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分割睡眠

 私は夜型の人間だが、昼間に目が覚める時に眠気が完全になくなるかと言うと、勿論しっかり眠い。そもそもいつ寝てもいつ目が覚めても眠い状態が基本系であり、目覚めがすっきりした状態で起きられるのは年に2回か3回あればいい方ではないだろうか?酷い時には起きてから何度も昼寝を繰り返した挙句、いつもの寝る時間になってしっかり7時間以上寝るという実質丸1日眠るようなケースすらある。それでも朝起きるより昼に起きる方がマシだという事は確かだ。そんな私だが、少し睡眠の取り方を変えてみようと思い、分割睡眠をやってみようと思った。

 分割睡眠とは一日の睡眠時間を2回に分けて行う睡眠方法で、有名人としてはスティーブジョブズが確か行っていた睡眠方法だったと思う。例えば夕方4時。16時頃から19時半まで寝て、2回目の睡眠を朝の4時から7時半まで寝るというように、トータルで7時間睡眠にするようなスタイルであれば、夜遅くまで作業をする事が出来る上で、朝から一日をスタートすることが出来るというメリットがある。

 デメリットとしては、そもそも人間はこういうサイクルで生活している人は少ない事と、健康面に関する研究データが少ないので、どれだけ危険な行為なのか、或いはどれだけ有益な行為なのかは研究が不足している。

 恐らく研究してない人は居ると思うのだが、本気で研究をするには良いテーマかもしれない。私が大学生だったら、これを研究テーマに1年間ぐらい生活をして卒論を書いていたかもしれない。

 私は寝る時間が非常に遅く、最近では朝の6時まで起きてしまうような酷いサイクルだったので、眠いなら素直に寝よう。という事で分割睡眠を実施してみた。

 最初の3日間ぐらいは短い時間で起きてしまうので、やはり眠いなという感覚が強く、実際に続ける事は難しそうだなと感じた。その分、もう1回しっかり寝る時間を作れるので、まあいいだろうという気持ちで3日間は行う事が出来た。

 問題は4日目からで、4日目の1回目の睡眠ではちゃんと3時間半で目が覚めたのだが、2回目の睡眠で結局7時間ちかくしっかり寝てしまい、分割睡眠がパーとなってしまった。普通に長時間の昼寝と、普通の睡眠をとるだけという結果を残してしまったのである。これでは意味が無いどころか、寧ろ睡眠時間が長くなってしまい、過剰睡眠気味となってしまった。

 結局本当に質の良い睡眠をとるには、寝具を整える、生活リズムを整える、健康的な運動と食事を行い、鼻づまりのような睡眠を妨げる不調を取り除かない限り、無理なんじゃないかなと思う。

 睡眠って生活の中で一番難しい作業なんじゃないかなというのが、最近思った話である。

 あぁ、分割睡眠で体を動かせるようになりたい。せめて7時間睡眠をした時に、フルパワーで目が覚められる体に生まれたかった。とはいえ、これは生活習慣だけじゃなく、気候変動にも左右をされるので、気候変動に合わせたサイクルを構築するとなると、そっちが決まったルーティンで動いていない以上、そもそも論として毎日確実に質の良い睡眠をとるという事は不可能なのかもしれない。

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