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トラック狂走曲〜愛と哀しみのロデオ〜【PS2 全タイトルレビュー】#94

  • 発売日: 2000年12月14日

  • ジャンル: レース(トラックレーシング)

  • 発売機種: PlayStation 2

  • 開発元: メトロ

  • 発売元: メトロ

ストーリー

『トラック狂走曲〜愛と哀しみのロデオ〜』は、大型トラックを操縦して競い合う異色のトラックレーシングゲームです。プレイヤーは、デコトラ(装飾トラック)に乗り込み、各地でライバルたちとバトルを繰り広げます。ゲームの舞台は、日本の高速道路や都市部で、プレイヤーは愛と哀しみを背負いながら、豪快なトラックレースに挑みます。プレイヤーが操るトラックは、さまざまな装飾が施され、派手なデザインが特徴的です。

主な特徴

  • デコトラカスタマイズ: プレイヤーは自分のトラックを自由にカスタマイズできます。派手な装飾や塗装、ステッカー、ライトアップなど、様々なデザインを施して自分だけのデコトラを作り上げることが可能です。

  • 豪快なレースバトル: 他のトラックと競いながら、バトルを繰り広げるレース要素がメインです。トラックのスピードや操作性は通常のレースゲームとは異なり、大型トラックならではの重厚感と独特の操作感が楽しめます。

  • 物語とレースの融合: ゲーム内には物語要素があり、各地のライバルや仲間との交流を通じてストーリーが進行します。トラックドライバーとしての生活や、背負うドラマが描かれ、レースだけでなく人間模様も楽しめる内容となっています。

良い点

  • 独特のデコトラカスタマイズ: トラックを自由にカスタマイズできる点が非常に魅力的です。装飾やデザインの自由度が高く、派手なトラックを作り上げることができるため、自分のセンスを表現する楽しさがあります。

  • 大型トラック特有の操作感: 一般的なレースゲームとは異なる、大型トラックの重厚な操作感が新鮮です。ゆっくりとしたスピードや、トラック特有の挙動がリアルに再現されており、独自のレース体験を提供します。

  • 物語の深み: レースだけでなく、トラックドライバーとしての人生や人間関係が描かれ、ストーリー要素も充実しています。特にトラック乗りの哀愁や、愛憎劇が描かれている点が興味深く、ゲームに深みを与えています。

悪い点

  • 操作の難しさ: 大型トラックの操作は独特で、特に初心者には操作が難しいと感じられるかもしれません。レースゲームに慣れていないプレイヤーにとって、操作性がやや複雑でストレスを感じる場面もあります。

  • レースのスピード感の不足: 大型トラックという特性上、通常のレースゲームに比べてスピード感に欠ける部分があります。スリリングなレース展開を期待するプレイヤーには物足りなく感じるかもしれません。

  • コンテンツのボリューム不足: カスタマイズやストーリーは魅力的ですが、全体のボリュームが少ないと感じるプレイヤーもいるかもしれません。レースコースやイベントのバリエーションがもう少し豊富であれば、さらに楽しめたとの声があります。

システム

  • デコトラカスタマイズ: プレイヤーは、トラックの外装を自由にカスタマイズすることができます。ライト、ホーン、バンパー、ペイントなど、多彩な装飾が可能で、自分好みのデコトラを作り上げることができます。

  • レースバトル: 他のトラックと競い合いながら、街や高速道路を舞台にレースを展開します。バトル要素も含まれており、トラック同士がぶつかり合う迫力あるレースが楽しめます。

  • ストーリーモード: 各地を巡るレースを通じて、仲間やライバルとの交流が描かれるストーリーモードが用意されています。プレイヤーはレースで勝利しながら、トラック乗りの物語を進めていきます。

移植

『トラック狂走曲〜愛と哀しみのロデオ〜』は、PlayStation 2専用タイトルとして発売されており、他のプラットフォームへの移植は行われていません。

評価

  • 専門レビュー: 独自のデコトラカスタマイズや、トラックレースという珍しいテーマが高く評価されました。一方で、操作の難しさやスピード感の不足については、レースゲームファンの間で賛否が分かれる部分もありました。

  • ユーザーレビュー: デコトラのカスタマイズや、物語要素に対する好評が多いですが、操作の難しさやゲームボリュームの少なさに対する意見も見られます。特に、トラック特有の操作感に慣れるまで時間がかかるという声が多いです。

影響

『トラック狂走曲〜愛と哀しみのロデオ〜』は、トラックをテーマにした珍しいレースゲームとして、カジュアルなレースゲームファンだけでなく、デコトラ愛好者やコアなゲーマーにも注目されました。デコトラ文化を取り入れたゲームは少なく、本作はその中でも異彩を放つ作品として評価されています。

ユーザーの声

  • 「デコトラのカスタマイズが楽しく、個性を表現できるのが良い!」

  • 「トラックの操作が難しいけど、慣れると独特のレースが楽しめる。」

  • 「レースだけでなく、ストーリーがしっかりしていて意外と奥深い。」

総評

『トラック狂走曲〜愛と哀しみのロデオ〜』は、デコトラカスタマイズや大型トラックの重厚感を活かしたレース体験が楽しめるユニークなレースゲームです。派手なデコレーションやトラック同士のぶつかり合いといった要素が、新鮮なレース体験を提供します。一方で、操作の難しさやスピード感の不足を感じるプレイヤーもいるため、慣れが必要ですが、トラックレースやカスタマイズに興味があるプレイヤーには楽しめる内容です。

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