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11/13(土)18:30 FM軽井沢にてON AIR。「声で伝えることを経験して、人に伝える、伝わる方法って色々あるんだなと思った」高校生チームの放送です!

軽井沢キッズメディアラボチームです。

この度はFM軽井沢が主宰します「軽井沢キッズメディアラボ」にご興味を持ってくださりありがとうございます。このnoteでは、8月から番組制作を始めたDチーム「TRACK and Flowers GO」の3ヶ月間の様子をお伝えしていきます。

生まれ育った町と、その隣の町

御代田町で生まれ育ち、その隣の町の高校に通う4人。これまで3チームは軽井沢町を起点に考え始めましたが、4人は「軽井沢町..全然知らない」からスタート。
感染防止対策で会って話すこともままならない中、「御代田には祭りがあるけど、軽井沢って祭りあるのかな?」画面越しにふと呟いたアヤノ。「ないんじゃない?!」「聞いたことない」「祭りがないまちなんてある?!」「祭りの秘密とかさ、なんかありそうじゃん。」この一声がきっかけで、2つの町の祭りの秘密を探していこうとすぐに意気投合し、テーマが決まると一気に動いていきました。

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「アポとってきました」「もう!?」

すでにGoogleドキュメント編集、メールも使いこなす4人。取材依頼文を作ってみたら?の提案に、「作ってみました!」「アポとってきました!」と次々に報告をもらい、私たち運営チームは「え、もう?!」の連続。

アポ先は2つの町で祭りに詳しいと噂の方々と、軽井沢町長の藤巻さん、そして御代田町長の小園さん。役場の窓口含めきちんとそれぞれの現場に出向き、取材依頼文を手渡し、気持ちを伝えてくる4人。
一体どこでそんな伝え方知ったの?と嬉しい驚きのシーンがたくさんでしたが、一部先方からお断りもあったとか。

たくさんの挑戦の上に、こうした行動が実を結んでいたのです。

チーム恒例の 生放送番組出演 では「言葉を選びながら、今やっていることを伝えるって初めてだったので、すごい緊張した」と振り返りつつ、本番まで言葉使いの準備も順調(?)な様子です。

●記念すべき1回目は、軽井沢町長の藤巻さん

「緊張してガクガク震えていた」と振り返っていた4人。藤巻さんの小さい頃の軽井沢町の祭りの思い出話から、軽井沢町を西から東にかけて横断するような祭りの構想が飛び出すなど、聞き逃せない内容がたっぷりとなりました。

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想定していた質問では足らない!とっさの機転で新しい質問や話を引き出そうとするカホ、アヤノ。もう一回聞くけど、一体どこでそんな伝え方知ったの?!

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●追分節ハイトーンヴォーカリスト、依田さん

2人目は「信濃追分馬子唄道中といえば、この人!」と知られる依田さん。少しずつ取材の要領がわかってきた4人から、取材の前から少しずつ笑顔が。もっとも、取材に向かう途中の車中では楽しく騒がしく遊びながらでしたので、まだまだ猫はかぶってますね!

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さて取材での質問の順番が大事だと気づいた人で質問を入れ替え、祭りの面白さを引き出そうと話をしていきました。

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●生まれ育っている町の首長!小園さん

さて続いては、自分が住む町の町長である小園さん。事前に下調べをしながら、「どんな人かな・・」「祭りのことなら俺らだって詳しいしね!どんな話になるかなぁ」と緊張と楽しみを隠せない4人。

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さていざ役場の場所に通されると、準備はどうだっけ、とスイッチを入れ替えつつ、約1時間もお時間をいただきたっぷり話を伺うことができました。

「私元新聞記者だからね、質問のしかたには結構うるさいんだよ」の言葉に4人の背筋もシャッキリ伸びる。御代田町に高校がないことへの気持ち、これからどんなことを具体的にやろうとしているか、濃厚な時間。
年齢を気にするよりも、目の前にいる人にしっかり向き合おうとする小園さんの本気をビシバシ感じているようでした。う〜ん。めちゃくちゃいい経験です。

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●祭りの作り手、黒澤さん

最後に取材に協力いただいたのは、龍神祭りを代を通して守り続けてきた黒澤さん。4人は保育園のころから「小龍」と呼ばれる小さな龍を担いできた経験もあり、馴染みのある場所で話で徐々に固さが取れ、取材が弾みました。

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大人の龍は未だ持ったことがなかったり、龍が追いかける”玉”の重さにも驚いたり。自分が知っていると思いきや、実際の手触りや作り方を知ることでさらに歴史を積み重ねていく担い手が誕生したなと思う瞬間でもありました。

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世の不条理に嘆くこともあるけど、自分たちで道を作ろう

4人が持つ、不思議なほど明るく朗らかな雰囲気も、感染予防対策のために陰った時もありました。学校の休校に部活動、試合の出場権全てに影響があった時期。なんで僕らの時間が、なんでの僕らのチャンスが無くなってしまうんだ、ともしかしたら人知れず涙した時もあるかもしれません。

いわゆるハレの日に当たるような「祭り」を取り上げることで、もしかしたら4人の中での願いと希望もいつの間にか重ねていたのかなと、約3ヶ月並走していく中で感じ得ることがありました。
そう思うと、この時代に生まれ育っている彼ら彼女らの1つの表現活動を形にできたことに胸がなんだかキュッ...となるようです。

御代田町長、小園さんの話の中で特に印象に残ったやりとりの中で、「祭りっていうのは、その特に若い人の町における役割を与える。与えるって言い方はちょっとおこがましいかもしれないけれども、若い人の役割を持ってもらうってことにすごくいい意味で効くんじゃないかなって思ってるんですよね。」という言葉に心から共感を覚えました。

真剣に向き合う大人と共に、自分たちの世代の話をここまでやりとりできる。こんな光景が当たり前にあって欲しいなと心から願いながら。

最後になりますが、約3ヶ月間、4人の活動に並走してくださった親御さん、取材先、軽井沢高校、軽井沢高校学習センターみなさん、関わってくださった全ての方に心より感謝申し上げます。

2021年11月13日(土)18:30~ FM軽井沢にてON AIR

▶︎放送日時 2021年11月13日(土)18:30~
▶︎放送:FM軽井沢 (ホームページ「インターネットラジオ」をクリックするとどこからでも聴くことができます)

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最後までお読みくださりありがとうございます。
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文責:軽井沢キッズメディアラボチーム 藤岡


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