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ビザスクを退職しました

こんにちは、有給消化中のデザイナーです。休みを満喫し、エルデンリングをやっています。先月30歳になりました!時が経つのは早いですね。

このたびビザスクを退職することとなりまして、退職エントリーなるものを書いてみている次第です。よろしくおねがいします。

ビザスクに入ったきっかけ

2014年の5月、Webデザイン系のアルバイト先を探して学校の求人コーナーで見つけたのがビザスクでした。面接で「明日から来れる?」と声をかけられたことをよく覚えています。

当時の社員は創業メンバーの3人のみ。知見のマッチングという未知のサービスについて説明され、スタートアップという言葉も知らなかった当時の私は正直「なんか怪しいやつじゃない?」とすら思っていましたが、ヤバかったら逃げようとひっそり決意し、そのままお世話になることに。

その2年後には新卒として入社して、気付けば7年半も経っていました。
会社も上場し、社員数も160人を超えました。50倍以上です。

ビザスクに入れたのは単に運が良かったからとしか言いようがありません。当時採用してくれたエンジニアさんや、そのまま新卒として迎え入れてくれた社長(はしばさん)には本当に感謝しています。

ビザスクで学んだこと

もともと高校〜大学〜専門学校と10年近くデザインを学んでいましたが、ほとんどは平面的なグラフィックのデザインでした。プロダクトのデザイン(UI/UXデザイン)に触れたのはビザスクが初めてで、とても多くのことを学べたと感じています。

具体的には以下のようなことです。

1. ユーザーの使い勝手を考えること
かっこいい見た目だけでなく、情報の伝わりやすさや触り心地にこだわること。私たちが提供したいものを押し付けるのではなく、ユーザーに求めてもらえるようにサービスを設計すること。

2. ユーザーのことを知ること
数値分析、ユーザーインタビュー、他社事例の調査、プロトタイピングなどを重ねて、その結果を軸にデザインすること。1度作って終わりではなく、作ったもののフィードバックを得てさらに良くしていくこと。

3. 周りの人と仕事をすること
1人で決めつけず、いろんな立場の人の意見を聞くこと。たくさんデザインを用意して、それをみんなで囲ってより良いものを選ぶこと。

4. 効率よく仕事をすること
作業環境を自分の使いやすいようにカスタマイズすること。新たなツールやフレームワークに親しみ、仕事のしかたを変えていくこと。

もちろん、他にもたくさんのことを学びました。デザイナーとしてだけでなく、社会人としても育ててもらったと思っています。電話対応や営業は今でもできませんが…名刺交換ぐらいならできるようになりました。

ビザスクのいいところ

7年半同じ会社で働くというのは、スタートアップ界隈では少々珍しいことかもしれません。私が長くビザスクに居たのにはたくさんの理由があります。

1. 人がいい
とにかく周りの人達のことが好きです。社長のはしばさんを始め、元CTOの花村さん、経営陣の面々、人事のこざかいさん、同期のエンジニアたち、liteチームのメンバーやデザイナーの皆など、もちろん入れ替わりも多くありましたが、常に優秀で思いやりのある方々に囲まれていて、人間関係で嫌になることがほとんどありませんでした。

2. 働きやすい
休みが取りにくいということもなく、残業に追われて体を壊すような環境でもありません。リモートや時短勤務にも柔軟に対応してくれて、制度がない部分でも相談すればいろんなことが叶う環境でした。

3. 事業がいい
ビザスクは急成長中の会社ですが、私は特に「全員がハッピーなサービス」であるところが好きです。アドバイザーは自分の知見を活かし謝礼を得て、依頼者はその知見で事業を成長させ、そのサイクルによって社会が良くなっていく、素敵なサービスだと常々思っています。

ビザスクをやめてなにをするのか

ビザスクを辞めることは本当に惜しいと感じているのですが、ずっと同じターゲット層に向けた物を作り続けていて、デザインの引き出しが増えにくいことを懸念していました。自分の成長のためにもビザスクでは関わる機会のなかった領域に関わってみたいと考えるようになりました。

とはいえ、次にやることが決まっているわけではありません。

もともとフリーランスでやっていたお仕事も忙しくなってきていたので、しばらくは手持ちのお仕事をこなしながらゆっくりするのではないかと思います。最近はLive2Dもできるようになって、Vtuberの「ママ」になったりもしています。めちゃめちゃ楽しいので、次にどこかに所属することになってもフリーのお仕事は辞めないと思っています。

とはいえ、今はまだ本業と並行してやっていた分の仕事しかありません。それだけで生きていけるほど稼いではいないので、単発やプロジェクト単位でお手伝いできることがあればぜひお声がけください。ビザスクのようなBtoB領域でのUI/UXデザインが特に得意ですが、ゲームオタク系のコンテンツが大好きなのでそういった領域のお仕事も大歓迎です。

くわしくは以下をご覧ください。

なお、オタクとしての私はもっぱらTwitterに生息しています。ご興味があればこちらもどうぞ。(マルチポストっぽいDMはスルーするかもしれません。ご了承ください。)

ということで、2022年から「ビザスクのデザイナーではない私」として活動することとなります。社名がなくてもやっていけるのか、今からドキドキしています。


7年半、本当にありがとうございました!


PS. ビザスクでの部活動(カラオケ部・ネトゲ部など)にはひきつづき社外部員として参加できると嬉しいです。よろしくおねがいします。


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