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フリーランスなら可能な限り取引先を増やした方が良い

 完全自営業で、BtoBではなくBtoCで完結出来るタイプの人は関係ないのだが、普通にBtoBとの付き合いによって収入を作っているタイプの人は、可能な限り取引先は多く持っていた方が良いという話を書いていきたい。BtoBとかBtoCとか書くと胡散臭い副業アカウントみたいになるので専門用語はこの辺にしておきたい。

 私の今の現状をお話すると、音楽制作(作曲、編曲、ミックス等)、テレホンアポインター、ウェブライターと3つの仕事をその時々のスケジュールで行っている。

 後に専門学校時代の同期からも音楽の仕事を請け負う予定があるので、それなりに取引先が増えてきている状況である。

 しかし、まだまだ偏りがあるというか、収入面に問題があるのでもっと取引先を増やしていきたいと思っている。

 実を言うと私の仕事の中でテレホンアポインターの業務が現状宜しくない状況に居るのだ。私の実力もそうなのだが、そもそもの話として、商材が変わったり、商材自体の契約の都合により10日近くアポインターとしての仕事がストップする事になってしまったのだ。

 なので今は音楽の仕事とウェブライターを暫くやるつもりでいる。というより、これを期に取引先を増やす動きをしていきたいと考えている。結構アポインターの仕事に時間を割かなければならない状況に居た事と、それによって思ったより営業活動が集中して出来ていない事に気が付いた。

 なので私としてはもっとフリーランスとして自由に動けるように業務内容の見直しをする時間を作りたいと考えていたので、前向きに考えつつこうして仕事をサボりながら記事を執筆している。(いや、ライターの仕事をやっている最中なのだから、せめてその後に書けと)

 こうしてプランを作る事が出来るのであればまだ良いと思う。問題はフリーランスの中には業務内容だけでなく、取引先自体も1社に絞って働いているようなタイプのフリーランスも居ると思う。音楽業界でも専属作家は1社との取引なので珍しい訳ではないのだが、問題は仕事を振って貰える量が完全に会社依存となってしまう。別にそれで構わないと考えるのであればそれでいいのだが、これは最悪その会社がつぶれてしまった瞬間ほぼ無職と同じ状況となる為、営業活動をするか廃業するかの2択を迫られる形となる。これは流石にまずいわけで、その辺りのリスクをフリーランスは考えておかなければならない。何度も言うようだが、別に1社と専属契約でフリーランスを行うという事自体が間違いではないと言う事は再度言っておきたい。

 その私がお世話になっているテレアポの会社には割とその会社でしか働いていないというフリーランスも居て、在宅ですら営業ストップの状態となってしまっているので、他の仕事を振ってもらえないとなると仕事を探さなきゃならない状況だと思うので、かなり精神的に参っているのではないかと思う。

 私のオススメとしては、やはり取引先は1社に絞る働き方はフリーランスとしてやっていくのであれば辞めた方がいいと思う。書いた通り仕事を振ってくれる量は完全に専属契約している会社だけとなってしまうので、収入口を増やせないし、仕事の量が減れば収入に直結する為、よほど腕に自信があるか信頼がないと仕事を失った時のリスクが大きくなってしまう。

 一方で私のように複数の仕事且つ複数の取引先があれば、どれかがつぶれたとしても、最悪仕事を探す余裕は生まれるし、業務量の調整をやり直すことが出来るようになる。

 正直な話として、やはりテレアポって働いていて楽しくないのだ。申し訳ないのだが、取れない商材を続けると楽しくないし、どうやれば取れるのだろう?とはなれない性格だという事も分かってしまった。

 まだウェブライターでどんな文章を書けばいいのだろう?と悩んでいる方がずっとマシだし、創作に入るジャンルという意味では全然やれる。

 一番良いのは一番得意な分野か専門分野の仕事で取引先を増やすのが理想(専門時代の同期は音楽系で作曲、編曲、MAなど他分野でやっている)だが、業種自体を掛けもつ事も決して悪い事ではない。

 フリーランスが悩んでいるのは恐らく仕事を取る事が出来ない事だと思うので、ウェブライターだけで20万稼げないっていうのであれば、他にアポインターの仕事を探してみたり、アプリ開発だったりマーケティングだったり、他分野で出来そうな仕事も一緒に掛け持っても良いと思う。

 それで各々の仕事を5万ずつ請け負うって形にしてもいいし、この仕事は10万まで稼いでこの仕事は5万みたいな内訳になるような働き方でも良いと思う。

 後、個人的に思った事は時給で出してくれる仕事を抱えるのが一番安定感はあるが、その仕事が何らかの理由でポシャってしまうと一気に精神的な不安が出てきてしまう。なので、時給で出してくれる仕事は短期間にして、その間に歩合の仕事で埋めていくことを勧めたい。

 そしてその歩合で営業職を選ぶのは辞めた方が良い。取れなかった場合の成果がゼロとなるので、動画制作やライターのように納品さえ終わってしまえば報酬となる仕事の方が、収入は確実に手に入る。営業職の場合はどうしても契約が出来ないと作品でいう納品にならないので、報酬が貰えなくなるからだ。

 勿論営業が得意で契約が取れるタイプの人なら良いのだが、私の偏見だと会社内で上位プレイヤーを目指すか、起業の道を選ぶイメージなので、フリーランスとして活動してくタイプの人はほとんど居ないと思っている。

 取引先が多ければ多いほど、取引が終わってしまっても収入を守りやすいので、これからフリーランスで活動していく予定の方は業種だけじゃなく、請け負い方も考えておく事を勧めたい。

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