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マヤの13の音ってどんな音

マヤ暦で言うところの13の音、それはいったいどの音なのか。

C4から音階辿って音8でオクターブ上がってそこから上も音階たどってA5に至るのだろうか。

いや、平均律はバッハの時代。マヤとの交流があったはずがない。

当然時代も地域も違うのでオクターブの半音階はあり得ない。

ならば西洋音階では表せない独自の音階だったのであろうか。

マヤの音、倍数は倍音の関係。そこから想像できるのは自然倍音列。

音1を基音をC3とすると音2はC4、音3はG4、音4はC5、そして音5はE5と続く。ド-ド-ソ-ド-ミという並び。

ここまでの音の並び、ある曲が存在する。この曲は何か?詳しい方ならお分かりかもしれない。それは

R.シュトラウスの作曲した交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の冒頭。『2001年宇宙の旅』と言ったらどなたにもわかるでしょう。

オルガンのベース音にトランペットがド-ソ-ドの動機を。これすなわち音1から4まで、これを「自然の動機」という。そして音5のE5のあと半音下のE♭5をぶつけてくる。そしてC4-G4-C5-E5を繰り返し今度は半音上のF5をぶつける。

これは自然と人智とのせめぎ合いがここに盛り込まれていると言えましょう。

そこからニーチェの綴った壮大な展開がみられるのです。

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