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Aviaton etc. 航空一般情報

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2021年2月の記事一覧

チャレンジャーに乗る宮崎魂の侍チャレンジャー(このジェット機に乗ってます)

チャレンジャーに乗る宮崎魂の侍チャレンジャー(このジェット機に乗ってます)

2021年2月18日放送のFMぎのわん「玉那覇尚也のパイロットになろう」ではアメリカLAをベースに活躍するプライベートジェット機パイロットSHOTAさんにお越しいただいた。

終始ニコニコしてお話をするSHOTAさん。宮崎のなまり全開で気さくな人柄が印象のパイロットだ。一方で仕事に対する情熱と真剣さはさすがプロ!という二つの顔を見ることができた。

少年期での海外経験中学校と高校でアメリカとカナダ

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ここまで来たリモートレッスン@フライト編

ここまで来たリモートレッスン@フライト編

シミュレーター訓練時の人の組み合わせに革命が起こっているでも書いたが、コロナ時代に当たり前になったリモート方式がシミュレーター教育でも始まったのだ。

実はコロナが始まるかなり前から玉那覇はこのメーカーに対して、リモート教育システムを提案してきた経緯がある。理由はアメリカのようにどこでも空港があり、どこでも気軽に訓練ができる環境がない日本では、ぜひ必要なシステムだということを言い続けてきた。

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シミュレーター訓練時の人の組み合わせに革命が起こっている

シミュレーター訓練時の人の組み合わせに革命が起こっている

実機訓練の補佐的な位置付けでスタートしてシミュレーター訓練。

10年という歳月で色々な変遷があった。

補佐的な位置付けから、単独のツールとして、事前準備として、プロシージャートレーナーとして、管制官をオンラインでリアルで組み合わせる方法、色々な活用方法、そして試験でも実施されるものにまで到達。

シミュレーターの使用方法について、今回はペアリングのお話。

未経験者と教官の組み合わせ
操縦のイ

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自分の指導を指摘される大切さ

自分の指導を指摘される大切さ

自分の指導方法を他人から指摘されるという経験は、指導者としての技術向上でも大切だが、指導される側の立場になると絶対にやってほしい点。

玉那覇の世代では、小中高大学と基本的には授業を受ける側には授業をする側へのフィードバックがない時代だった。大学になって初めて授業科目を選択するという権利があったぐらいで、授業の評価もなかった時代。

先生=絶対 という式が成り立っていた時代。

唯一小学校6年生の

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元FAA試験官として思うこと(まとめ)

元FAA試験官として思うこと(まとめ)

これまで6回に渡って書いてきた記事。ここでまとめてみたいと思う。

その道のプロが見極める元FAA試験官として思うこと(任命までの過程編)で書いたこと。

フライトインストラクターとしてソロフライトや実地試験の見極めの経験

航空会社のチェックエアマンとしてプロとして見極めの経験

いずれもFAAから直接指導されて見極めのプロになっていること

許可される試験も試験官の経験によって異なる。最初はP

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元FAA試験官として思うこと(任命前の実地試験のフライト試験編)

元FAA試験官として思うこと(任命前の実地試験のフライト試験編)

元FAA試験官として思うこと(任命前の実地試験のオーラル試験編)では試験官候補生へのFAA審査官のオーラル試験の内容について少し書いてみた。

今回は最終フェーズの最終となる実地試験について、フライト試験について書いてみる。

フライト前のPre Flight Briefingオーラル試験の時には、期待する回答が求められない場合には、質問の方法を変えたりして別のアプローチから受験生の知識を確認する

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