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1886/3/11 ロンセストン・エグザミナー紙

この演劇についてどの伝記も参照していなかったが、F. アレクサンダーは、同年9月の演劇にも出演している。J. Evansの"A Family History"では、この9月の演劇を参照していたので、この記事も同一人物と考えた。

ワラタの演劇

特派員からの手紙、6日、ワラタで建設予定のタウン・ホールの建設資金を援助するために、演劇公演が行われました。舞台装置や付属品の不足にもめげず、アマチュアらしく謙虚に、ディオン=ブシコーの有名な劇「オクトルーン」が選ばれましたが、結果は劇的にも経済的にも成功したと評価されました。各役の配役も的確で、リハーサルには大変な苦労を要したに違いありませんというのも、プロのレベルにこれほど近づいたアマチュアの公演はめったにないでしょう。この作品の参加者全員が、自分の役柄の精神を存分に発揮しているように見えました。グループ分けとタブローに細心の注意が払われ、このような場ではやや珍しいことですが、どの台詞もとても完璧で、プロンプターの役目が楽な仕事に見えたほどでした。この劇には語るべき登場人物が多く、ハリス氏のジェイコブ=ムクロスキー、セント=クレア氏のセーラム=スカダー、F. アレクサンダー氏のポール、ライル氏のワウノティー、ウィリコム氏のポイントデクスター、彼らは満員の観客を十分に満足させて、豊かな笑いと頻繁な拍手でそれを証明されました。ハーヴェイ氏はジョージ=ペイトン役がかなり良く、もう少し生気があれば文句なしだったでしょう。これほどまでに、老黒人のピートを表現している者はベイド氏の表現以上にいないでしょう。ゾーイ(オクトルーン)、ドーラ=サニーサイド、ペイトン夫人は、セント=クレア夫人、レナード夫人、ルート夫人によって見事に演じられ、数多くある脇役もすべて立派にこなされました。一般的な要求に応え、早期に再演することを発表しました。
1886/3/11 ロンセストン・エグザミナー紙

参考

The Octoroon

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Octoroon


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