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Wリーグ2022-23 プレーオフ ファイナル エキシビジョンマッチ


いよいよ迎えた今季のWリーグファイナルは

女王返り咲きを目指すENEOSサンフラワーズ
vs
3連覇を狙うトヨタ自動車アンテロープスの
カードとなりました。

実況予定は、初日のエキシビジョンマッチ
ファイナルGAME2、1勝1敗の場合
GAME3の予定でしたが

2戦戦勝方式となって初のGAME3を迎え
GAME2、GAME3と担当させて頂きました。




・エキシビジョンマッチ


白鷗大学vs拓殖大学の実況を
担当させて頂きました。

試合前に選手のみなさんに
お話を聞くこともできました。

拓殖大学はシャンソン𠮷田選手の
妹さんである、眞子選手。
3Pに注目してほしいとのことでしたが
お姉さんと同様、果敢に飛び込むリバウンドも
非常に印象的でした。

4年生の狩野選手は、C登録ながら
ドライブやドライブの合わせが得意
とのことで注目していましたが
なんと、連続3Pから試合に入る
オールラウンダー!!!
(トヨタ自動車の宮下選手を思い出しました)

ンウォコマーベラス アダクビクター選手は
ご本人にどうお呼びしたらいいかをお聞きしたら
マーベラスで、とのことでしたので
試合中もそうお呼びさせて頂きました。
プレーもお人柄もマーベラス!!!
3年生、これからがまた楽しみです。

佐藤森王監督ともお話できました。
実況聞いてくださっているとのことで
とても嬉しかったです。
今年の拓殖大学は「メンバーの層が厚くなった」
とのこと。今季注目チームの一つです。


そして、白鷗大学は桐原選手にお話を聞きました。
私もずっと実況させて頂いてきて
桐原選手がシックスマンとして
チームに活力を与える部分が、
スタートになってどう変化するのか尋ねたところ
「出だしからプッシュしていける」
「最前線でまずプレッシャーをかけられる」
ことでチームに勢いをつける
ということを話してくださいました。

桐原選手、試合の終盤で怪我があったので
軽傷であることを祈ります。


試合は拓殖大学がバランスよく得点を決め
勢いに乗りリード。
白鷗大学も果敢に攻めますが
惜しいフィニッシュが続きました。
白鷗田中選手のブザービーターで
前半終了、32-45。

第3Qは白鷗大学怒涛の追い上げ
最初の2分で3点差まで詰めます。
一時同点となりますが、
拓殖大学リードは許しませんでした。
試合の終盤まで気迫の攻防は続き
白鷗大学は舘山選手や三浦選手が
勝負どころをきっちり沈めましたが
拓殖大学もマーベラス選手が体を張り
狩野選手も点を重ねて勝利。
最終スコアは77-82となりました。

大学はトーナメントも始まりますので
引き続き注目します!



・GAME1

トヨタ自動車先行で入り、ステファニー選手が
しっかりと流れを引き寄せます。
山本選手の脅威の勝負強さは
ファイナルの舞台でももちろん健在。
ENEOSはターンオーバーが増え
インサイドも思うように展開できない
時間が続きます。
最強のコンビとも言える長岡選手と
渡嘉敷選手のホットラインも封じるトヨタ自動車。
最終Q、ENEOSは高田選手の3Pシュートで
気持ちを見せますが、トヨタ自動車も
川井選手のスティールなどで
流れを渡さぬ奮闘で見事勝利。

GAME1は47-55
トヨタ自動車白星発進となりました。




・GAME2

GAME1トヨタ自動車の怒涛の攻撃で
試合に入りましたが
さすがENEOSの修正力。
序盤から得点を重ねます。
トヨタ自動車はこの日も山本選手の
シュートが光ります。
昨年もファイナルで活躍したソハナ選手が
きっちり役割を果たし、ステファニー選手も
巧みな技でリングを狙います。

第3Q、ENEOSは待ちに待った林選手の
3Pが決まりそれに続くように高田選手も
勝負強さを見せました。
51-51の同点で迎えた最終Q、
ENEOSが走ります。
ここにきて、GAME1で封じ込められていた
長岡-渡嘉敷も決まりだし
ENEOS気合いのGAME2をもぎ取りました。
74-65、勝負は運命のGAME3へ。



・GAME3


GAME3を迎えたのは2戦先勝方式になり初。
また、ファイナルで初戦敗れての逆転優勝は
第8回大会以来(2007)JOMOvs富士通で
JOMOの逆転優勝は船橋の奇跡と
言われているとかいないとか・・・。
ちなみにこの時のプレーオフMVPは
トヨタ自動車を率いる大神雄子HC。
初戦敗れての逆転優勝は
第3回ジャパンエナジー
第6回シャンソン
第8回JOMOでした。

運命のGAME3はトヨタ自動車
ステファニー選手の連続得点から。
この試合、ステファニー選手の
リバウンドも要所で光りました。
ENEOSは林選手の3Pも決まり第1Qは
ロースコアの10-10で終えます。
第2Q、トヨタ自動車がハッスル
ENEOSはタイムアウトで流れを断ち切り
その後、藤本選手が起用に応える連続得点。
両者流れを渡しません。
前半は31-28ENEOSリードで終えました。

後半も気持ちがぶつかり合います。
GAME2同様、第3Q同点
42-42で最終Q突入となりました。
第4Qも取るべき人しっかり得点を
重ねます。3戦目、足にもきていて
ひとつのミスも許されない極限状態の中
タイムアウトも駆使しながら時間を刻みます。
1点の攻防が続き、残り1分7秒で50-53
ENEOS高田選手が3Pを決め
ラスト1分は両者無得点。
山本選手に対して長岡選手のブロックで
オーバータイム突入。

オーバータイムの入りはトヨタ自動車
ソハナ選手、川井選手と点を重ねますが
ここでソハナ選手がファウルアウト。
ENEOSは渡嘉敷選手が鼓舞し続け
最後は宮崎選手のフローターで61-61
ステファニー選手の最後のシュートはこぼれ
まさかのダブルオーバータイムへ。

ダブルオーバータイムに入り
トヨタ自動車梅沢選手がファウルアウト。
ENEOSは64-64で迎えた場面で
林選手の3P、そして宮崎選手の
バスケットカウントで一気に持っていきます。
トヨタ自動車山本選手を渡嘉敷選手ブロック
高田選手が走り72-64でENEOS歓喜!
この死闘を制し、女王の座奪還となりました!!!



・放送席より


今回のファイナルも沢山の方と
ご一緒させて頂きました。

エキシビジョンマッチは伊集南さん
GAME2は伊集さんと白崎みなみ選手
GAME3は木林稚栄さんと馬瓜エブリンさん

本当にありがとうございました。



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