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#128_「善意は役に立たない。仕組みが解決する」

米アマゾン社の創業者ジェフ・ベゾス氏が21年7~9月期に退任し、アンディ・ジャシー氏がCEOに昇格するというニュースが出ていましたが、これに関する日経の記事の中に、「アマゾンの物流施設で目にするモットー」として、

「善意は役に立たない。仕組みが解決する」

という言葉がありました。

まあアメリカらしいといえばらしいわけで、「善意」「倫理」「道徳」といった、個々人に内面化されたソフトローに依存できないので、「仕組み」というハードローに頼らざるを得ないということだと思います。

これ自体は真実だなと思う一方で、まさにその「仕組み」の設計が問題なのだと思います。

「仕組み」はタダではなくて、必ずコストが伴います。そして、一般論としては、ヒトに嫌々やらせるのはコストが高くて、自発的にさせることができたらコストが安いといえるでしょう。

問題はどうすれば後者に持っていけるかということです。これについては、その対象となるヒトというものを深い次元で理解する必要があると思います。

当然ながら明確な解はありませんが、よく観察すれば、手掛かりはあると感じています。その一例が、先日書いた以下のようなものかと考えています。

こういったものが他にあるか、あるとしてどういう仕組みによるものなのかが気になるところです。

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