今週の一冊「大菩薩峠 01 甲源一刀流の巻」

自分の読書録も作ってみます。

まずは今読んでいる、中里介山の「大菩薩峠」から。書籍版もありますが、Kindleに青空文庫版があるのでそちらで読み始めています。無料なもので…。

実は恥ずかしながら全く知らなかったのですが、大正期から昭和期の文学として高校日本史の教科書に載るほどの有名作です。

で、試しに‥‥って読み始めてはまってしまい、隙を見つけては読み続けています。古い文章でありながら手に汗握る展開。また幕末の有名人もさらっと出てきて、時代物としても魅力に溢れています。登場人物も、狂気の剣豪から老師範、伝説的な盗賊、剣の強さに惹かれて夫を裏切る女、翻弄される少女と様々な人間模様が繰り広げられます。


一方で、全体が芝居臭くてサラッと通り過ぎる夢の中のような感も覚えます。それほど文の運びが軽いのもあるのかも。

いずれにしろ全41巻のうちの初巻。じっくり味わいながら折々の感想を書いていきます。

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