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初めてのnote(起業の経緯)

これまで見る専だったnoteを始めてみることにしました。

起業準備から起業後まで、その足跡を残していくことが目的です。

これまでサラリーマンとして、障がい福祉業界の経営コンサルティングの仕事に就いていました。

起業を決めたきっかけは、
・福祉業界の課題をリアルに体感し、解決したい気持ちが強くなったこと
・自分ならこうするのになという気持ちが芽生えたこと
・コンサルではなく自分で実業をしたくなったこと
・地元の大阪ぶどうをもっと元気にしたいなと思ったこと
です。

新卒でコンサル会社に入る前から起業願望はありました。
大学時には、学内の課外起業プログラムに参加したりしていました。

当時は両親の離婚などがあったり、自分の行動力不足だったりで、起業したくも踏み出せない状態を抜け出すべく、
創業前の4年生の頃、高地価エリア特化型の不用品回収事業をやり、入社予定の会社の初任給以上の売り上げを作ることの難しさを痛感したりもしました。

そんなこんなでサラリーマンを初めてはや4年が経とうとしていますが、ようやく起業の道へ進むことにしました。

ビジネスモデルは、農業と障がい福祉を掛け合わせた、地域創生事業です。

実は私の住む大阪・南河内エリアは、かつてぶどうの作付面積が日本1位だった歴史があります。
しかし、後継者不足や労働力不足、大阪でのぶどう栽培の収益性の悪化から、ぶどう農家が激減し、耕作放棄地が増えている現状があります。

対して、障がい福祉の業界では、精神障がいや発達障がいと呼ばれる人が急増しています。

福祉の業界には、以前より障がい者の就労を支援するサービスがありましたが、そこで1人の
障がい者が仕事をして1か月にもらえる工賃の全国平均は1.7万円ほど。

理由は、
・取り組む作業内容において、箱おりなどの低単価なものが多いから
・安定した通所が難しい(勤務日数が少ない)から
です。

全国100件近くの就労支援事業所を見てきましたが、利用者さんがイキイキと働き、自分が生活する上での足しになるほどの工賃をもらえている、
そんな事業所はほんのわずかでした。

自分自身も、周囲との人間関係や、周りからの指摘に悩んだ過去があります。
結果、発達障がいの診断を受け、妙に納得が行ったのでした。

ただ、そういった何らかの特性がある方が、自分らしく心地よく生活するためには、

就労支援事業所という受け皿だけではなく、

ある程度の自己理解(障がい種別や特性によっては難しいケースも多々あります)と、
周囲からの理解およびサポートが必要です。

ただ、作業の場を提供するだけでなく、心のケアや、自分と向き合う時間を作るなど、より幅広いサポートが就労支援には必要なんじゃないかと思うようになりました。


そんな地域の農と福祉の両課題を解決する方法が、今回の事業です。

大阪ぶどうをはじめとする地域産業の担い手として、
地域を活性化する一員として、
障がいのある人が、やりがいを持って仕事に取り組め、適正な工賃をもらえる。
そして、自分のことを理解し、自分に合った心地よい生き方を見つけられる。

そんな就労支援サービスを作ることを目指すことにしました。

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