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訪問看護ステーションあやめ小諸のお話

こんにちは、ブログ担当です。
今回はあやめ小諸の紹介になります
あやめ小諸は開設して約2年になる事業所です
管理者の方(以下、「管」)にお話をいただきました

命の門番ゲートキーパー

―――こちらのゲートキーパーについて教えてください―――

管「小諸市が主催している講習会で【命の門番「ゲートキーパー養成講座」】というものが定期的に開催されています。
 内容は自殺願望がある方に対してどのように接し、傾聴していけばよいのかといったものを大学教授や、精神科の病院の先生を講師に迎えて開催されています。
 こちらの講座を受講することで、個人として市に名前を登録されたり、事業所としても『協力事業所』として認定されるものです。
 あやめ小諸も協力事業所として認定されており、小諸市と連携協力させて頂いてます」

―――受講のきっかけは?―――

管「市の福祉課からの案内がきっかけでした。あやめ小諸として、精神科訪問看護を行っていくうえでも必要だと思いましたし、会社として『自殺、他殺ゼロ』を目標としていますので受講をすることになりました。
 この度、小諸市の広報の方より登録事業所の紹介に載せたいとお話がありましたのでこのように紹介いただきました」


小諸市の広報 表紙
あやめ小諸を紹介いただきました(一部、写真等修正させていただいています)

傾聴することの大切さを再認識

―――受講することで訪問看護業務等で反映されたことはありますか?―――

管「講習は『死にたいという言葉があった時にどのように対応すればよいか』が主になりますが、傾聴を大切さを再認識しました。
 訪問先の方の中でもそのように発せられる方もいらっしゃいますから、その対応の仕方などを学ぶことができたのはもちろんです。
 しかし、傾聴することは利用者様だけでなく、訪問先のご家族様や病院をはじめとする関係機関の方、担当行政の方との対応にも必要であることに気づかされました。それは事業所内のスタッフにもです。

 最近、ある自殺企図のある利用者様がいらっしゃいました。
 主治医の先生から特別指示書が出るくらいの方でした。その方に訪問させて頂いた際、傾聴の大切さを思い出しながら接していました。
 ご家族様の協力もあってですが、現在は全くそのような様子は見られなくなりましたし、入院が必要なのではないかと言われていましたが、入院されることなく現在過ごされています。
 傾聴は特別な行為というものではなく、コミュニケーションのひとつとして、身近な人に対しても大切なものであるといったことに改めて気づくことができました。

訪問看護ステーションあやめ小諸の長所と今後の展望

―――あやめ小諸の長所と今後の展望を教えてください―――

管「あやめ小諸は精神科の経験もあれば介護施設職員の経験もある方もいらっしゃり様々な経験を持ったスタッフがいます。ですから、多様な視点から対応できることが長所だと思います
また、スタッフ連携がしっかりとれることも長所だと思います。利用者様に対してのサービス内容を多様な視点と共に連携を取ってすぐに対応できていることだと思います」

管「現在、地域としてまだ精神科訪問看護といったものがまだ認知されていないように感じます。
もっと精神科訪問看護を事業所としても知っていただいて、地域発展に貢献できるような事業所にしていきたいと考えています」

訪問看護ステーションあやめ小諸(住所等)

〒384-0808 長野県小諸市大字御影新田792-1 マンション三景102
TEL:0267-26-2151
FAX:0267-24-8155
※精神科や訪問看護等に関してお気軽にご連絡、ご相談ください