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熱狂

 先日見たネットニュース。

「大阪兵庫の警察、タイガース優勝を見据えて対策強化」

今シーズン、悲願のリーグ優勝を目前に、連日熱戦を繰り広げる阪神タイガース。

また、お隣パリーグでは、これまたお隣オリックスバファローズが、これまた悲願のリーグ優勝へ向けて、連日痺れる首位攻防戦を繰り広げている。

もしも、関西人の夢、金村さんが仰るところの「日本シリーズ」ならぬ「淀川シリーズ」が実現したならば、関西が日本中を飲み込む勢いで盛り上がること間違いなしだろう。

 そこで、1995年、2003年の事例を基に、警察が警備を強化するようだ。

タイガースの優勝を知らない関西人の私は、過去の‘‘伝説‘‘として当時の光景を認知している。

心斎橋がハロウィンの渋谷と化しているあの光景。否、こっちは「コスチュームに身を纏った若者の集まり」というポップなものでなく、「アルコールと興奮で足元がおぼつかない、そして、言葉遣いも荒いのなんのの、混沌とした群衆」が騒ぎわめく。挙句の果てには、川へダイブ!!

岸和田だんじり祭にも引けを取らない、混沌とした盛り上がりだろう。

まったく、警察の方々も大変だ。

 そもそも、阪神タイガースの優勝が、騒ぎわめきたくなるほど嬉しいことなのだろうか。

以前、パラ師匠も同じようなご感想をご自身のnoteの中で綴られていた。

別に阪神が優勝したからと言って、給料が上がるわけでもなし(関係者は財布ポッカポカとも聞くが)、出世するわけでもなし、奥さんの機嫌がよくなるわけでもなし、モテるわけでもなし、、、

ハッキリ言って、阪神が優勝しても何も変わらない!!

 そうであるにも関わらず、まるで自分が優勝したかのように熱狂する人々。きっと、毎晩のナイター中継が楽しいことだろう、面白いことだろう、生き甲斐になることだろう。

 ただ、12年間野球に勤しんできた身としてこれだけは言いたい!!

 選手たちは、ファンを川へ飛び込ませるために頑張っているのではない。野球少年に夢を与えるため、野球の魅力を次世代へ継承するために頑張っている。決して、大人が騒ぎわめくためのものだけではない!!

どうか、野球を愛する身、野球人の身として、ルールとモラルを守り、節度を持って、手に汗握るタイガーズ・バファローズの天王山を楽しんでもらいたい。

#プロ野球

#優勝

#ニュース

#警備

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