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プロジェクト開始

プロジェクトの内容とその理由

+最終更新日:2022/10/21+

想い

前回エントリーからすでに1年近く1年以上経ちました。
当時はgoogle無料サービスを活用して、ある方向性を目指そうと考えていました。しかし、その後いただいたご縁や心境の変化もあり、以後、また別な方向性の案を温めておりました。
見切り発車に近いところもありますが、なんとなく青写真も想像できましたので、そろそろ再始動したいと思います。

さて20数年間、臨床検査業界の片隅で働いておりますが、「現場の負担軽減」と「ほんの少しの心の余裕の創出」をモットーに、試薬管理システムの開発とフリーウェアとしての配布活動を行って参りました。 当初はISO15189取得ご施設や、もしくはまったく異業界からのお問い合わせのみでしたが、法改正(2017年)後はあらゆる規模のご施設からお問い合わせいただき、微力ながらみなさまのお役に立てたことは、貴重な体験となりました。たいへんありがたく思います。 現時点では同様な活動をされている方をお見かけすることもなく、私としてはとりあえず、このままニッチな独自路線を進みたいと考えております。

というのも、試薬管理システムFMP9版(2009)から、法改正後を見越してFMP12~18版(2017~2020)を配布し始めたころは、世の中で何度目かの? AIブームで書籍なども多く出版されていたように思います。ですので、臨床検査業界においては品質管理業務や診断補助にも応用されることを期待していたのですが、画像関連以外はまだまだこれからの印象です。
そのような期待を持っていたものですから、試薬管理含め、臨床検査室の煩雑な記録業務も近いうちに改善されると思っていました。働き方改革も順次進行していますしね。
しかし、国内外の様々な要因、また業界の特殊性のためもあるかと思いますが、思っていたようには進まないように感じました。

そのような理由からこの度の再始動を決めました。

当面の目標

私としては「品質管理」へと舵を切っている業界に対して、「試薬管理システムの改善」と試薬管理システムを包括した各種記録作成システムの構築=「臨床検査室記録業務支援システム(仮称)」の一例が提示できればと思います。
あまり大きなことは言わず、まずは、

  • 試薬管理システムのバグ修正と改善・マイナーチェンジ

  • PDCAを回しやすい内部精度管理台帳作成システムの提示

を並行して進めたいと思います。

ご協力お願いします。

そこで皆様のご協力をいただければと考えており、当方の試薬管理システムのご使用経験から、バグや必要と思われる改善点、その他品質管理に関わる業務を改善するためのアイディアやご意見をいただきたいと思います。そこから生まれる、次世代の臨床検査室へ繋げるための業務支援システムのフレームワーク、その輪郭の一例を提示できたらと考えております。

ご協力を仰ぐのは、ひとつは効率が良いという点。
本当に必要な機能を議論したり、動作確認のご協力をお願いできれば非常に助かります。
もう一つは、いただいたご縁から生まれる可能性がどこかへつながれば、おもしろいと思ったからです。

今回、有益なご意見やアイディアに対して報酬はございませんが、ご希望であればプロトタイプや完成品の提供をさせていただきます。
物質的利益の代わりにプロセスを楽しんでいただければ幸いです。

まずは試薬管理システム@FMSlab改善に対するご意見をいただきたいです。
こちらに関しては個人情報の収集は行いません。上記エントリー本文中にあるリンク先のGoogleフォームからごお願いします。

*おしゃべりしたい方・Google Chat@FMSlab*

また、試薬管理システムの改善含め、FileMakerに関する質問、その他いろいろなことに関して、気軽にディスカッションしたい方向けに無料版Google Chatを準備しました。
別途エントリーにご参加方法を載せたいと思います。
おしゃべりしたい方・Google Chat @FMSlab参加方法

最後に。

ご協力いただきながらも、計画倒れで挫折する可能性も十分にございますので、軽いお気持ちでご参加していただけると助かります。

蛇足👣

日本の少子高齢化が暗示する種々の問題と、コロナ禍が表面化させた問題に誰もが目を背けることができない現代です。
混沌とした現状をなんとか打開すべく、また、日々をおもしろくするために現場目線で考えた末の今回のプロジェクトです♪

締め切り

2022年10月31日をもって試薬管理システムに関するご意見収集とChatご参加希望の募集を締め切りたいと思います。