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#カジュアルトーク

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フライング・ペンギンズ社内や社外の方との何気ない会話を切り取ったテキスト。きれいな結論や答えなどは特にありませんが、答えのない問いを繰り返して思考を続けたい思いで、更新していきま… もっと読む
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記事一覧

デザイナーからPdMというキャリアパス(w/松川 進さん)

フライング・ペンギンズの三瓶です。 Fireside Talksの3回目ではGNUSの松川さんと「UXデザイナーとPdMの違いとは?」というテーマでお話させてもらいました。配信告知記事でも触れたのですが極論、組織によるし、その会社がそれぞれの職種をどう定義するかの問題ではあるのですが、たまに見かける議論でもあったので敢えて取り上げてみました。 配信の中では実はそこまでこの議論していなかったりもするのですが(笑)、松川さんが持ってきた仮説として「デザイナーの上位職種としてP

UXデザインはうまく行かないから楽しい(w/岡昌樹さん)

フライング・ペンギンズの三瓶です。 先月、Fireside Talks #02にてポップインサイトの岡さんとお話してきました。「UXデザインの魅力や面白さがテーマ」というテーマだったのですが、特に印象に残ったのは岡さんのこのエピソードでした。 ・・・ 岡:自分がリサーチしなくても作れるプロダクトというか、推進できるプロタクトとそうじゃないプロタクトがやっぱりあるっていうのは最近すごくわかったんです。 最近ある病気の患者さんの医療機器のデザインをしたんですよ。 三瓶:

何がデザインで何がデザインじゃないのか

このテキストは9月に配信したオンラインイベント「Fireside Talks 01」のトークを抜粋して編集したものです。デザインっぽくないデザインの仕事について、またそれをデザインと呼ぶことについての所感を株式会社ゆめみ・MIMIGURIのエイマエダカツタロウさんを交えてお話しました。 三瓶:ここ3人はPdMとかPjMのようなキャリアが結構長いから、何でも自分でやるぞ!となりがちな感じの人たちなんですよね。たとえば僕なんかはサービスデザインの一環としてメディア運営とかイベン

どんな知識や経験もデザインの肥やしになるという話

土屋:最近つくづく、デザインとは何かを組み合わせる行為なんだなと思うんですよね。何かと何かを繋げるみたいな事からしか新しい事って出てこないから、結局そうなるとAとBしか知らないより、AからZまで知ってる方が得なんですよね。 たとえば心理学とUXなんかは、もう両方とも勉強してる人多いから、心理学を深く勉強しても、新しさには繋がらないかなって思ったりするんだけど、たとえばもっとディープラーニングを知ってるとか。はたまた宇宙、量子論とか、何かそういうのとUXがもしかしたら関係する

自分が得意だと思っていたことの解像度が少し上がった話

三瓶:最近凄く思うのは、個々人がすごく気になったりこだわってしまうポイントみたいなのって、すごくスキルに直結すると思うんですよね。「ついこだわってしまう」「つい気になってしまう」というのってめちゃくちゃアドバンテージだよな、と。 土屋:ああ。面白いですね。 三瓶:つまり「私はUIデザイナーになるぞ!」みたいな感じでめちゃくちゃ頑張ったとしても、実は自分の得意スキルそこじゃないかもしれない、という話なんですけど、でも一方で、ある程度突き詰めてやっていかないと向き不向きすらわ

UXデザイナーにクリエイティビティは必要か?

三瓶:UXデザイナーって「デザイナー」って入ってるじゃないですか。これって日本だと色々誤解の種であることが多い気がするんですけど。 土屋:そうですね。誤解されます。 三瓶:UXデザイナーって役割が幅広いですし、それこそ僕と土屋さんの間では「チーム内のコミュニケーター=通訳的な存在」みたいな会話もしましたけど。 何かもう少しUXデザイナーの仕事を表すいい言葉はないだろうか?とか考えることもあったりするんですけど、最近一周して、「デザイナー」でもいい気がしてきてるんですよね

どこまでが「現場」?

土屋:よく開発の話をしていると「現場」って表現が出てきますけど、三瓶さんは現場っていうとどんなイメージですか。 三瓶:改めて言われると、難しいですね。現場と言われると、実際ハンズオンでプロダクトづくりをしている場のイメージですかね。たとえば、プロダクトを実際に触らないで、作業者のマネジメントだけをしてる人たちがいるところは現場ではない、とか? 土屋:なるほど。それはイメージが湧きました。私のキャリアで言うと、7割ぐらい事業側にいて、3割ぐらい受託をやってるんですが、その定

カスタマージャーニーマップの難しさ

土屋:カスタマージャーニーマップに関する質問をよく受けるんですよね。上部に書いてあるフェーズってどういうの書いたら良いですかとか。 三瓶:ああ、あそこを決めるのは結構難しいですよね。 土屋:そうそう。自由度が高いので、あれをフレームと呼んで良いのかっていうぐらい。自分のサービスについて考える場合、どんな要素がいるのかっていうのを都度考えなければならないし、それが思いつくまである程度試行錯誤するときもあって。 三瓶:ジャーニーマップって構造的には凄く良く出来てると思ってる