見出し画像

横浜と神戸 そっくりには理由があった

先日放送のfuturescapeのテーマが、『そっくり』とのことで何かないかなーと考えた時に、最初に思いついたのが『横浜と神戸』だった。

学生の頃、日本一周をしていた時のこと。
神戸に訪れた際、『横浜じゃん!』と思ったのが第一印象

港町、ポートタワー、中華街に異人館etc
重なる部分が多くて、とてもびっくりしたのを
10年以上経った今でも覚えている

旅をしている時に、正直都市部には魅力を
感じないのである。
どの街も良くも悪くも特徴がなく、
金太郎飴の様で似たり寄ったりなのである。
利便性や都市としての機能を追求すると
こうなってしまうのかなとも思った。

しかし、中には街中にお城や遺跡などがドンっと
存在する街や山の稜線や水辺等の自然との距離が近い街などその地域のアイデンティティを感じるところもあり、地元横浜はその最たるところではないかと思う。
※地元贔屓になってしまうのはお許しを…  

そして、神戸に降り立った時に
既視感を感じた訳なのだが、
街並みなんかも似ていて、『なぜなんだろう』と
調べてみると合点行くものがあった。

  • 震災が関係していた

それは、『阪神淡路島大震災』である。
言わずもな1995年1月17日に起きた大震災であり、神戸も多大な被害を受けていた。
子どもながら、朝起きてどのチャンネルも
このニュースがやっていて、
『大変なことが起きたのだ』と思ったのを
今も記憶している。

その大震災から復興する際、
街づくりの参考にした街こそが、
『横浜』
なのである。

同じ港町でというのもあるかもしれないが、
横浜もまた、被災をした歴史がある街なのである。
1911年の関東大震災で発生した瓦礫を集めて、
埋め立ててできたのが『山下公園』なのである。

地元では小学生の校外学習で山下公園に行くことが多いのだが、その時にこの話を聞いて驚いたのを覚えている。
観光地で賑わっていて、オシャレなイメージだったが、そんな過去があったのかと驚いたものである。

横浜のそういった過去もあり、震災から復興した都市という意味合いもこめて、横浜の景観、街並みを参考にされたのだとか。

何か似ているな〜と思うところには、意外ときちんとしたルーツがあるのかもしれないなと思ったのだった。
今一度、自分の生まれ育った街や住んでいる街のルーツを調べてみるのも案外面白い発見があるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?