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ハレとケ

今回のコロナ禍によって、再認識したのが、この『ハレとケ』です。

ハレは非日常、ケは日常という日本人の抱く世界観ですが、人はこのふたつを行き来しながら、心のバランスをとっているのだとしみじみ感じています。

私にとってのハレは、一人旅を兼ねたミュージカル観劇。今は東京メインですが、いつかは海外へ・・・行ってみたい劇場は果てしなくあります。

2020年、国内ミュージカルは日本初演作品や節目を迎える作品もあり、まさにハレ尽くしのはずでした。私も、観劇予定の作品がいくつかありましたが、今年はまだひとつもミュージカルを観劇できていない状況です。

ハレ尽くしの予定から、ケだらけの日々になって4ヵ月ほど。最近では、身体と同様に心も鈍くなってきているような気がしてなりません。

ケの中で、有難さや気づきを感じることもありました。しかし、ハレから得られる体験は、やはり唯一無二。

心を動かされる機会が少ない中でも、心が固まってしまわないように、かけがえのない記憶を呼び起こしては、劇場の再開を願う毎日です。

今後は、この記憶を少しずつ書いていけたらと思います。


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