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オフシーズンに往復10時間以上かけて良席祈願に行くオタクの物語

「彼氏が欲しい」という切実な祈願をしに出雲大社へ行ったら席運だけが爆上がりしたオタ友がいる。

本人曰く元々席運は良くない方で、スケジュールが合わず譲ったチケットに限ってアリーナAだったという悲劇のエピソードも持っている。

「真意は彼氏じゃなく良席だと見透かされたんじゃない?」という勝手な憶測を立て、「やっぱ出雲大社ってすごいんだ!」と単線思考なオタクが出雲大社の力に惹かれ始めたのが、今年の1~2月頃の話だ。

3月、7 MEN 侍全員が個人舞台の期間に入り、私もオタ友も各々自担の舞台現場を満喫していた。

矢花くん初主演舞台「ガーすけと桜の子」
未だ不意に脳内再生されるSUPER BEAVER
(永遠に亡霊の可能性)


しかし、6人の舞台が次第に千秋楽を迎え始めた頃、「夏まで暇じゃね?」という全侍担一致の感情が芽生えた。

そして、私は思った。「そうだ、出雲に行こう!」

これが2人のオタ友を引き連れた世界一有意義なオフシーズンの過ごし方「出雲大社へ良席祈願」が決行されるまでの経緯だ。

飛行機代がバカ高い

早速、飛行機とホテルを手配しようとしたところ、飛行機代だけで往復6万円という衝撃の価格が算出された。

ここで同じ価格帯で海外に行くという発想に至らないのが 夏の良席をかけたオタクの意地とプライド。迷わずJRで行くことに。

所要時間6時間半という現実をGoogle MAP先生に突きつけられ、「それこそ海外行けて草」など思ったりもしたが サマステのDVDを6回再生したら辿り着くという欠乏に満ちた思考のおかげで全然平気だった。

結局、2人と相談をし 出発当日は手前の松江で降り半日観光を、翌朝出雲大社へ向かうというスケジュールに落ち着いた。


やくもの鬱

新幹線ヘビーユーザーだし、JRなんぞと甘んじてた我々は 岡山駅発の特急列車やくもにて地獄を見ることになる。

岡山駅から松江駅までは3時間半。
乗車10分も経たないうちに 私たちは半端なく揺れる車内で半端なく青ざめていた。

例えるならばビッグサンダーマウンテン(過言)
ここでサマステのDVDなんて再生したら一巻の終わりだ。

↑ビッグサンダーマウンテン(違います)


外の景色を見て精神統一に徹したり、せめて心の元気だけでも保とうとスマホ越しのイケメンを窓にかざしたりした(文字化すると愉快)

✨ 𝑭𝑰𝑵𝑬𝑩𝑶𝒀𝑺 ✨

そんな頑張りの甲斐もあり、なんとか乗り物酔い一歩手前のところで松江に到着した。


松江観光

この日は、ちょくちょく脳裏によぎる "やくもの鬱(帰路)" と闘いながらも松江観光を楽しんだ。

Scarab 別邸
回転すし北海道
珍しいネタたくさんあってめちゃ美味しかった
克樹くんが喜びそう(By 克樹担)
松江城


夜は島根のおつまみとお酒を買い込んでホテルでマシンガントーク。ここでようやくサマステのDVDを再生^_^ ^_^ 侍魂の懐古などで盛り上がった。

↑ここのおつまみ全部絶品だった…!
私は(何故か)バナナチップスだけをお土産に追加購入したけど、島根に行く予定のある方は県内に何店舗かあるみたいなので 迷わずチキらず爆買いしてほしい。


出雲大社へ

翌朝、念願の出雲大社へ
着いてすぐ 砂屋というお蕎麦屋さんで早めの昼食

食べ終わった頃にはどこも大行列だったから 開店と同時の入店がオススメ
普通の蕎麦より歯応えがあってとても好みだった~!

出雲そばは 粉の選別をせず、殻ごと挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製粉方法で作ります。
そのため 栄養価と香りが高く、風味と食感の良いそばが出来上がるのです。

https://www.izumo-kankou.gr.jp/3188

(↑今更調べるな)


いざ、境内へ

神社は裏の方がパワーが強いって聞いたことあるけど、本殿の裏側で「ここ物凄いパワー感じる」と3人口を揃えたタイミングがあって驚いた。

エネルギーと浄化力が別格すぎて境内をあとにした時には もう「来年も来よう」と思った。


参拝後は周辺を散策

現場前全身に振りかける用
駅前のBEAMSに出雲限定の商品がたくさんあった!
全員おんなじポーチを購入👝💫



こうして我々は出雲大社よりも先に酔い止め薬の効果をひしひしと感じながら帰路についた


気になる効果

単刀直入に効果はあった、かなり。

まず、参拝して2週間も経たないうちに人との縁が切れた。そんな兆しは一切なかったので タイミング的にも恐怖さえ覚えた。

当時の私は「オタク関係ないじゃん!!!!!!」と悲嘆していたが、(頭弱)
今となっては 好転をもたらす出来事になったし、 "良縁を招く縁切り" をここまで身をもって感じたのも人生で初めてだった。

肝心要なサマパラだが 私、一緒に参拝した友人、お土産におまもりを渡した友人ら含め驚くほどに無双していた。

昼夜で列違いのまったく同じ番号、別日もまた同じ番号を引くというようなことも起こり、座席を開いては「ちょっと待って…」の連続だった。

そろそろ 胡散臭さを感じ始めた人もいるかと思うが、書いてる当本人が1番感じているので(?)

今回はこの辺で(←水バナ?)

総括すると、オフシーズンの出雲大社、
全オタクにバカデカ声でオススメしたい!!!!

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