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第25回Wリーグ2023-24 プレーオフ  ファイナル実況


想いと想いがぶつかり合うファイナル。
記念すべき25回目の頂点は。

Wリーグはファイナルを迎え
緑と薄紅のコントラスト美しい
桜に囲まれた武蔵野の森総合スポーツプラザで
富士通vsデンソーの試合が行われました。

GAME2、GAME3の実況を
担当させていただきました。





・GAME1


点の取り合い、気迫の入りとなりました。
まずはデンソーのリードとなりましたが
富士通、町田選手が2Pで点を重ね
テミトペ選手に繋いで逆転。
デンソーは少しターンオーバーが増えた
時間となりましたが
さくら選手のガッツポーツも出るシュートで
16-16の同点に。

第2Q、内尾選手が2Fになりますが
やや富士通ペースで試合は進みます。
赤木選手のアシストも光り
町田選手もバスケットカウントを
沈めました。
デンソーは髙田選手が3F、
タイムアウトで修正をはかり
ながらの試合運びになります。
富士通は引き続き町田選手の
シュート、アシストでコントロール。
最後は林選手が3Pを沈めると
エブリン選手が決め返す展開で
36-32で前半を終えました。

第3Qのあたまで町田選手13pts。
3Fでベンチにいた髙田選手が戻り
デンソーも気持ちをみせますが
富士通、宮澤選手が決めてついに
42-32の10点差。
林ーテミトペ、町田ー林と
鮮やかなプレーも決まり
51-43と富士通リードで最終Qへ。

さすが髙田選手、という3Pで入り
デンソー追い上げます。
ひまわり選手も3Pを決め、
57-55と2点差まで縮めました。
富士通はタイムアウト明け
林選手を起点に得点を重ね
デンソーはついに髙田選手が
ファウルアウト。
リードを守った富士通が64-57
GAME1を制しました。




・GAME2



GAME2は実況担当。
TIPOFFの30分前から配信スタートで
解説の方にお話を伺うこともできました。


両チーム、勢いよく試合に入りました。
インサイド、アウトサイドとバランスよく
点を重ね、富士通は宮澤選手が決めて
20-12となりデンソータイムアウト。
第1Qは24-14と富士通10点リード。

第2Qもやや富士通リード。
しかしデンソー、ベンチメンバーの
得点も増え追い上げます。
富士通はタイムアウト明けに
林選手がさすがの3P。
両者流れを渡しません。
最後はひまわり選手が押し込み
37-33で後半へ。

第3Qはデンソーの時間となりました。
なんといってもオフェンスリバウンド。
ひまわり選手の飛び込みが光り
繋げて得点、という場面はチームが
さらに盛り上がります。
富士通は宮澤選手を中心に繋ぎますが
デンソーの勢い加速しついに逆転。
49-54で終えました。

第4Qもデンソーのペースで進み
本川選手の存在も引っ張りました。
さくら選手、髙田選手も要所で沈めます。
富士通は3Pで追い上げをはかりますが
デンソーリードのまま勝利、
62-73でGAME2を制し
勝負の行方はGAME3へ、今季も
持ち越しとなりました。




・GAME3


運命の第3戦。

気迫の立ち上がりとなりました。
3Pなどでやや富士通リードの展開。
ポイントのひとつとなった「リバウンド」
宮澤選手が果敢に狙うのも印象的でした。
ですがデンソーも木村選手の3Pや
エブリン選手のバスケットカウントなどで
点を重ね、23-22で第1Q終了。

第2Qは入りから中村選手、赤木選手
林選手と点を重ねデンソータイムアウト。
タイムアウト明け、デンソーも
渡部選手、エブリン選手の3Pで
勢いにのります。
富士通は宮澤選手の3Pも決まり
デンソーの追い上げを許しません。
デンソーが追いかける展開は続き
最後はエブリン選手のバスカンで
45-36で後半へ。

第3Q、流れを掴んだのはデンソー。
ひまわり選手、木村選手、髙田選手と
得点を重ね、一気に45-42と3点差に。
この勢いでGAME2は勝利したデンソーに
対し、富士通はタイムアウトで修正。
タイムアウト明けのプレーで
林選手が3Pを沈めます。
デンソーはエブリン選手、ひまわり選手が
繋ぎますが
町田選手、内尾選手の3Pも決まり
64-55で終えます。

最終Q、富士通は赤木選手、テミトペ選手と
躍動しデンソータイムアウト。
ひまわり選手が決めますが
富士通は赤木選手が3Pファウルの
フリースローをしっかり沈め
ここも流れを渡しません。
デンソーはタイムアウトで富士通の
流れを切りながら逆転を狙います。
富士通は中村選手や宮澤選手が
要所で得点を沈め、町田選手も
最後までコントロール。
デンソーはファウルゲームに持ち込み
フリースローの攻防ともなりますが
最終Qは89-69、富士通が見事
GAME3を勝ちきり頂点に立ちました。













・放送席より


GAME2、3ともに木林稚栄さん
GAME2は東藤なな子選手
GAME3は吉田亜沙美選手と
ご一緒させていただきました。

木林さんのコーチ目線での解説に
いつも勉強させていただいております。
状況や戦術はもちろん
ルールの説明、ファウルの説明などの
タイミングの的確で分かりやすく
視聴者の皆さんに寄り添った
お話だと隣で感じています。


そして、東藤選手
はじめてとのことでしたが
視野が広く、自分が対峙した時の
選手の特徴などの細かい描写が
とても印象的でした!
札幌山の手の先輩、本川選手の
「さなえの一歩」は
新しいパワーワードを生み出してくれました!
マイクがオフの時は、沢山笑って
お話でき感謝しております。


GAME3の吉田選手
選手たちを褒めながら
やわらかい解説をしてくださいました。
放送席でご一緒できるのも
久しぶりでとても嬉しかったです。


実は、GAME3になったら吉田選手を
お呼びできないかという私のリクエストが
叶ったかたちにもなりました。
(もちろん私が解説さんに言及することは
まずないですし、制作の皆さんで決定されます。
あくまでご提案させていただいた、ということです。)

今季のWリーグの締めくくり
吉田選手のお話を生でお伝えする機会なく
終えることはできないと思っていて
何よりファンの皆さん、視聴者の皆さんの
ことを考えるとぜひお話をお聞きしたいと
考えた次第です。
今季もGAME3まで行われた熱い展開と
なったゆえの実現でもありました。




・さいごに


レギュラーシーズンからプレーオフ、
今季も開幕から試合を追いかけ
放送席に座らせていただくことができて
とても光栄でした。

改めてゆっくり振り返りたいと思いますが
まずはこの余韻のままゲームの振り返りでした。
勢いと爆発力の富士通と
強さと総合力のデンソー。
今季の締めくくり、最高の試合を
本当にありがとうございました。


熱いプレーにどの言葉をのせようか
熱い想いを伝えるためには
どうしたらいいのか
一瞬、一瞬が勝負です。
試行錯誤の日々ですが
「心を込めて」
これだけは忘れずにいられたと思います。


お世話になった皆様に
心から感謝申し上げます。
現場の皆様、関係者の皆様に
画面の前の皆様に。


今季もすべての人に。
ありがとうございました!







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