和のカギとなるでしょう。(50%ボケです)
この力があれば、地球全体をコートにしたバスケットボールなんてしたら、みんな味方になっちゃって試合になりませんね。(100%ボケです)

僕にとって「アイドル・渡邉美穂」は、忘れかけていたものを教えてくれた、かっこよすぎて優しすぎる最強のアイドルでした。

アイドルになってくれてありがとう。
いままで「アイドル・渡邉美穂」としていてくれてありがとう。
これからの「渡邉美穂」も応援してます。くれぐれもお体ご自愛下さい。
また、どこかで会いましょう。

それでは、また。(なすなかにし風に)

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

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