beatmania IIDX 3rdStyle【PS2 全タイトルレビュー】#71

  • 発売日: 2000年11月2日

  • ジャンル: 音楽ゲーム

  • 発売機種: PlayStation 2

  • 開発元: コナミ

  • 発売元: コナミ

ストーリー

『beatmania IIDX 3rd Style』は、コナミの人気音楽ゲームシリーズ「beatmania IIDX」の家庭用第2弾です。ストーリーはなく、プレイヤーはリズムに合わせて楽曲を演奏し、スコアを競います。アーケード版の「3rd Style」をベースに、家庭用ならではの要素が追加されています。

主な特徴

  • 多彩な楽曲: アーケード版「3rd Style」の楽曲に加え、家庭用オリジナルの楽曲やリミックスバージョンが収録されています。ジャンルも幅広く、テクノ、トランス、ハウス、ポップスなど、様々な音楽を楽しむことができます。

  • ゲームモード: ノーマルモードやEXTRAステージに加え、特定の条件を満たすとプレイできる隠し曲があるなど、やり込み要素が満載です。また、難易度選択も可能で、初心者から上級者まで楽しめるバランスになっています。

  • ターンテーブルとキーの操作: ターンテーブルと7つのキーを使って演奏するシステムが特徴で、プレイヤーはリズムに合わせてキーを叩きながらターンテーブルを回すことで、音楽を演奏します。この独特の操作が、他のリズムゲームとは一線を画しています。

良い点

  • 豊富な楽曲ラインナップ: 収録曲が豊富で、音楽好きにはたまらない内容です。特に、シリーズファンにとっては懐かしい曲から新しい曲まで楽しめるのが魅力です。

  • やり込み要素の多さ: 隠し曲や高難易度の楽曲、スコアアタックなど、プレイヤーを飽きさせない要素が満載です。難易度も多段階に設定されているため、初心者から上級者まで長く楽しむことができます。

  • 音楽と操作の一体感: リズムに合わせてターンテーブルを回し、キーを叩くという操作が非常に楽しく、音楽との一体感が感じられます。演奏がうまくいったときの達成感が大きいです。

悪い点

  • 操作の難しさ: 初めてプレイする人にとっては、ターンテーブルとキーの操作が難しく感じることがあります。特に高難易度の楽曲は非常に難しく、慣れるまでに時間がかかる場合があります。

  • 初心者への敷居の高さ: シリーズ未経験者やリズムゲーム初心者には、システムがやや複雑で、最初のハードルが高いと感じられることがあります。練習モードなどを活用して、徐々に慣れていくことが必要です。

  • ボリュームの偏り: 一部のジャンルやアーティストに収録曲が偏っているため、特定の音楽ジャンルに強い興味がある場合、物足りなさを感じることがあるかもしれません。

システム

  • ターンテーブルと7鍵: プレイヤーはターンテーブルを回しながら、画面に表示されるノート(音符)に合わせて7つのキーを叩きます。ノートのタイミングが合っているとスコアが加算され、ミスすると減点されます。

  • EXTRAステージ: 一定の条件を満たすとプレイできる「EXTRAステージ」があり、ここでは特に難易度の高い楽曲が用意されています。スコアに自信があるプレイヤー向けのチャレンジ要素です。

移植

『beatmania IIDX 3rd Style』は、PlayStation 2向けに開発されたもので、他のプラットフォームへの移植はされていません。しかし、シリーズはその後も続編がリリースされ、アーケード版でも進化を遂げています。

評価

  • 専門レビュー: 音楽ゲームとしての完成度の高さや、豊富な楽曲ラインナップが高く評価されましたが、操作の難しさや初心者への敷居の高さが指摘されました。

  • ユーザーレビュー: シリーズファンからは好評で、特に収録楽曲ややり込み要素に対する評価が高いです。一方で、難易度の高さについては賛否が分かれています。

影響

『beatmania IIDX 3rd Style』は、音楽ゲームジャンルにおける名作として位置付けられ、後のシリーズ作品にも大きな影響を与えました。特に、操作の難易度や収録曲の質の高さは、音楽ゲームのスタンダードを築いたと言えます。

ユーザーの声

  • 「操作が難しいけど、やり込むほど楽しくなる。」

  • 「収録曲が豊富で、音楽好きにはたまらない。」

  • 「初心者には少し難しいかもしれないが、練習すれば上達する喜びがある。」

総評

『beatmania IIDX 3rd Style』は、コナミの音楽ゲームシリーズの中でも特に完成度が高い作品です。多彩な楽曲と、ターンテーブルと7鍵による独特の操作が魅力で、リズムゲーム好きには必見のタイトルです。操作の難しさや難易度の高さには注意が必要ですが、慣れることでより深い楽しみが得られるでしょう。シリーズファンや音楽ゲームファンにとっては必携の一作です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?